■スポンサードリンク
日蝕
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
日蝕の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.11pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
インテリが相当の努力をしたのだろうという印象はあるが、作家としての輝きは微塵も感じない。 題名などからも、三島由紀夫をリスペクトしているのだろうが、到底彼の足元にも及ばない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりですが、私にはあいませんでした。(悲) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
言葉違いや文章表現が芥川龍之介が書いた作品のようで、期待していた新しさは無かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文面は難解であり読み応えがあるが、当て字が多くさらに表現が難解である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネット買ったから仕方ないのかもしれませんが、非常に汚かったです。表紙も裏表紙も新品とは思えませんでした。買おうて思っている方は書店で買われることをオススメします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリ的には「いろいろ不思議なことが起こる」だけなので、読み終わって「これで終わり?」と思ってしまった。 短編だとこんなのもありかもしれないけど、これだけの分量でこの内容だと時間を損した気分。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
平野啓一郎のデビュー作『日蝕』。芥川賞を受賞し当時は話題にもなり40万部も売れたとか。 文体は、擬古文もどきで現代の言行一致文に読みなれた読者には読みにくいかもしれません。擬古文もどきと書いたのは明治の作家が書いた擬古文とは違うからですが、それはいいとして、錬金術、両性具有者、中世キリストとなにが書きたいのかよくわからないメルヘン小説です。空白のページで時の経過効果を狙った実験的な要素もあるようですが、読んでいて私は、失笑してしまいました。 擬古文でも読んで、文学的教養を培いたいのであれば、まあ、100年後も読まれているであろう、鴎外の『舞姫』、露伴の『五重塔』、一葉の『たけくらべ』、鏡花の『高野聖』でも読まれた方がよろしいかと思います。 しかし、 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
テレビの対談等で興味を持ったが、古い感じが私には合わなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
難しくて止めていないまんま ページが進まなくて イマイチでした。 悲しい | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
漢字が難しい、という意見が前はよくあったように記憶しているが、漱石や中島敦の作品の方がよっぽど難しい漢字使ってる。 三島由紀夫の再来とか言われたらしいが、三島由紀夫には大理石の彫刻のような色っぽさが常に漂っているのに対して、これはそういう色っぽさがあまりない。あったとしても上手い書き方ではない。 それなりの芸術性はあると認めることはできる。でもなにぶん若書きで、奥深い構造なども感じられず、ただ表面の難しさでそれらしく作り上げたもの、と言えるのではないか。芥川賞をやるにはまだ早すぎたのではないかと思われる。文章が一見下手そうに見えても、具体的な実感のある小説を書ける作家もいる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私には難しすぎました。 でもこの本を読んだおかげで ”葬送"を買いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
メディアでずいぶんと持ち上げられていたから読みました。 大仰な舞台装置を振り回すくせにそれらは結局ただのこけおどしにすぎませんでした。 アンドロギュノスだとか、おどろおどろしい単語の持つ既成のイメージを並べれば そりゃあ「なんだかものすごそう」な感じを出すことだけはできますが、結局のところは 何もない。 最後まで読めばさすがに何か出るのでは、と期待して苦痛に耐えたのですが、 結局裏切られてしまいました。 途中で見切りをつける眼力を養いたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文章から素材・内容に到るまでツウが好みそうなものをふんだんに盛り込んだにも拘らず、逆にヒンシュクを買ってしまった典型例。 特に文章が虚飾で、小難しい語句を不必要にベタベタと貼り付けただけの悪文にしか見えない。仰々しい文章で埋め尽くされているがその必然性は希薄で、キザな表現ばかりが鼻につき美文にまで昇華されていない。 一文一文に全霊を込めて書いたのは認めるが、そもそもこんな大仰な文章で綴るような話でもなかったし・・・ 当初の"三島由紀夫の再来"という触れ込みは主にこの文章表現のことを指していたのだろうが、三島氏の場合、難解語を駆使せざるを得ないほど深遠な美学の世界を構築するのが真骨頂だったからであり、なにも必要も無いのに小難しい語句や言い回しを使っていたわけではない。 それに三島文学の場合、そういった難解語でも不思議と理解できるような臨場感が醸し出されていたが、この本にはそれを可能にするほどの文章構成力も無く、結果的に無味乾燥な難読・難解語の羅列に終始してしまっている。 こういう作品に対してかような宣伝文句が適用されるというのなら、小難しく衒学的な表現だらけの作品はみな"三島由紀夫の再来"で売り出せることになってしまう。 それ以前に、文学に精通しているはずの出版側は、本心からこの宣伝文句どおりの作品だとみなしていたのだろうか? もしそうだとしたら、この人たちの見識を疑ってしまう。 本作は三島由紀夫の模倣にすらなっていない、難読・難解語が多いのが共通しているだけである。 amazonの内容説明文にもまだ使われているようですが、著者自身もこのキャッチコピーには否定的なようだし、もう封印したほうがいいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
擬古文調の文体、前半にこれでもかと出てくる中世ヨーロッパの知識、茶髪にピアスという風貌など全て作家としてデビューするため狙ってやったものでしょう。はったりが効き過ぎたのか出版社の一儲けしたいという意向なのか(近年ではKAGEROUのポプラ社)みごとに芥川賞を最年少(ここも出版社の興味を引いたに違いない)で受賞されています。擬古文はもうやめてしまっているようなので、やはり本人の本当の作風ではないのでしょう。 「鏡の影」の影響に関しては[...] に詳しいです。自分としては「鏡の影」に出てくる魔女焚刑、処女懐胎のモチーフを、魔女焚刑→神との合一(錬金術における黒化、白化、赤化)に変えただけのように感じます。個々のプロットの類似はむしろ消そうと努力している跡が窺われるのですが、小手先だけなのでうまくいかなかったのでしょう。 ただ、はったりに見合うだけの努力と、短期間で物にできる頭の良さを買って☆2つにしました。 (皮肉ではありません。かなり頭のよい人だとは思います) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
平野氏の『日蝕』が開示する世界に、哲学的で文学的なそれは全くもって見出だせなかった。 難解な言葉、擬古文、氏のペダンチックな趣向で構築されただけの形骸的な作品であり、表現力が欠落していて、しかも、洗練されてないレトリックが余りに目立ち、読むに堪えない。 一頁ずつ丹念に解いていった時間が無駄になった。 最早、文学などではない。 氏は雑学王にでも、なっていれば良い! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
暗号みたいな表現だらけの文体に苦労しながらラストまで読んでみたら、 「射精」こそが霊肉一致の瞬間!みたいな〆方に「開いた口が塞がらない」状態だった覚えあり。 平野氏の宗教に対する考え方が高度過ぎて理解が及ばなかったのかもしれないが、自分は「中世ヨーロッパについての薀蓄本」、ないしは「性を至高の存在として称え祭った『擬似』宗教文学」という印象しか持てなかった。 もし平野氏と酒を酌み交わす機会があれば、この作品に篭められたテーマについて納得行くまで質問攻めにしたいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
芥川賞受賞作でありながら異様なまでに酷評されているので気になって読んでみました。はっきり言って微妙な気が 書き出しや舞台設定は非常に魅力的で引き込まれるのですが、読中、読後なんの感銘も感動も受けることはありませんでした。 僕の場合、読み進むにつれ、「描写の巧みさ、視点の鋭さのない作品だな」という印象が頭に浮かび、所々で必然性なく登場する用語に苛立ちを覚えるようになりました。 で、最後まで読んでみたら凡庸なストーリー。作家のデビュー作としては並なのかもしれませんが、これで芥川賞は酷過ぎる。そもそも純文学に該当するのかも微妙。 でも、中世を舞台にしたお話として捉えれば並の作品ですので、そういうのがお好きな方にはオススメ出来ます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
15世紀のフランスを舞台にある一人のカトリックの僧がフィレンツェを目指す途中で立ち寄った村で錬金術師と出会うのですが...という滑り出しなのですが、古い漢字か、当て字なのか分かりませんが全編古い字を使ったことで情緒は出ていますが、読みにくい。時代感溢れる演出ですが、もう少し上手く出来ないものか?とも思います、読みにくいことだけが良くないのではなく、読みにくさがあったとしても得られる何かの方が大きければ何の問題もないのですが、私にはデメリットの方が多く感じました。また、どうしても「薔薇の名前」が頭をよぎる構成といいますか、展開でして、「なんかどこかでみた」とか「似たような展開を何かで憶えてる」とかを感じさせます。意図したものではないかも知れませんが、そんなちょっとした違和感や演出がどうしても「読ませたい物語」よりも「びっくりしてくれた?けっこう上手いでしょ、私」的なる自己顕示欲に見えてしまう(もちろん私にとって、です)のです。これは技術的問題で、最初から上手い人はいないのでしょうけれど、その加減が私には鼻につく作家さんである、という傾向を感じ取れたので、しばらくはもう良いかと。でも、誰かからススメられると読んでしまいそうではあります。特別毛嫌いする程、耐えられない程ではありませんが、私の中の平野さんについてはおなかいっぱいな感じです。 特にオススメではないのですが、「薔薇の名前」の世界が(映画でも、本でも)お好きな方にヤヤ、オススメします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作家本人はこの呼び名も、それが読者の障壁となることも気に入らないようだが「擬古文体」とでも言うような文体が読みにくく、最初はなかなか入っていけないかった。 物語そのものは、精神と肉体それぞれの宗教的な昇華の瞬間の目撃譚というような内容である。時代設定や場所、さらには宗教にも馴染みがないので、いつまでも違和感が残る。 しかしそんなことよりも、何がこの若い作家にこのような作品を、このような形で書かせたのかという点に惹かれた。しばらく作品を追いかけてみないと判断はできないと思えたが、作家は物語が要求するスタイルであって、作家個人のスタイルではないと言っている。やはり気にしてみて、そのうちに自分の評価を下したい作家だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全編はじめて見るような難解な言葉のオンパレード(といってもちょっと本好きの日本人なら問題ありません)です。 どうでもいいことまで小難しい言い方にして何の意味があるんだろ? この小説を平易な文章に変換すると、神秘の霧がはれて、“で?”っていう駄小説が姿をあらわします。 読了時の感想は中学生の時に書いた自分の日記を10年後に発見して読んだあとみたい。 一言で言うと“恥ずかし〜!” 真理とか、自分の存在理由ってなんだろうか?とか中学くらいに皆考えるでしょ? そんな感じの小説です。 読んでもなんの感動もないっすよ。 中世ヨーロッパを舞台にした神秘小説ですが、我々現代の日本人に通じるテーマなどまったくありません。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!