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Aではない君と
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Aではない君との評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 21~40 2/6ページ
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ある日突然、息子が逮捕され、犯罪加害者の父親になってしまった父親の心の葛藤が、話しの軸になっています。子供を持つ親としては胸が張り裂けそうなシーンが何度かあります。『更生する』『罪の重さ』を説いた小説のような気がします。読み応え、ありました。 | ||||
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素晴らしい作品です。 | ||||
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またしても考えさせられる本だぁっ! 天使のナイフが被害者側だとしたら、今作は加害者側。これはぜひ対で読むべきだと思った。 一時の感情で少年法の是非を問うてはいけないけど、どちらの立場に立つかで印象はガラリと変わるよね。 一概に良い悪いとは言えないデリケートな問題。でも大人はその問題から目を背けてはいけない。きちんと向き合っていこう。 | ||||
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殺人を犯した少年の父親が、苦悩と後悔と迷いの日々を送る姿を描いた作品。 著者の十八番(!)のテーマで、相変わらずのどよ~んと重い作品となっている。自分も息子を持つ父親として、主人公に自身を重ね合わせてしまい、さらにどよ〜んとしてしまった。 息子が殺人を犯し人生がガラリと変わってしまった父親。本作品は、少年の殺人に至る動機が謎として提示される。しかしながら、自分は、その解明よりも父親の目線で少年を見続けることとなった。父親が、決して強い人間ではないからこそ、真に迫っているのだ。・・・でも、どよ~ん。 | ||||
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法律、倫理、慣習、人情、どれが大切なのか。 | ||||
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父親の気持ちが自分だったらと考え深いものであった けっこう入り込んだ。 | ||||
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帯も付いている綺麗な本でした。 | ||||
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親の立場、子どもの立場、加害者の立場、被害者の立場。どれもものすごく共感してしまう。でも殺人はもちろん許されないということもしっかり理解できる。 子どもが中学生になったら読んでほしいです。 | ||||
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よくある物語なんだろうがこれはつらい。どうしていいのか分からん。親権をとられ離婚した男が子供との接触回数が少ないと詰られるのは解せない。 | ||||
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少年犯罪を題材に家族のあり方とは何か?をつきつけられる。なぜ加害者である少年は黙秘を続けるのか。以前テレビドラマで放映されていたけれど見逃していた。でも活字でも十分楽しめた。まさかのエンディングにはどこか救われた想いも。 | ||||
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わが子か犯罪者になることの苦悩はよく表現されていたが、 親の離婚だけが原因のように書かれているのは、不服。 | ||||
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good | ||||
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最近、離婚が増えている。 その時、子どもはどのように思っているのか。 その結果、親は子どもを支えていられているのか。 日常生活に追われ、ほったらかしになっていないか。 一方で、子どもの友だち付き合いが変わってきている。 外遊びから家遊びになって、からだを動かして発散しなくなった。 社会や学校では無鉄砲に器物損壊するやんちゃは排除されている。 そして、子どもの行動は益々根深く陰湿性を帯びてきている。 思春期という多感な時期。 親がしっかりと子どもを見守っていく必要がある。 社会や学校もしかり。 少年が犯してしまった罪。 本書では、その少年とその親の心模様と心の葛藤を描いている。 突然、降ってわいたような悲劇。 固く閉じてしまった真相が明らかになる。 少年はシグナルを出し続けていたのに気づいてやれなかった親。 取り返しのつかないこととは、心なのか、体なのか。 | ||||
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薬丸岳氏の中で一番良かった本です。 殺害に至るまでの過程とその時の心情、審判の経緯、被害者への謝罪、更正の難しさ、そして家族の支援と関わり方等。いかにも、実際に起きた事のように、繊細かつ丁寧に書かれています。読後は、難問題を読者に提起されたみたいに、考えさせられるよくできた本です。皆さんにもお薦めしたいです。 | ||||
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以下ネタバレ含みますが、 僕も中学生時代にいじめ被害に遇い、作品中のいじめよりもずっと軽度だったにも関わらず、20歳位まで毎日毎晩欠かさず悪夢にうなされる後遺症を患ったので、 『彼』の気持ちは痛いほどよく分かるし、 『彼』が悪いとは思わないし、 様々あった『彼』の友達になりたいと心から思え、 そう思えただけでも、僕には素晴らしい作品でした。 ただ一点、作品中のテーマの1つに『心の殺人と身体の殺人、どっちが悪い?』という作品中の答えに、読んでる間は納得したものの、 心の殺人という意味には、いじめ被害は勿論、性犯罪被害もよく『魂の殺人』という言葉が用いられるわけであり、両方の被害者が実際に自殺という形の死を迎える事も多々あるのが現状という中、 それでも心の殺人者は、絶対に殺人犯として逮捕される事はありません。 自殺という死を迎えなくても、被害者が様々な後遺症に長らく悩み、最悪な後遺症として毎日フラッシュバックというリアル過ぎる犯罪被害の再体験を繰り返す地獄を味わおうとも、 心の殺人者が罪に問われるのは、犯罪立証の全てが上手くいったケースで、せいぜい暴行や強姦等の懲役です。 よって上記の事を踏まえた場合、作品中の一例のみで『身体の殺人の方が心の殺人より悪い』と結論付けるのは違うなぁと思いました。 また個人的には、心の殺人の最悪の結果としての自殺をリアルに知る者として、 心の殺人被害者が復讐殺人をおかしたとしても、おかした後であれば、 『全く悪くない』と思うし、『過去ではなくこれからの未来を後遺症に悩まされず如何に生きていくか?』というアドバイスをしたり、相談に乗ってあげたいとは思うものの、 復讐殺人をおかす前の計画段階で知る事があれば、 『そんな愚か者のために、懲役という拘束隔離された人生を歩んで欲しくない』と説得しますし、 そういう説得材料として、この作品が『心の殺人被害者が復讐殺人を果たしても、何も良い事はなく、世間は心の殺人被害を認めてくれないから、あんな愚かな心の殺人者のために人生を無駄に消費すべきではない』というメッセージとして、 心の殺人被害者の方々に突き刺さる、そういう作品になって欲しいと心から願う次第です。 | ||||
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興味があるテーマ且つ真相究明ストーリーに夢中になる。とても重く辛い小説だが、他人事ではない。住んでいる地域や環境、親の仕事や価値観、友人関係など、自身に関わる何らかの不一致が人生、生活環境を崩壊させる可能性があり、犯罪を犯さなかった事はたまたまだったのかも知れない。小説としては良質の2時間ドラマ風ではあるが、自分に置き換えてしまい恐怖に呑み込まれそうになる。気になったのは、多分裁判での犯行の説明を省略した事。殆どは裁判の前に明らかになったが裁判ではどう表現し解釈しているのかが不可欠であったと思うので小説の重厚感が半減した。女子高生コンクリート詰め殺人事件や神戸連続児童殺傷事件とは違いこの小説の事件は情状酌量であり、いたたまれない。依存や期待、信頼が強い程ボタンのかけ違いで憎悪になる事が恐ろしい。子供の頃から信念のある人間に、人格者に育てねばならないのか。 | ||||
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一気に読みました。 最後は大きくため息ついたかな。 犯罪加害者の家族について深く考えさせられた。 | ||||
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タイトルから受ける印象よりも軽い内容になっている。もっともっと落ち込むような内容だとばかり思っていた。 酒鬼薔薇事件のような「突発的ではない計画的で残虐な犯行」を犯した少年Aのその後…を期待して読んだら、主人公はどこにでもいる気の弱い少年で友人を殺した理由にもそれなりのものがあった。 この内容だとあとは読み手が「こんな被害者は殺されても文句は言えない」といじめられた側の立場で憤慨するか、「それでも殺しちゃいけない」と正論で物を言うか…の二択しかないんじゃないの?と思っていたけど…。 私はこの本に書かれているもっとも大事なことは著者が恐れずに出した結論にあると思う。 「心と体どちかを殺した方が悪いか」それに対してきちんと結論を書いている。 これはなかなか難しいことなんじゃないか。 殺されなければ親はいじめっこだった息子を叱りつけ正すことが出来た「かも」しれない。 殺されなければいじめっこだった少年はどこかで自分の過ちと向き合うことができた「かも」しれない。 その「かも」を奪ったことが腹立たしいのではなく、著者は悲しくてやるせなくてしょうがないんだと。 心を殺され、相手を殺した少年は苦しみながらも親に、周りに支えられ時に蔑まれ軽蔑され…それでもこれからも生きていく。 「ガキの頃からそんなえげつないいじめをしてる奴がまともな大人になるわけがない」という意見もごもっともだと思う。でもそれを第三者が決めつける権利なんてないはず。 どこからまともでどこからが異常なんだろう。 私から見れば「ペットを殺させるような奴は殺されて当然だ」という意見も十分異常だと思う。 勿論ペットを殺せと命令し脅迫するような奴も異常だけど。 我が子が人を殺めた。それは自分の心を守る為に致し方なかったとしても「殺して当然だった」なんて親はどうなんだろう。 自分が当事者になってもいないのに白黒はっきり自信を持って言える人間ほど怖いものはない。 この本を読んで一緒に悩める、悩みに悩んで苦しむ、そんな人間でありたい。 薬丸岳の本はいつも本当に優しさに溢れている。 | ||||
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※削除申請(1件)
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どう考えてもいじめた被害者とその親が悪いでしょう。読後感最悪の本です。こんな理不尽で酷い話書いてほしくなかった。 動物の命も重いです。許せない。 ノンフィクションで本当に良かった。これが実話だったら、トラウマになって立ち直れなかった。 | ||||
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ドラマ放映日に図書館で偶然見かけ、気になったので借りて読みました。 重いテーマですが文章が平坦で文法もしっかりしていたので一気に読んでしまいました。 登場人物たちの、言葉だけでは言い表せない様々な心の動きが文章から伝わってきました。 他のレビューにも色々な意見があるようにそれぞれの立場で言い分はありますが、「人の軀を殺す(※あえてこの表現をしますが)」という行為の罪の重さを改めて考えさせられる作品でした。 個人的に、主人公の、親としての立場での考え方・寄り添い方には共感出来ます。 もっと早くにこうしていれば・ああしていれば・・・等ということを他人がどうこう言うのは酷だと思います。 言葉は全ての感情を表現出来得ず、とはいえ言葉が無いと伝えられないことも山のようにある。 だからこそ他人をを思い遣り尊重することが大切なのだろうと理屈では思うが、自分自身を振り返って見てもそんな余裕が無いときもしばしば。 それ故に傷つけ合うことは日常生活に大小氾濫している。 だが、後悔や反省が出来るのは、生きているからこそなんだろう。 読後は言い表せない暗い気持ちの間に時々ほんの少しの光が垣間見えるような、そんな感じでした。 | ||||
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