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Aではない君と
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Aではない君との評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 1~20 1/6ページ
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この本を読み始めたのは明確な動機がある。最近私はある裁判を傍聴した。その裁判で被告になっていたのは19歳男性。1年と少し前にある場所で同年齢及び1年下の複数と起こした暴行恐喝事件の犯人としてである。最終弁論を聞いたのだが、検察側からすれば極めて悪質、被告が主導的役割を果たしていたとのこと。一方弁護側視点では、被告は受動的立場であり、良くも悪くも周りに流されやすい。主張は対立している。さらに犯行の自覚も異なっているという。私としては、19歳という若い被告が何をしたのか、両親は果たして彼のことをどう見ているのかといったことが気になった。判決はまだ出ていないし、恐らく判決を聞いても真実はわからないだろう。果たして、親としては彼とどう向き合うのだろう、そしてこのような裁判で裁かれるのは当事者はどのような心情になるのだろうと疑問に思いつつ検索して引っかかったのが本書である。 小説として、実に素晴らしかった。Aではない君と、というタイトルは、この小説が罪を犯した息子を持つ加害者の親視点で書かれているから。息子が罪を犯したとき、親としてどういう感情を抱けばよいのか、そして被害者とその親に対してどのような気持ちを抱くものなのか、真相をなかなか語らない子供への向き合い方はどうするのか。。小説では有り、その答えはあくまでも小説上のものでしか無いが、私には膨張した裁判のことも合わせて、当事者的心情を体験するに十分な内容であり、今は少し虚脱状態。読んで良かった。 | ||||
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新品と書いてあったけど表紙の上と下と角がほつれたみたいになっている 一度読んだ本を返品されて新品として売っているように見える 新品とは違う | ||||
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そんな当たり前のことに気付いた 少年犯罪は特にそうだと 少年Aが殺人を犯す動機が描かれている部分は本当に胸が苦しくて堪らなくなった もう読むのを止めようか?とさえ思った それほどまでに重い内容 でも、少年犯罪がどのように司法に扱われるのか、そしてメディアには取り上げられない「真実」がどれほど多いのか勉強になりました 他の方のレビューにもある通り、中高生に特に読んで貰いたいです 「人の心を殺すのと、人を殺すこと」 この2つがどれだけ多くの人生を滅茶苦茶にすることなのか 若いうちにキチンと理解して欲しいです | ||||
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終始、翼にイライラしてました。 いい加減話せよ…と。 しかし、そこには明確な理由があり、自分も父親と同じように相手の背景への思考が及んでいなかったことに気がつきました。 感情のサインを読み取ることの難しさ、近い間柄だからと慢心してしまうこと、感情と事実の乖離による葛藤。 様々なことを考えさせられる作品でした。 | ||||
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子を持つ親に、一度は読んでほしい そんな作品です。 | ||||
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重くて重くて、でも展開を探りたくて… 一気に読んだ。 少年犯罪、殺人、もしも我が子が…と思うと、なかなかキツかったけれど、背景に何があったのか、どうして?なぜ?と最後まで目が離せなかった。 一読あれ。 | ||||
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薬丸岳の世界観を是非一度。 | ||||
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ほぼ半分が、面会できるのできないのって、だらだら綴られる。 まったく話が前に進まず、いい加減、飽きる。 つうか、飽きて読むの止めた。 つまんなすぎ。 | ||||
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『天使のナイフ』と真逆といってよい命題を作者がどう描くのか気になって読んだ。 結果、期待外れ。 作者の中ですでに答えが決まっていて、それに沿うように物語を作ったようにしか見えず、「あなたの代わりに悩み、苦しみ、書いた」ようにはとても思えなかった。 作品としての出来は悪くないのだが。 | ||||
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親から愛されなかった子供は、この世を生きづらい。ただそこにいるだけでいいんだよ、という承認欲求が幼い頃から満たされないと、自信がなくて、世の中の小さなことにも動揺して、生きるのがつらくなる。しかも、両親が離婚していると尚更だ。なんのために自分が生まれてきたのか、自分は両親の厄介者だと思ってしまう。 この小説は、子供を愛していなかった父親が、必死に、子供を愛そうと葛藤していく物語です。 もっと、親が子供の変化に気づいてほしい。よく見てほしいと、祈らずにはいられません。 私の母は、よく気づく人でした。今、愛されていたんだな、てありがたく感じます。そして、私はお母さんが大好きだったんだなと気づきました。この物語を読んで、よかったです。 | ||||
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読んでいくうちに期待したどんでん返しは結局なかった。だからこそ現実味がまして、怖さがました。翼はどんな人生を送るのか、この物語の続きも知るのも怖い。 | ||||
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読むのが辛い。苦しい。 が、読むことに価値があると思う。 何で人を殺したらいけないのか? いじめとは犯罪ではないのか? 親の存在とは? 色々と考えさせられる内容でした。 | ||||
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最初の下りは長く、退屈でしたが、徐々に親の心境が加速して展開される。罪を償うこととは、考えさせられました。 | ||||
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「体を殺すのと、心を殺すのは、どちらの方が悪いのか」少年Aの心の叫びです。 殺人現場で何があったのか、という謎解きではなく、あくまで登場人物の心情に焦点が当あてられています。 少年Aが、少年院に送致された後の話も、書かれていて、感動しました。 | ||||
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「小説にこんなことができるのか」と高橋克彦氏は言ったそうだ(文庫本解説) その通りだと思う。 ページをめくる手が、止まらない。 一つも見逃したくない。 はっきりと情景が、その場面が浮かび上がる。ただの読み手の自分が、まるで当事者になったような錯覚さえ持ってしまう。 少年法については、さまざまな意見が紛糾しているが、命そのものを見据えた考察があっただろうか? 作家の眼差しを感じた。 暗く固く閉ざされた胸の奥に、一筋の光が射したように。 | ||||
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友人にすすめられて。細かいツッコミどころはあるけど、テンポよくまとまって良い作品に仕上がっていると思う。 あの有名な少年犯罪の加害者の親がマスコミの前でどこか上の空で他人事のような態度をしていた理由が今、わかる。事実を確認したり現実のこととして受け止める間もないのだろう。 ドキュメンタリーとフィクションを織り交ぜたような内容だったけど、終わり方はちょっと拍子抜けだったかな。 | ||||
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最近はスマホの魅力にほとんどの本が負けてしまっている中で、この本はスマホを忘れさせる力をもった本でした。すごく感動しました。 心を殺すのと体を殺すのとどちらが悪いのか、という命題に対してしっかりと最後に納得できる形で答えが示されていたのがよかった。 親の子に対する関わり方がどんなに大切なのかを改めて思い出させてくれる本でした。今日からの子供たちとの時間を引き続き大事に過ごしたいと思いました。★5では足りないくらい久しぶりに本で感動しました。 | ||||
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途中まで面白く読みましたが、愛する動物を殺させられたくだりから、気分が悪くなりました 被害者にも加害者にも感情移入できません 読後感最悪でした | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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非常に重たいテーマの小説。離婚して妻が親権を持ったため離れて暮らす息子が、殺人容疑で逮捕された。その父親の物語。 父親は自責の念を抱き、悩みながらも息子に寄り添っていく決断をする。そして、何も語らない息子が、なぜ友達を殺すという凶行にいたったのか理解しようと努力する。その努力する姿は立派だが、妻とのやりとりでときどき、「こういう男いるよね、女性の『仕事』を見下して、俺の方が仕事が忙しい、子育ては妻の責任だと思ってて…」と感じる場面が出てくる。だからこそ夫婦がうまくいかず離婚したんだろうし、子どもの心にも取り返しのつかない傷を残す。 事件が起きてからでは遅いが、主人公の父親はそんな自分の間違いにも気づきながら、これからどうすればいいのかを深く考えていく。 東野圭吾の「手紙」同様、殺人という罪がどれだけ重いものなのかが結論としてわかる展開になっている。たとえこの少年が根本的には悪くないとしても、殺人を犯すということは、言い訳のしようもなくやはり悪いことなのだ。子どもが「どうして人を殺してはいけないの?」などと聞いた場合、うまい答えはないものかと思うけど、この小説を読めばなぜ殺人がいけないのかよくわかる。でもそれは決して一言では説明できないものだ。 この著者の他の作品では「友罪」を読んだことがあったが、他にも良い作品があるようなので読んでみようと思います。 | ||||
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