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十万分の一の偶然
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十万分の一の偶然の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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以前TVドラマ化されていたのを見て、原作を読んでみたくなって買った。正直なところ「すごく昔の話」な感じ。だから原作をそれに沿ってドラマ化するのはムリで、結局「インスパイアされて作りました」なくらい別の話になっていた。本編の内容は「時代が昔すぎて」いい悪いは言えないが、読んだタイミング的に「今は平和な時代になった。戦争もほとんどなく・・・」のような文言を読んで「羨ましい時代だったんだな」と、殺人事件の話なのに妙に羨ましく思えたのが一番強い印象。 | ||||
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「偶然を待つということは、その偶然が予知されない偶然ではなくて、かならず起きるという偶然、つまり必然ですね。・・・」 | ||||
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TVを観て、検証のために原作を読みましたが、 流石清張さんでした!時代設定が違うのに、あの時代に 良くここまで出来たと、関心しました。 | ||||
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ニュース写真最高賞に凄惨な東名高速事故を撮った写真が輝いた。果たして本当に十万分の一の偶然と評されたチヤンスで写されたものだったのか?・・・・・・。真の報道写真とは何か、其の姿勢までも問われる時代を超えた傑作。少し逸れますが、iΡS騒ぎの森口氏の例が示すように、マスコミの資質がかなり低下してしまっているためガソ、ネタがあまりにも多い昨今の時代、報道のイロハから学び治してほしいものです。中に優れた発信者もいますが。僭越ながら、私は本物の十万分の一の偶然で2008年7月10日鉾田沖の特殊蜃気楼の撮影に運良く成功しましたが、一部の新聞を除き正当な評価をいただけませんでした。 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算196作品目の読書完。1982/01/30 | ||||
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週間文春1981年 総合5位 高速道路の事故で婚約者を失った主人公。報道写真から、事故の真相を追求していく。偶然なのか、それとも仕組まれた必然なのか ・・・ 報道写真に過熱する素人カメラマンの実態を描いた社会派推理小説、といわれると、そうかもしれない。が、ブンガク然としたその昔の作品と比べると、文章が読みやすくなっていてるだけに、かえって、薄っぺらく感じてしまう。カメラや、大麻なんかの薀蓄も、とても冗長な印象を受ける。 つまらないわけではないけれど、松本清張が書かなくてもいいよなぁ という作品。 | ||||
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推理小説というと、事件が起こって、その犯人捜しというのが、筋なのだけれど、ときに松本清張はちがう事を目論む。 ホントに推理小説を書く。 「推理」なので、主人公が事件に対して推理してそれを検証していくのだ。 だから、殺人事件が起こるとは限らない。 この「十万分の一の偶然」もそうだ。 事件は冒頭に起きるのだけれど、犯人捜し? トリック暴き? それとも復讐もの? 読み進むたびに、松本清張はどのパターンの小説にしたんだと、そっちが気になっていく。 ラストを迎えるまで悩ましい。非常に高度な「推理小説」だ。 | ||||
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松本清張の推理小説のなかで、特異な文体でかかれているユニークな作品である。いつもの清張なら感情的な文章でも説明的な文章でも、清張本人の顔の見える文体である。しかし、この作品の清張は、どこかあちらの世界を向いていて、文体に地に足のついた感じがしない。読んでいる最中に、「おや?」という違和感を覚えた。こんな経験は清張作品のなかで、後にも先にもこの作品だけである。この虚ろな感じが、この作品の雰囲気や謎解きに大いに貢献していると思う。「特殊な清張」が読みたいなら、この作品ははずせないなと感じた | ||||
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遅ればせながら、松本清張を初めて『読』みました。 黒皮の手帳、砂の器、点と線…などは全部『見て』いたので…。 今読むと古い描写であると感じる所は多々ありますが、それでも巨匠の表現をじっくり味わう事が出来ました。 ミステリーとしては、犯人が分からず、じっくり謎解きをすると言う物ではなく、犯人の目線で、ターゲットを追い詰めていく過程を読んでいくという感じです。 そのせいか、長い小説の割にサクサクと淡々と読める感じです。 | ||||
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