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老人と海
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老人と海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全187件 161~180 9/10ページ
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ずいぶん前に読んだときも、何とも言えない感動を覚えたが、 十数年ぶりに再読して、その思いを新たにした。 おそらく、この作品の魅力とは、矜持、ということだろう。 男が男であり続けること。 誇りを持ち続けて生きるということ。 誰が何と言おうと、誇りを持って生きることの美しさ。 そんなものが、作品の端々ににじみ出ている。 海という優しくも過酷な舞台に一人立ち、 物言わぬ敵との死闘を繰り広げながら、 老人は己の生き方を自分自身に問う。 自分の生き方を問い直したい時、 ひもといてみては? 歴史的名著です。 | ||||
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著者の作品には,ボクサー、猟師など一見、強くて男らしい男が登場する。しかしヘミングウェイ自信が第一次大戦に出兵し,そこで恐ろしさやショック体験をしたように内面は,非常に陰鬱で,絶望的な男達が多いような気がする。 本作の主人公サンチャゴも,「今日こそはカジキマグロを釣るぞ」といきがる物の,老体に加え、長い不漁が続いている。そんな痛々しさが独特の乾いた、無感情な文体で淡々と書き綴られていく。サンチャゴの漁を手伝いする,男の子の優しさもとても暖かくていい。 対自然の物語というと,何となく殺伐とした感じがあるけれど,何回も読んでいくと,各登場人物の,淡々としたキャラクターが,染み込んでくる作品だと思う。 | ||||
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「生きる」とはどういうことかを考えさせられる名著。 一人で細々と暮らす寡黙で年老いた漁師。自分を気にかけてくれるのはその老人を慕う少年くらいで、唯一趣味といえるものはラジオ・新聞によるメジャーリーグ観戦。それでも老人は毎日、少年のように目を輝かし、大海原に漁に出る。 主な登場人物は老人と少年、そして老人が数日間に渡って格闘する巨大な魚のみ。老人が抱く自然に対する畏敬の念や、その孤独との向き合い方から学ぶことは多い。そのまっすぐで力強い生き様に、知らぬ間にひきつけられていく。 | ||||
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老人と海は読みやすい作品であった。文字も詰め過ぎず、大きすぎず小さすぎなかった。作品の持つ面白さも読むスピードを加速させたが、このハード面のサポートも大きかったことを先ず述べておく。 老人と海。非常に綺麗な作品であった。へミングウェイは非常に上手い描写を行っている。少年サンチェゴとの会話、夢、そしてなんと言っても老人とかじきまぐろの戦い。非常に丁寧で、臨場感溢れる文章であった。それらは余を引き付け、次のページをどんどん捲っていた。 | ||||
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初めて読んだときは高校3年だったのだが、正直老人の釣りをただ 淡々と描いただけの作品だと思った。カジキマグロとの駆け引きの場面ではそれこそ興味を引かれはしたものの、何か考えていた壮大な文学作品というよりは、平凡な話だなというのが、正直な感想だった。 しかし、それからヘミングウェイの著名な作品を読んでいくうちに、 彼の人生観や、描写の特徴などが分かってきた。 この作品は彼の晩年の長編、海流の中の島々の三部構想の中の一部分を 独立した小説にしたものであるが、それ故に話の内容もシンプルで分かりやすく、また著者の事実描写に徹した文体や、人生に対するシンプルな思想が上手く表れている。 シンプルな話であるだけに、著者自信の波乱万丈な人生についての描写や、理性的な愛やストイックな人生観など、色々な解釈のできる作品だと思う。 | ||||
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心情の動きについての描写がほとんどなかった気がします。 代わりに老人の行動、独り言で心情を表しているんですね。 極端すぎるほどのストイックな小説です。 戦争を経験した作者ならではの。 迫力満点、継続する緊張感。最高です! | ||||
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若かりし時には栄光を手にしていた漁師サンチャゴ。 その彼の生き様が、150ページ足らずに刻み込まれています。 読後、人間ってこんな風に年をとっていくのだなと妙にセンチメンタルな気持ちになりました。 ラストをハッピーエンドで終わらせない所が、それを際立たせています。 たった一人で沖に出て行き、あんなに苦労してわが物にした大物のカジキマグロも、だんだんとサメに食いちぎられていき、港についた時には骨だけになっているというのは悲しすぎる結末です。 ただ、大物を釣り上げようと、一人で必死に格闘する時点での老人は輝いていました。今までの漁師生活で得てきた数々の知恵と技術を使って、釣り上げようとする姿は惹きつけるものがありました。 が、結末は・・・。 本作でもヘミングウェイの表現力は見事で、まるで私も老人の小さな船に乗り込んで共に海に出ているかのようにさえ感じました。 しかし、私にはラストがちょっとスッキリしなかったので、☆4つとさせていただきました。 | ||||
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学生の頃に読んでみて「うーん、、、」「なんだこれは?」という経験を持つ方も25歳を過ぎてから、ぜひぜひもう一度読んでみてください!!! この小さな一冊に、人生の喜び、悲哀、受け継がれていく命のすべてが凝縮され綴られています。 それが決して説教臭くなく、何かを悟そうとする姿勢もなく、ただ静かに、淡々と語られる物語の中に、人間の生きるということのすべてが込められています。 まさに名作中の名作。すばらしい一冊です。 | ||||
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「キャッチ・アンド・リリース」などと仰り、釣りを“遊戯”としか捉えない人たちには決して理解できない崇高な世界。 | ||||
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84日間魚を釣れなかった自分に自信をなくしていた漁師。 彼はマグロと争っていくうちに心境が変化していく・・・。 マグロをすべてサメに食いちぎられて、何も残らなかっただろうか。 いや違う。敗北してもなお残る何かがある。 それは、自分へのほこりかもしれないし、自然に対する敗北感かもしれない。 虚無感と満足感を一緒に感じることができる作品であった。 | ||||
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本作品の主人公は言うまでもなく老人です。一般的に老人というと、年をとり力(様々な意味でも)の弱くなった存在で、年金などの社会制度の存在からもわかる通り、他人からの援助が必要な存在と思われがちです。そのためか、自分でもそう感じている人は少なくないのかもしれません。 そのような老人観の中、本作品は老人の可能性を示しているように感じられました。自分の無意識の中に潜む無力感への挑戦を促し、老人の持っている力を伝えようとしているのではないでしょうか。老人を軽視する社会への警告とも受け取れなくもありません。 しかし、最終的に獲物を鮫に食べられるという事実で、能力の限界を示しているあたり、ただの夢物語として終わっておらず、文学作品としての完成度の高さを窺い知る事が出来ます。 日本は高齢化社会と呼ばれていますが、本作品は老人への配慮の本来のあり方を示してくれているような気がします。年金制度の破綻、老人の孤独死などの社会問題は、老人への配慮一つでかわるものではないでしょうか。今の日本を築いたのは誰なのかを考えれば軽視する事など出来ないはずと、本作品を読んで感じました。 | ||||
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「一番好きな小説は?」と聞かれたときに何と答えるべきか未だに迷う。あれもいいし、これもいいと今まで読んだ本がグルグルと頭の中を巡り、結局は答えが出ずじまいということになってしまう。 そして当然この本も、その選択肢のうちの一つに入り何度も読み返した本だ。 小説というのは、なぜこんなにも人間の内部を揺さぶるのか?そしてこのような素晴らしい作品を書ける人間が羨ましく、そしてとても心憎い。 現代の小説家で、これほど無骨な男性を描ける人物は今のところ見当たらない。もしもそんな小説家が現れたら、僕は絶対に虜になるんだろうなと思っている。 | ||||
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生きてく強さ、グレイの曲じゃないけど、それって何だろう? この作品の主人公からそれを学ぶことが出来るはず。 夢に迷ったとき、人生に影が差した時、是非読んでみて欲しい。 孤独と戦いの意義を綴ったヘミングウェイ作品の真骨頂。 ぜひ御覧あれ。 | ||||
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悲しい話だった…。読んでいてむなしくなった。 ああ、なんだか自然を感じたくなってきたよ。 全体的に緊張感抜群で、あっという間に読みきってしまう。 心理描写が実にうまく、全く飽きというものを感じさせない。 それでいて、何度読んでも面白い、素晴らしい傑作だと思う。 作者の偉大な才能には感服せざるをえない。 | ||||
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老人は、その戦いを最後の最後まで、やめようとしない。それは、老人の全身全霊を賭けた、男の戦いである。だから、「老人と海」はヘミングウェイの作品の中でも、とりわけ男性的な作品といわれる。それは、不漁が続いた後だったから、必死で老人は戦ったのだ、ともいえる。けれど、それは、人間が、何故生きるの?に近い問いかけに匹敵するような戦いなのだ。そこに、最後何も残らなくても、最後の最後まで、戦いつづけるその姿こそ、あらゆる人間の中にある生きていくことの戦いの姿が象徴されていると思う。これを読んで、あらゆる人間は生きることを勇気づけられるのだ。傑作である。 | ||||
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キーウェストへの旅行で フロリダへ向かうフライトの中で本著を読みましたが 読後、キーウェストに着いてからも感動が継続しました。 主人公のモデルとなった、 最近亡くなられたキューバ在住だったのおじさんを想像したり、 (キーウェストはキューバを身近に感じることができるので) キーウェストにあるヘミングウェーが通った バー「Sloppy Joe's」で カウントダウンパーティに参加したりしながら ヘミングウェイを想像したり、 「Captains Tonys Soloon」で壁に名刺カードを貼り付けたり ナショナル・パーク・サービスが管理する ヘミングウェイの家で 何気なく置いてあった猫の像がピカソの作であったり、 最後の1セントで有名な淡水プールを見たり、 ヘミングウェイのたくさんの飼い猫の子孫を眺めたり 彼の書斎を見たりしながら 本著について思いを巡らせてみるのも楽しいものです。 想像力をかきたてる名著です。 | ||||
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この本にあるのは紛れもない挫折だ。人生で一度あるか無いかの大勝負。一度は勝つが、結局は失う。サメに食い荒らされ、骨だけになった大カジキを見て港にいる人が言う。 「あれは何?」 「サメだよ。」 なんて惨めで無様なんだろう。でも、サンチャゴは負けたわけではない。ライオンの夢を見て、きっと翌朝にはまた釣りに行くのだ。 ヘミングウェイは、別の作品でも言っている。「人は、打ちのめされるが、負ける事は無い」 何年かに一度、この本を読み返しては、その事を繰り返し確認したくなる。この本は、僕の人生における句読点だ。 | ||||
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この本にあるのは紛れもない挫折だ。人生で一度あるか無いかの大勝負。一度は勝つが、結局は失う。サメに食い荒らされ、骨だけになった大カジキを見て港にいる人が言う。 「あれは何?」 「サメだよ。」 なんて惨めで無様なんだろう。でも、サンチャゴは負けたわけではない。ライオンの夢を見て、きっと翌朝にはまた釣りに行くのだ。 ヘミングウェイは、別の作品でも言っている。「人は、打ちのめされるが、負ける事は無い」 何年かに一度、この本を読み返しては、その事を繰り返し確認したくなる。この本は、僕の人生における句読点だ。 | ||||
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大声で独り言。老人の独りをヘミングウェイは寂しさ・むなしさをあらわす独特の感情で語ってきます。それは、一種のユーモアでしょうか・・・。なにかを感じさせてくれます。だからといって、なにかを得ようと読まないでくださいね!_(。_。)_ | ||||
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