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老人と海
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老人と海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
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老漁夫がたった一人でマグロやサメと格闘するという話。自然の厳しさと老人の生き様の表現が上手く、年配の方に勇気を与えてくれる作品だと思います。 | ||||
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起承転結ははっきりしてると思われる。 しかしながら、中盤は緩慢な展開が延々と続き、海の情景を見たり思い起こして癒しを感じる人でなければ進めるのが苦痛になるような繰り返し型の場面がいくつかある。 全体を通して、面白がらせてやろうだとか、ここで情動を発生させようといった意図のある冗漫さは無くすっきりしている印象が与えられる。 従ってライトノベルやSF物などにありがちな過激さもなく、どこか大人びた比較的穏やかな、癒しの空間を余す事無く満喫できる人には推奨したい。 | ||||
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名著といわれている本作。 一度は読んでみようとおもったものの・・・。 不漁に苦しむ老人が、長年の経験から仕留めた巨大魚。 それを釣り、運び、港に着くまでの間、老人は様々な事を考える。 そして港に着いた老人をまっていたのは・・・。 というストーリー。 淡々と語られるストーリーは、現代小説になれている僕にとってちょっと退屈な物でした。 特筆するとすれば、老人が食べている魚の描写が美味しそう。 ヘミングウェイは食べ物の描写が優れている、と誰かが言っていたのを思い出しました。 教養として一読する価値はあると思いますが、面白さを求めている人には×かも。 | ||||
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初めてアメリカ文学に触れました。買ってから気付いてショックだったのが裏に書いてある本の紹介にオチが書かれていたことです…3分の1くらい損した気分になりました笑 しかし、それを補う徹底的な描写!すぐに物語にひきこまれました。鳥や魚や海の表情まで細かい。なんとも楽しい2時間でした!(短編なのですぐ読める)そして終わりには解説もついています。ヨーロッパ文学とアメリカ文学の特徴や違いが分かりやすく書かれています。 読み終わって感じるのは、老いるってなんなんでだろうか?知恵があり、世の中の仕組みも分かっている尊敬すべき老人。けど体がボロボロなんだよ!淋しいじゃないですか…やるせない。。老いるってこういうことなんですよね…でも知りたくない!僕はまだ若いから!笑 でもこの作品と出会えて本当によかった。いずれはそうなるんだもん。 | ||||
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年末の大間のマグロドキュメンタリーTVを何度も見たが、要するに、この話は相手がカジキマグロだというだけで、基本的には老体の零細個人事業主がマグロの一本釣りで釣り上げられない悲哀を描いている、という点において、基本的な文脈は大間のマグロTVと同じものである。どちらも荘厳な海の大型魚との戦いであり、よくTVに出演する、「生活のために最後の一発に賭ける」老漁師の深遠な精神と肉体活動を描いているという意味において、この作品も当然に相応の文学性が認められるのだろうが、大間のマグロTVを何度も見ている近年の人々にとって、この本を新たにめくることによる新たな感動というものは再現しづらいと思われる。「ソクラテスの弁明」は例えば、大昔の本ではあるものの、現代人が読んでも十分に読み応えのある名作である。その理由の一つは、そこに描かれた精神世界、哲学性が人間の本質をついているからである。しかしながら、老人と海に描かれた精神世界というものは色あせたものに見える。映像のように生き生きとは描かれているものの、映画の脚本のような意味ではエンターテインメントとして人気があるが、実際にそこに描かれた精神世界はそこまで深遠なものではないのではないか。かといって、全く面白くないか、と言えばそうでもないため、星3つとしたい。 | ||||
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1952年発表のアメリカ文学。 訳者による解説が興味深い。 彼によると1920年代までのアメリカ文学は空間的であり、ヨーロッパ文学は時間的である。そのため我々のように閉じられた社会に棲んでいる人間は、アメリカ文学に共感しずらい。 その1920年代の空間的文学の後に、過去の無意識にさかのぼる時間的な方式を採用したヘミングウェイたちが登場します。 当時ヨーロッパにおける絶望とは「精神を否定する精神」「自意識過剰を否定する自意識」でありました、それに反してヘミングウェイは肉体とか情念というものを信じています。それがヨーロッパ文学の抒情(じょじょう)性となり、ヘミングウェイの「ハードボイルド・リアリズム=非情の写実主義」とならざるえないのでしょう。 「老人と海」では、「精神と肉体との分離」を積極的に肯定する精神性が描かれています。言い換えると、「否定を肯定に転換するこころみ」が読み取れるのではないでしょうか。 老人(サンチャゴ)がひたすらかっこいい。男の中の男とはこのことだろう。 | ||||
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敬愛の美しさにどんとした重みを感じる。 なかなか似たような雰囲気のものに出会えない気がする。 独特の重厚な世界。 | ||||
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私が、世間で言われているような名作を読んで感じることが2つあります。 1、読むことで非日常の世界に飛んでいける 2、読む人によって解釈が異なってくる 私は、この本を読んで、壮大なスケール感を感じました。 薄い本なのに、とても不思議です。 また、何度か読み返すことで「もしかしたら、こんな考え方もできるかな」 と、自分の考えを深めていけるような気がします。 正直言うと、一度読んだだけでは理解ができませんでした。 (勉強がたりませんね・・・) なので、期間をあけてもう一度読んでみようと思います。 非日常を味わいたい方にお勧めです。 | ||||
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老人と少年の年齢を超えた男同士の友情を背景に大魚との死闘や鮫との戦いが描かれている。 老人と大魚の死闘の中にはいつの間にか戦友として大魚のことを見るようになる。「生と死」を感じその中で「老いと若さ」を感じている。また戦いの勲章である大魚を貪る鮫を殺す中で「罪と罰」についても考えられている。 男性に共感をえやすいハードボイルドな作品であると思う。 | ||||
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著者の経歴から推測すると、主人公の老人は著者自身を写している面があるだろうと思う。53歳で体力の衰え感じ始めたのに加え、事故で重症を負い身体的な頑健さを失ったこと、創作についての自尊心・自信と作品の不評との葛藤、老いることへの心細さが移入されているように思う。 「『誰か話し相手がいるというのはどんなに楽しいことかが、はじめてわかった。自分自身や海に向かっておしゃべりするよりはずっといい。お前がいなくてさびしかったよ。』と老人は言った。」、「僕、お爺さんに教えてもらうことがたくさんあるんだから。」という会話が、少子高齢化日本や50代に近づいた自分自身の問題を思い起こさせ、共感を覚えた。 釣りのシーンの描写は、繰り返しが多く、しつこい感じがした。 | ||||
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この本は終始老人と一匹の巨大な魚によって繰り広げられるストーリーです。老人の生き様、考え方、なにをとってもかっこいい老人です。人の生き様、駆け引きなどを楽しみたい方にはオススメ | ||||
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漁師として生き、その生き方に少しの疑問も抱いていない老人・・・。 この老人にとっては漁そのものが人生だったのでしょう。 取り、食い、売るための魚は最大の敵でもあり、共に生きていく最も近い隣人でもあったのだと思います。 漁には不漁があり、海の上では苦痛もある。しかしそれに負けて怠けてしまっては魚は当然取れず、食べていく事もできない。 老人は困難にも負けず人生最大の敵に挑みました。 私も困難に負けず、自分の人生を胸を張って生きていきたいものです。 | ||||
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