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一路
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一路の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全187件 141~160 8/10ページ
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さすがの浅田文学の金字塔です。 一路には次から次へと試練が襲いますが、一路のみならず仲間たち、お殿様もが困難を乗り越えてひたすら江戸を目指します。 お殿様が世に言われているほどのうつけかどうかを探るための、上様=家茂公のスパイもいたんですね。 面白いには違いないのですが、上巻の方が読みやすく、一路に感情移入しやすい。 | ||||
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西美濃田名部の蒔坂家(架空)は旗本ですが別格で、江戸幕府の始めから大名同様の参勤交代を、時期外れの12月にしています。参勤交代を差配する”供頭”である父が就寝中の火事で急逝したため、長男の小野寺一路(かぞえ19歳)が後を継ぎ、武士仲間や僧侶、髪結い等の助けを得て、殿様を亡き者にしようとの謀略を防ぎつつ、雪の中山道を行軍する物語です。 題名になっているように小野寺一路が主人公なのですが、ほとんど同じくらい殿様の蒔坂左京太夫の考えや振る舞いが描かれていて、もう一人の主人公になっています。一路は、文武両道のデキる若武者ですが頑固者、左京太夫は、一見バカ殿、実は極め付きのデキタお殿様という設定です。 武家社会や参勤交代の作法等に沿って描写されるカタめの話の部分は面白く、左京太夫の武士哲学も興味深く読めるのですが、馬が会話したり、ファンタジックに流れるところは、斜め読みになってしまいました。 全体的には、期待値に届かなかったとの感想になります。 | ||||
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浅田文学の基本は「義・情」の世界。これを武家社会に置き換えて物語りは進行。難しい武家のしきたりは 端に置いといて、これでもかというほど良い人ばかりが登場。 悪人さえも良い人に思えてくる。こんな世の中があったらいいなと思わせるのが浅田次郎。 ただ、現実離れしているので理論・理屈で理解しようとする人には陳腐な内容に思える。 我々一般人には読んでいくうちに物語に引き込まれていくでしょう。 下巻に入ると物語が間延びした感があり、主人公の存在も影が薄くなったように感じる。 藩乗っ取りの権謀術数を企む悪人をもっと前面に出して、主人公を窮地に追い込み 最後は浅田文学定番のハッピーエンドにして欲しかった。 | ||||
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父親の事故死で家督を継ぎ、参勤交代の供頭となった19歳の一路。先祖の残した行軍録をたよりにお役目を無事にはたそうとするが、難題がいろいろとのしかかる。どうなるのだろうかと先を読まずにはいられなかった。ストーリーテラーの浅田氏ならではの作品だと思った。 | ||||
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大役を成し遂げた一路も藩のために耐え抜いた殿様も一所懸命という一言に尽きる。最後の解説の壇ふみさんの簡潔な文章もすばらしかった。 | ||||
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登場人物が、それぞれ真摯に生きていくためにはどういう態度でこの旅を続けていくのか?と自問自答するところからして泣けます。 この作者の小説なら間違いなく、上下巻、一気読みしました。 映画にならないかなあ。一路は、東出くんはどうでしょう。 | ||||
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病院の待合室で読んでました。許嫁の親父の一言で嗚咽を堪えられず涙していたら、名前を呼ばれて診察室に、どうされまし目が充血してますね熱計りましょう 久ぶりの浅田次郎良いですね! | ||||
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この著者の作品は時々外れがあるが、もちろん、素晴らしい、面白く読む作品もたくさんあるが、この作品派、つまらなかった、残念ながら下巻は、読めない。 | ||||
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素直に面白かった。 時代小説だから史実に正しくなければならないというような読み方は、本によって異なると思ってます。 この小説は私にとっては、時代ユーモア、人情小説。 主人公 一路 以外に魅力的な登場人物、場面場面でどの人物も主人公になっていきます。 馬どうしの会話だったり、「浅次郎」だったり、思わずあきれそうになるところも、なんかその場面に合致していて、思わず笑ってしまいました。 最期まで一気読みでした。 「きんぴか」などの他の著書と同じように、悪く言えば都合良く展開していくのですが、そこが小気味よい。明らかな悪役以外は基本的に好人物。 うまい監督さんがいれば、ホント、映画で見てみたいようなお話でした。 | ||||
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まあまあでした。昔の浅田さんの方が好みでした。 もう少し感動が欲しかった。 | ||||
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息もつかせず一気に読了する内容・表現! これで中山道の再認識・当時の世界相がすっかり見えた! | ||||
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たのしかった。きれいなほんでした。やすくかえてよかった、です。 | ||||
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浅田作品は好きでいろいろ読んでますので新刊を楽しみにしていました。 藩の乗っ取りをたくらむ叔父VSうつけ者?と思われていた殿様、ピンチに立たされた若造がこれを支える。 こういうストーリーは私の好みです。ちょっと勧善懲悪に偏りすぎてるのが気にならなくもないので星一つ減らしました。 歴史好きの私は江戸の参勤交代の旅路を思い描きながら人情に厚い浅田ワールドを堪能しました。 現実でも、人はピンチに立った時、本当の性格が見えるのだと思います。本当のうつけ者はだれだったのでしょうね・・ こういう殿の話、大好きです。映画化希望です。 | ||||
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著者の講演がきっかけで、どうしても読みたくて購入。表紙も中身も中古とは思えぬもので新品同様、うれしく読んでいます。 | ||||
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著者の時代小説における、いつもながらの言葉づかいは軽妙洒脱で感心する。ストーリー設定も少しでき過ぎの感もあるが、そこはプロの小説家というより、エンターテイナーの域にあるとしてうなづける。また、随所に氏のしゃれっ気、ユーモア、イタズラっぽさを漂わせながら、情感とペーソスも忘れない。そして、何より氏の言わんとする男(女も)としての矜持、人生かくあるべし、人間かくあるべしを展開している。今回は珍しい参勤交代の話だが、「蒼穹の昴」、「壬生義士伝」、「日輪の遺産」などに比べてテーマのシリアスさ不足でマイナス1点とさせていただいた。初めてKindleで読んだが、この小説の内容のごとく一気に駆け抜けた。(読み抜けた) | ||||
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最初から結果がこれほど見えているのに、次々起こる問題に対し、わくわくするのはなぜだろうか。作者の力に他ならない、楽しかった。 | ||||
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現代にも通じる主従関係の本来の姿、日本人が一番喜ぶストーリー。海外の人はあまり理解できないかもしれない 海外のいわれなき日本バッシングが多い中、久しぶりに日本人同士で楽しめる。 | ||||
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”あっぱれ”感動の巨編でした。 著名・浅田次郎をはじめて読みました。 参勤交代の行程を追いながら、突然指名を被ったお供頭の苦悩・采配を爽快に描いている。 人の情や恋物語が挿入され、老齢なるがゆえか何度か涙す。 知識人浅田次郎の語彙の豊富さに参りました。 現代辞書にも掲載されていない言葉があり読み、意味の付録がほしい。 久しぶりに心地よい気持ちになりました。 | ||||
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江戸版ドンキホーテのように、参勤交代というあまり馴染みのないテーマを どこか滑稽に描いており、すっかり夢中になりました。 そして、一人の若者を助けるべく陰日向に協力する人々の姿には思わず涙しそうになりました。 滑稽な状況設定の中、浅田節特有の義理と人情が詰め込まれ、想像以上にクオリティの高い本でした。 かなりおすすめ、下巻が楽しみです。 | ||||
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参勤交代という馴染みのないテーマにしばらく読むのをためらっていたが、 上巻を読んでそのおもしろさに考えを改めました。 すぐに下巻を手に取り一気に読みきりました。 浅田氏の魅力が一つに凝縮されている感じでした。 お正月映画にして欲しいです。 | ||||
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