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風の視線
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【この小説が収録されている参考書籍】
風の視線の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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千佳子の行動が理解できない。人間性も不明。病んでいるのか。最後はあっけなく可愛い妻に落ち着くのもおかし過ぎる。 | ||||
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1959年(昭和34年・50歳)執筆量の限界を試すため、清張氏は積極的に仕事に挑んだ。その結果、この年半ば以後書痙にかかる。そのために原稿は口述、清書されたものに加筆する方法をとり、速記者福岡隆氏を専属とした。 「風の視線」は1961年・52歳、「女性自身」に約1年にわたり連載された。好評を博した「波の塔」に続く恋愛サスペンス。 柳の下に二匹目のどじょうはいない、ということだろうか。これは駄作である。 三組の夫婦が登場する。いずれの夫婦生活も破綻し、冷めた関係にある。いずれの男女が真の愛情を育み貫徹していくのだろうか。井上靖などが書けば、それぞれの人物はもっと詩情豊かに描かれ読者も共感するのだろうが(例えば「憂愁平野」などはロマンの香り高い大人の恋愛小説である)この分野は清張さんの得意な領域ではないと見え、ストーリイを追うのに忙しく人物描写に心がこもってない。一応納得のいく結末とはしているもののとても読者を感動させるものではない。 清張作品の魅力は短編にある。あるいは歴史資料に潜んでいる隠れたストーリイを物語るときに真価が発揮される。作家が心底書きたいものでなく、週刊誌に求められ書きなぐった小説はやはりそれなりのものでしかない。流行作家の地位を守るために書痙になるほど書いたのだ。一つや二つの駄作はある。 | ||||
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