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砂の器
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【この小説が収録されている参考書籍】
砂の器の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全131件 21~40 2/7ページ
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一気に読んで、楽しい時間を過ごせました。 | ||||
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特にありません。 | ||||
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やはり丹波哲郎さんでしょうか。 フジテレビで昔放送されたときは仲代達矢さんでしたが あれはちょっと崩れたというかだらしのなさが目立って ちょっとイメージとは合いませんでした。ラジオでプロ野球の放送を聞きながら捜査する刑事なんて 今では考えられません(笑) | ||||
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に、ケチをつけるつもりは毛頭ありませんが どうしても気になった点を一点だけ指摘させていただきます。 おそらく、今まで多くの人にさんざん指摘されていることかと思いますが、 列車の窓からシャツの切れ端を放り捨てるという「証拠隠滅」の方法は いかにも人目につきやすく、言葉遣いが悪くて恐縮ですが まるでアホみたいです(ごめんなさい!)。 わざわざ列車の窓から捨てなくても 外側から見えにくい何かの袋に入れて、 何回かに分けて燃えるゴミの日に出せば それでおしまい、のような気がしないでもありません。 恐らく小説的な演出を狙ったのだろうかと愚考いたします。 気になったのはそこだけです。 あとはもう歴史的な名作であることに変わりはありません。 小説はもう何回読んだか分からないくらいですし DVDも持ってます(丹波哲郎さん主演のやつです)。 本当にすみません。 | ||||
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何も問題有りません。満足しています。 | ||||
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何も問題有りません。満足しています。 | ||||
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国を支えた政治家を彩る人間模様の暗躍。政治家パーティーに、出る面々。野心と愛に燃える、男の物語。 | ||||
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プロットされた点がひとつに収斂していく下巻。関係者を死に追いやった「超音波」という手段はやや現実離れしている感を覚えましたが、この作品を名作たらしめているのは、惨殺された三木謙一が犯人と再会し、殺されてしまうまでの背景でしょう。当時不治の病とされたらい病にかかった父親とともに、流浪していたところを善良な三木に保護された犯人。三木のもとを離れ、戦後の混乱に乗じて戸籍を漂白して新たな人間として成功をおさめた矢先、三木に再会したときに覚えたであろう凍り付くような感情。三木にとっては懐かしい犯人であっても、犯人にとって三木は自分の過去を知る人間として存在してはならなかったのです。 差別の厳しかった時代、それでも生きなければならなかった人の心の奥を伝えるような作品でした。 | ||||
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この小説を原作とした映画・TVドラマは多数制作されているようで、私も2004年放送の中居正広主演のドラマを見たことがあり、蒲田殺人事件の犯人を知っているうえで原作を読んでいるので、それを前提としたレビューとなります。 全体としての感想は、原作では犯人側の心情などは基本的に描かずに、もっぱら捜査する警察側からの謎解き・犯人捜しが中心である印象を受けました。 ドラマでストーリーの概略がわかっていいても、基本的には面白くて飽きずに読むことができました。 ただ気になった点がいくつかありその一つは、作者は“ヌーボー・グループ”の評論家関川を蒲田事件の犯人として読者に印象付けたかったようで、さかんに関川やその愛人との行動を描くのですが、犯人がわかって読んでいる自分としては、そこの部分は冗長過ぎてうんざりしました。 まあ予備知識なしでこの小説を読んでいるなら、また印象も変わったのでしょうが・・ また蒲田での殺人事件と別に、超音波を使った科学技術を悪用した手口の殺人事件が2件ほど出てくるのですが、これらの事件はストーリーを最後まで読んでも蒲田の殺人事件とは本質的に関係なく、和賀英良の人間性を示している点を除けば、この小説で描く必要性もあまり感じませんでした。 読者(私)が知りたいのは蒲田の事件の詳細・結末なので、それでなくても長い小説なので、超音波の殺人事件は別の小説として書けばよかったと思いました。 | ||||
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この小説を原作とした映画・TVドラマは多数制作されているようで、私も2004年放送の中居正広主演のドラマを見たことがあり、蒲田殺人事件の犯人を知っているうえで原作を読んでいるので、それを前提としたレビューとなります。 全体としての感想は、原作では犯人側の心情などは基本的に描かずに、もっぱら捜査する警察側からの謎解き・犯人捜しが中心である印象を受けました。 ドラマでストーリーの概略がわかっていいても、基本的には面白くて飽きずに読むことができました。 ただ気になった点がいくつかありその一つは、作者は“ヌーボー・グループ”の評論家関川を蒲田事件の犯人として読者に印象付けたかったようで、さかんに関川やその愛人との行動を描くのですが、犯人がわかって読んでいる自分としては、そこの部分は冗長過ぎてうんざりしました。 まあ予備知識なしでこの小説を読んでいるなら、また印象も変わったのでしょうが・・ また蒲田での殺人事件と別に、超音波を使った科学技術を悪用した手口の殺人事件が2件ほど出てくるのですが、これらの事件はストーリーを最後まで読んでも蒲田の殺人事件とは本質的に関係なく、和賀英良の人間性を示している点を除けば、この小説で描く必要性もあまり感じませんでした。 読者(私)が知りたいのは蒲田の事件の詳細・結末なので、それでなくても長い小説なので、超音波の殺人事件は別の小説として書けばよかったと思いました。 | ||||
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綺麗であった。 | ||||
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事の成り行きで、僕は映画のほうを先に観てしまってから、この原作の本を後に読んだのですが、順序は反対にすべきだったと反省しています。かつての映画化の際にも、原作のほうは話の筋が複雑すぎるので、制作の過程で話の筋がより簡略化されたようです。いずれにせよ、松本清張らしい独特の着眼点や登場人物の描写が読んでいる(あるいは観ている)者の目を惹きつける名作だと思います。 | ||||
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読み応えあります。 | ||||
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88歳の母が面白くて熱中して読んだと言っておりました。あまりに没頭して同じ姿勢で読んでいたため腰が痛くなったので今後松本清張は勧めないでと言われました。竜田信子 | ||||
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「砂の器」の読後感想などを88歳の母と電話で語り合うのが楽しかったです。ありがとうございました。竜田信子 | ||||
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一番は、点と線ですが、この砂の器も素晴らしい作品です。 | ||||
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終盤に近づくにつれて、どんどん引き込まれてしまう!サスペンスものは初めて読んだが、かなり読みやすかった。 | ||||
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登場人物同士の関係性を頭で整理しながら、事件の犯人を予想して楽しめる!思わずのめり込んでしまう! | ||||
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私が中学生だった頃、松本清張・野村芳太郎のコンビの映画「鬼畜」と「砂の器」の2本立てを観に行きました。「鬼畜」は、子供の虐待から捨てられるシーンが可哀想過ぎて映画館で大泣きしました。対して「砂の器」の方はその時は感動する程でも無かったのですが、周りの大人の観客は殆どすすり泣いていた記憶があります。 その後、テレビでも映画版を放映されているのを観て成る程あの時の大人たちが泣いていたことがある理解出来ました。 小説でも20年以上前に読みました。ストーリーが良く分かっているので、上下巻を1日で読んだのでしまって実は余り記憶にも留まりませんでした。今回これを1週間掛けてじっくり読んでみました。 先ず小説は映画とは違った作品と言えるでしょう。(因みにテレビドラマは全て全く観ていませんが。) 映画はハンセン病に冒された父と幼い息子がお遍路参りで放浪するのをクローズアップしています。これがこの映画の泣き場面。シナリオは、余計な話しを削ぎ取った2時間半に収まるようにまとめています。放浪する場面での日本の四季折々は観客を涙させるのには十分で映画賞を受賞するのは当然と言える作品です。 それに対して、小説は無駄な話しが多いです。本筋は映画と同じ蒲田操作場殺人事件からその解決までなのですが、もう一つの筋はヌーボーグループの不審死。やがてこの2つの事件が絡み合ってくるのですが、不審死には相当無理がある話しでシュールと言うか、どちらかと言えばS F的な要素があります。 本筋が社会派でシリアスなのに、もう一つがあり得ない話しなので、評価的にはどうなのかなと思います。。。超音波で人を殺すかって話しです! 本筋の方は本格的な推理小説です。これは評価出来ます。特に「カメダ」の解明や映画館への地道な捜査に至っては今西刑事の粘り強い聞き込みや推理が読み手を引き付けます。 不審死の話しは、折角の本筋の事件の足を引っ張っているようにしか思えませんでした。 なのでレビューは星4にします。 あと余談ですが、宮部みゆき氏は松本清張の大ファン。今回読んで彼女の代表作「火車」は本作品のオマージュであると気が付きました。主役の刑事が犯人の足取りを求めて各地方に聞き込みするのもそうですが、本作品でも行った大阪や伊勢にも行っている。それとラストシーンの犯人逮捕の情景は、空港と喫茶店との差があるが、非常に似ている。結構驚かされた次第です。 | ||||
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戦争が終わって娯楽を求め始めた人々の要求に応えて出てきたのが、松本清張という巨人だった。時代を代表する名作であることは間違いない。読みやすい文章。読む者を引き込まずにはいない筋書き。昭和30年代という時代の雰囲気をよく写し取っている。戦後の荒廃からしだいに繁栄の兆しを見せて行く社会。庶民にも豊かな暮らしが待っているという夢を見させてくれる。さらにもっと先には和賀英良の婚約者の一族のような上流社会の人間にだってなれるかもしれない。しかし物語は、捜索が進むに連れて、秀夫という少年の生い立ちが語られ、読者は一気に戦前の世界に引き込まれる。病気の父と一緒に山陰の村々をさすらい歩き、6歳で駐在所に引き取られたあと姿を消してしまった。そしてこの少年が事件の鍵となる人物であることが次第に明らかにされて行く。その後30年経って、まさにこの男が上流階級への階段を駆け上がって行こうとするときに事件は起きた。6歳から30年の歳月の間には、大空襲で戸籍が焼け、終戦があり、自分が本当は誰であるかを意図的にはっきりさせないで人生を立て直して行こうとする人物の努力があった。発売直後に人々は、自分の人生に重ね合わせて涙を流しながら、あるいは溜め息をつきながらこれを読んだかもしれない。よくできた推理小説である。 しかしたった一つ、作者は大きな設定ミスを犯したと私は思う。この設定があったために、まるでこの小説の題名の砂の器のように全体がモロモロと崩れてしまうのである。それは音楽あるいはその才能というものがどういうものであるかについての認識である。戦後70年も経ち、街中には音楽教室が溢れ、たくさんの子供達が音楽教育を受けている。私もかつてはそうした子供達の中の一人だった。音楽を職業とすることはなかったが、音楽の上達というものがどんなことなのか、友人たちをずっと見てきた。音楽は3歳までに始めないと大成することはできない。才能があるというのはすなわち幼い時に始めたということである。脳の機能の研究からも今ははっきりわかっている。この小説のように6歳までさすらいの生活をしていた子供の脳に染み付いているのは、いわゆる民謡、村祭りの笛や太鼓の音だったろう。そのあとの年月で、どんなに頑張って西洋音楽を勉強しても、指導者に愛されるほどの才能が出てきようがないし、映画化された中のピアノ協奏曲の作曲や演奏は無理だ。ましてや原作で書かれているミュージックコンクレートにまで進めることなどない。作者は戦後の日本人が、頑張れば西洋音楽だってやれるんだと思ったのかもしれないが、文化の深さというものは付け焼き刃ではダメなんだということが、当時は分かっていなかったということであろう。 | ||||
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