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(短編集)

幸せスイッチ



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【この小説が収録されている参考書籍】
幸せスイッチ (光文社文庫)

幸せスイッチの評価: 2.00/5点 レビュー 12件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

面白かったです
幸せスイッチ (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:幸せスイッチ (光文社文庫)より
4334768687
No.1:
(4pt)

最初と最後が秀逸

「アリス殺し」が面白かったので、作者の本が読みたくなった。
本書は六編収録の短編集だ。いずれも作者らしいグロでいびつな世界が広がる。

『怨霊』死を呼ぶ怨霊に憑りつかれてしまった。名探偵Σは驚くべき方法で危機に立ち向かう。
あまりのバカバカしさに唖然とする。最高のお気に入りだ。
『勝ち組人生』遺産を受け継いで金持ちになった私は、勝ち組だ。が、他人を見下す勝ち組人生は、意外な顛末に。
人生を勝ち負けで判断すると、ろくなことにならない。
『どっちが大事』『診断』
この二篇は、偏執的な執着を描いた一種のサイコホラーだ。ヒロインは竹内花子という女性だが、同一人物ではないだろう。
他の作品にも登場する。星新一のエフ氏と同じで、キャラクター性を排してストーリーに集中させるための記号キャラだと思う。

表題作は、脳への刺激で幸せになろうという話。麻薬や宗教も基本的には同じ原理だな。
ズブズブと深みにはまっていく感じが、厭らしくて引き込まれる。
『哲学的ゾンビもしくはある青年の物語』
この世界は何かのプログラムではないか。SFではおなじみの現実崩壊ものだが、作者の手にかかると何とも珍妙な不条理小説になる。
現実の壊れる過程が妙にリアルなのだ。かなり好きな作品である。
知的で切れ味抜群のミステリとは違って、ホラー作品は日常に不条理が侵入してくる作風で、けっこう怖い。
多才な作家だ。あと何冊か読みたくなった
幸せスイッチ (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:幸せスイッチ (光文社文庫)より
4334768687

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