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(短編集)
幸せスイッチ
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幸せスイッチの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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「怨霊」、「勝ち組人生」、「どっちが大事」、「診断」、「幸せスイッチ」、「哲学的ゾンビもしくはある青年の物語」の6編で構成され、最後の話以外「春子」という同じ名前の別のキャラクターが登場するのが特徴です。「怨霊」は「」の探偵∑が登場し、軽めですが怪異に怪異をぶつけるという「」のようで面白かったです。「どっちが大事」、「診断」と非常に面倒臭い女性との会話劇が2作も、しかも連続で収録されているのが大変苦痛で、本書の評価を下げていると思います。特に前者は妻がスマホやPCを破壊するので、スマホ依存症の人は過剰に反応して本書を捨てたり、小林泰三ファンをやめる!!と怒り出すと思います。表題作「幸せスイッチ」は個人的に素晴らしかったです。とても個人的な話ですが私は怪我と病気で半ば人生を諦めていますが、怪我がきっかけでアル中の父がいる実家を出て一人暮らしを始めました。希望のない中で「」や「」、「」を読み耽り今後の人生を模索していましたが、「幸せスイッチ」にも大変参考になる事が書かれており、冗談でも死にたいとか考えるのはやめました。この話はまた読みたいし買って良かったです。最後の「哲学的ゾンビもしくはある青年の物語」は毛色が違い、おそらくハヤカワに出稿するつもりが頭数合わせで一部書き加えてこちらに入れられたもののような気がしますが、次はどんな「春子」が出るのか期待していたのに出ず、話も盛り上がることなく、本としてはつまらない終わり方で残念でした。本書に限らず、その人の人生の状況によって楽しめたり楽しめなかったりする事は当然あると思うので、何でもそうですが他人の評価は話し半分にしてファンなら読んでみて良いと思いますし、本書から入った方も小林泰三作品という禁断の楽しみを知ったという事で心から歓迎したいです。 | ||||
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光文社から発行される小林泰三シュールホラーギャグ第三弾 前作・前々作からの流れ通りのマジキチ系ギャグ短編集 小林泰三作品粗全てを読んできた身としてはいつも道理の小林泰三節にほっと一安心 アリス殺しのヒットで良くも悪くも大人しくなってしまうのではないかと心配したが杞憂に終わった セピア色の凄惨・惨劇アルバム同様キチガイのキチガイによるキチガイじみたキチガイ論理 最初はイライラとしつつも読み返すとあまりのキチっぷりに笑えてくるというお決まりの作品集 その意味で変わり映えしなさすぎかもしれないがある意味いつもの小林泰三に回帰してくれてありがたい 詠み人を選ぶ作品故に小林泰三作品になじみがない人にとってはあまり楽しめないかもしれない 客観的評価は★三つが妥当 | ||||
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