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ダイイング・アイ
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ダイイング・アイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全257件 161~180 9/13ページ
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主人公はなぜ記憶を取り戻そうとするのか? 被害者が訴える眼差しとは? 瑠璃子の行動の源は? 「生きることへの執着」が全ての行動の原動力になっている。 “生きること”そのものから目をそらし、 “上手く”生きることだけの価値観だったのでしょう、ミドリも江島も。 金銭的に恵まれている人間が陥りやすいと、著者が指摘していると思います。 本来の“生命”の眼差しを受け止められない弱さが露呈している。 日々我々が口にしている食物に命を感じていたら食欲が落ちてしまう。 私はこんな表現しか出来ませんが、著者の表現は素晴らしい。 “生きている感覚”が無いと不安になり、感覚を取り戻す主人公とともにストーリーが進展。 冒頭の事故シーンから被害者の執着を怖いほど感じさせてくれる表現。 見たことのない眼差しを説得力を持ってストーリーの主軸となり読者に訴えかけてくる。 復讐心の模倣よりも生きていると感じる感覚を満たす方が勝っている。 詳細な性交描写は、感覚を味わっている表現。 生きることに執着すると、おぞましくオカルトやホラーの趣になる。 執着をしない木内の受け止める広さ、度量の深さ、著者の理想像の一つなのでは…。 | ||||
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ハードカバー発売時から気になっており、文庫になったので購入しました。 東野圭吾さんの作品はだいたい読みましたが、個人的には「白夜行」が最も読み応えがあった作品だと思います。しかし、それ以外は「本に読まれる」というような作品がなかなかありませんでしたが、本作品は久々に「本に読まれる」ということを感じました。 展開のテンポが非常に良いことや、終盤あたりではいろいろな事実やトリックが次々と明かされるところに、「次はどうなるんだろう?」と続きが気になり、ついつい時間を忘れて読んでしまいました。 読む前に、他の方のレビューでオカルトや催眠術といったキーワードがあり、「催眠術にかけられて幽霊に殺されるストーリー」みたいだとしたら、リアリティがないし、薄っぺらいなぁと勝手に想像していました。 東野圭吾さんが描く「悪女」は「白夜行」の雪穂がいちばん魅力的だと思います。 本作品に登場する女も、雪穂に負けないくらい、セクシーというより妖艶で、神秘的。目的に対して異常なほどストイックで、恐ろしい。 私個人的には、東野圭吾さんの作品で重要視しているのはこの「悪女」が登場するかどうか、だと思います。この「悪女」に憑かれているのは私なのかも知れません(笑) | ||||
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東野圭吾の新しい文庫本が発売されたということでさっそく読んでみた。 テーマは、怨念、霊魂、記憶、人間の汚さってところでしょうか。 事故を起こしてしまった男の失った記憶は何なのか、 また、男の前に現れた謎の美女の正体は・・・ と大きな疑問にひきつけられあっという間に読めてしまう。 しかし、だまされたと感じるようなすかっとしたものではないので、 オカルト、ホラー要素が強くでていた作品で、好みの問題だが、 どちらかというと僕は好きではないタイプであった。 | ||||
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ダイイングアイ なかなか面白かったですわ。 主人公が微妙な記憶喪失と言う設定がまた良いですね。 登場人物の予想外の関係が最後に繋がります。 交通事故で亡くなった人が一番の被害者ですが、これを読むと誰が被害者か解らなくなります。 あまりにも恐ろしい。 | ||||
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これまでの作品の中で言うと、「変身」「パラレルワールド・ラブストーリー」「分身」などと同じような匂いがする。 しかしこれらは科学が生ん悲劇だったり殺人を描いているのに対して本作は、「憑かれる」「催眠術」などといった非科学的な言葉が多く聞かれたので、そういう意味で言うと作者の新境地といっても良いと思う。 しかし、前にあげた作品と本作の根底にあるものは全く同じ物だ。 それは、「人間の欲望」というもの。 主人公は謎の女に追われて、一時監禁もされて殺される直前まで追い込まれる。 その原因をつくったのは、「人間の欲望」。 また、その女が何故そのような行動をとったのか? その原因をつくったのも人間の欲望。 本作で一番読まなければいけないのは、「一番怖いのは人間の欲望」ということだと、読み終わったときに感じた。 人類がここまで発展してきたのは、いろいろあるけれど「欲」があったからだ。 だから「欲」は必要だ。 しかし忘れてはいけない。 「欲」は使い方を誤ると他人を傷つけるだけでなく、自分をも苦しめてしまうということを。 それを本書を読んで学ばなければいけない。 | ||||
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いやー、東野圭吾は何というか、読ませますね。スラスラ、読んでしまいました。身近な人間の裏切り、人間不信、オカルトの要素が入ってたり、この作家にしては、ちょっと変わった作風の小説でしたね。物語自体は面白い、一読の価値あり。 | ||||
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自身の中では、ここのところ立て続けにハズレだった東野作品。 でもこれはおもしろかった! 交通事故は加害者にも被害者にもなりうる問題。 一見明解な事故が実は・・ 二転三転とストーリーが展開していき、 ラストは・・怖い!!!! 非現実的なストーリーですが、 ありえるかも?と思わせる作品でした。 東野ファンはぜひ一読を! | ||||
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東野圭吾らしい巧みな展開がある一方で、珍しく非科学的なオカルト要素が入った作品。 ある交通事故の加害者を襲う記憶喪失と奇妙な女性を中心に話が進みます。 関係がありそうで、関係がつかみづらい様々な出来事を最後に集約する力はさすが東野圭吾といったところです。 ただ、彼の秀作と比較すると、話に深みが無いかなとも思います。 ちなみにマニアックな視点を一つ。 この話の舞台は『容疑者Xの献身』と同じで、東京都江東区および中央区浜町〜日本橋周辺。 事件の発端となる事故現場は、『容疑者〜』の石神が勤務していた学校から数百メートルのところ。 『新参者』もそうですが、東野作品の舞台はこの辺に集約されているので、それらを現実に巡るのも面白いと思います。 | ||||
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東野圭吾さんの作品はほとんど読んでいます。 確か、この作品のハードカバーの帯に「今度の東野圭吾は悪いぞ」といったキャッチコピーが載せられていたように記憶します。 今までの東野圭吾さんの作品の中でも「悪いやつ」が出てくる作品はいくつかありました。例えば、「ゲームの名は誘拐」、ちょっと違いますが、「ブルータスの心臓」、「天使の耳」などもぞっとする人物が出てきます。 「悪い」というより、精神的に「こわい」作品ではないかと思います。 この作品も、描写にホラーチックな要素もありますが、人間の奥に潜む「悪い」ところを東野圭吾さんのテクニックで掘り返した部分に恐ろしさを感じました。 それにしても、東野圭吾さんの引き出しの多さには毎度毎度感服します。 東野圭吾さんの中にはたくさんの東野圭吾さんがいてそれぞれの東野圭吾さんがいろんな作品を書いているのではないかという妄想が湧きます。 それぐらい、様々なパターンを生み出す天才ですね、東野さんは。 すでに数冊の東野作品を読まれている方には、衝撃があるでしょう。 ぜひ、この作品を読まれて新たな東野作品の魅力にとりつかれて下さいませ。 | ||||
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2008.7イッキに読み終えました。感想としては ん〜? て感じかな?性描写は圧倒的に男性が好きな感じで効果的ではあったけれど慎二と瑠璃子が肉体関係になる必要性がわからなかったわ。結局【SF】という結末って 私はどうも好きじゃないみたいです。でも 怖かった〜 | ||||
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東野圭吾氏の98年の作品です。刊行は07年です。 何冊かある読みのがしていた著者作品の一つです。 ダイイングは、ダイイング・メッセージと同じ用法で、「死に際の」とでも訳せばいいでしょうか。死に際の目、ということになります。 昔の東野作品に共通する、どこか暗い感じが漂います。手法としては、都合の良い主人公の記憶喪失というスタイルで謎を隠しておいて、だんだんそれが明らかになっていくという、ちょっと卑怯なやり方です。ただ、その謎には東野氏らしさが発揮されています。からくりのからくり、とでも言いましょうか。 交通事故による加害者と被害者遺族という典型的なテーマながら、ホラー的要素とミステリーを巧みに組み合わせた内容で飽きさせません。ミステリーとしては若干弱いものの、抜群のリーダビリティで娯楽小説として完成しています。ただし、古い作品ですから仕方ないのですが、現在著者が放っている輝きに比べると、やはり見劣りする点は否めません。私が未読だったのは、未読だっただけの理由があったというかもしれません。 | ||||
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東野圭吾氏の98年の作品です。刊行は07年です。 何冊かある読みのがしていた著者作品の一つです。 ダイイングは、ダイイング・メッセージと同じ用法で、「死に際の」とでも訳せばいいでしょうか。死に際の目、ということになります。 昔の東野作品に共通する、どこか暗い感じが漂います。手法としては、都合の良い主人公の記憶喪失というスタイルで謎を隠しておいて、だんだんそれが明らかになっていくという、ちょっと卑怯なやり方です。ただ、その謎には東野氏らしさが発揮されています。からくりのからくり、とでも言いましょうか。 交通事故による加害者と被害者遺族という典型的なテーマながら、ホラー的要素とミステリーを巧みに組み合わせた内容で飽きさせません。ミステリーとしては若干弱いものの、抜群のリーダビリティで娯楽小説として完成しています。ただし、古い作品ですから仕方ないのですが、現在著者が放っている輝きに比べると、やはり見劣りする点は否めません。私が未読だったのは、未読だっただけの理由があったというかもしれません。 | ||||
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まあ、面白いといえば、面白い。 決してつまらなかったとは思わないけれど どうも東野作品っぽくないような、不思議な作品でした。 こういうホラーテイストな話も書くのですね。 若干貴志祐介さんっぽい感じの作品かな? ただ、瑠璃子の行動がどうにも理解不能。 特に、慎介との間に子を宿したかった云々の箇所は 何度読んでも理解出来ませんでした。 一体何がしたかったんだ!瑠璃子! | ||||
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まあ、面白いといえば、面白い。 決してつまらなかったとは思わないけれど どうも東野作品っぽくないような、不思議な作品でした。 こういうホラーテイストな話も書くのですね。 若干貴志祐介さんっぽい感じの作品かな? ただ、瑠璃子の行動がどうにも理解不能。 特に、慎介との間に子を宿したかった云々の箇所は 何度読んでも理解出来ませんでした。 一体何がしたかったんだ!瑠璃子! | ||||
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この作品はミステリーなのか、ホラーなのか。 全体的にはミステリー仕立てか。 誰もが少しずつ嘘をつき、誰かを陥れようとしている。 中盤の、謎が謎を呼ぶ展開は読んでいてとても面白いのだが、結末がいまいち。 なんだか予想できるし、肝心なところ―瑠璃子について―などは書かれていない。 描かれていないからこそ、ホラーなのか。 しかし描かれていないからこそ、ミステリーとしては物足りない。 なんだかホラーとしてもミステリーとしても中途半端な感じ。 作者がこの作品を通して、何をしたかったかがいまいちよくわからなかった。 | ||||
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欠かさず読んでいる東野 圭吾の長編小説 東野 圭吾作品の一番の長所は読みやすさかなぁ〜 途中で止める事が出来ず先が気になって、短時間で集中して読む事が出来た。 導入部分で、ん?ホラー?かなと思いきや、推理小説の要素もふんだんにあり最後の結末までドキドキ… ラストには思わずゾッ…とさせられた | ||||
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欠かさず読んでいる東野 圭吾の長編小説 東野 圭吾作品の一番の長所は読みやすさかなぁ〜 途中で止める事が出来ず先が気になって、短時間で集中して読む事が出来た。 導入部分で、ん?ホラー?かなと思いきや、推理小説の要素もふんだんにあり最後の結末までドキドキ… ラストには思わずゾッ…とさせられた | ||||
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するくらいつまらなかった。 設定に無理がありすぎで真実味もないし 結局何を言いたいのかわからない。 伝わるものも皆無。 話題性ということで東野作品は容疑者Xに続き2冊目だったが 二度と彼の作品は読まないと思う。 これほどつまらない作品を世に出して支持されているのが不思議。 あまりにびっくりしたので思わずレビューしてしまった。 | ||||
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するくらいつまらなかった。 設定に無理がありすぎで真実味もないし 結局何を言いたいのかわからない。 伝わるものも皆無。 話題性ということで東野作品は容疑者Xに続き2冊目だったが 二度と彼の作品は読まないと思う。 これほどつまらない作品を世に出して支持されているのが不思議。 あまりにびっくりしたので思わずレビューしてしまった。 | ||||
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読んだ後、しばらくの間マネキンが見られなくなりました。 思わずぞっとするような展開と続きが知りたくて知りたくて 一気に読んでしまいました。東野圭吾のこの展開が好きです。 | ||||
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