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恐怖の緑魔帝王: みんなの少年探偵団
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恐怖の緑魔帝王: みんなの少年探偵団の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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本当に直木賞作家がお書きになったのでしょうか。 学生が書いたライトノベルのような、飄々とした文体。 明智小五郎が「て感じで?」なんて言うはずがない。 登場人物同士の、本筋には全く関係のないボケと突っ込みが頻発。 「ほんともほんとのてんとうむしですよ」とはいったい何を言いたいのか。 「小林君がこの時間(もうお昼近い)」 数ページおきに、これまた意味のない上のような注釈がはいります。 警察官の変装の職業や夕食のメニューを長々と書いていて、 非常に退屈。 なにより冒険がない。二十面相などの悪役との対決にたどり着くまで 本が半分終わっています。 前半は上記の意味のないボケと突っ込み、解説、注釈が延々続きます。 素晴しいのは往年のシリーズを髣髴させる装丁のデザインのみ。 一冊読んで同シリーズの他の作品を読みたいとはまったく思えませんでした。 辛口になりましたが、数十年来の乱歩ファンの気持ちを踏みにじられた気分なのです。 | ||||
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梱包/配送については全く問題ないです。丁寧に届けていただいて感謝してます。作品自体は、自分にとっては受け入れがたいものでした。残念です。乱歩や少年探偵団に対するリスペクトが感じられず、作者が、本書のような物語を書いている事に対して言い訳をしているかの様に、設定や人物を揶揄しているとしか思えない文章を書いている。少なくとも私にはそう感じられました。このシリーズはすべて読ませてもらいましたが、期待を満足させてくれたのは一部の短編だけだったのが悲しい。誰か”静養中”の文代さんが夫の助言を受けながら大活躍する物語を書いてくれないかなぁ。 | ||||
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ノスタルジックな雰囲気に浸れるこのシリーズが完結してしまうのは至極惜しい。それほど売れていなかったのだろうか。 40年以上前に読んだ感覚を呼び起こしてくれて、本の手触り感も含めて楽しかっただけに残念だ。 やはり本は五感で読むものだということを再認識させてくれた。 | ||||
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カバー絵から、懐かしいポプラ社の少年探偵シリーズを思わせるテイスト満開ですが、文章は乱歩調とは異なりややコミカルな雰囲気になっています。それはそれで面白いのですが、純粋に少年探偵シリーズが好きだった人は、やや違和感を感じるかもしれません。 | ||||
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一言でいうと、本当に面白い作品です。作品の世界にどんどん入っていってしまう芦原先生の見事な文章や、また、何度も何度も笑ってしまうユーモアがあふれる、それは楽しい作品です。この本に巡り合えてよかったと思わせた一冊です。 | ||||
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以下、決して皮肉ではありません。念のため。 これはユーモア小説です。本各推理小説でも血沸き肉踊る冒険活劇小説ではありません。痛快なパスティーシュです。 特に出てくる女性陣のボケぶり、謎解決の荒唐無稽さは一読の価値ありです(理論的な謎解きを期待する人は読まないほうがいいです) 何度も書きますが皮肉ではありません(笑) あの頃の少年探偵団シリーズのファンだった人にも、はじめて読まれる方にもお勧めです。 ただし他の方が書いているように、挿絵は欲しかったですね。 | ||||
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著者の芦原すなおは、少年探偵団シリーズのフォーマットを忠実に再現しています。 帝都に迫る不吉な前兆→名探偵と怪盗そして魔人・緑魔帝王の三巴の戦い→大団円 大戦直前・直後の雰囲気を漂わせる語や乱歩特有の言い回しや表現も散見できます。 文調は文語体というよりNHK文学館のラヂオドラマ風の口語体で語りかけてきます。 小林団長、花崎マユミさん、「魔術師の娘」こと文代夫人や中村警部も出てきます。 ミステリーファンにはもうあとひと捻り欲しい不満な内容かもしれないでしょうが、 私は面白く一気に読み上げてしまいました。 『少年探偵団シリーズ』はあくまで、推理小説風の「怪奇冒険活劇」なのですから。 ジュベナイルものとしては十分面白かったけれど、も少し長くても良かったかなぁ あと残念なのはあのポプラ社作品特有の挿絵が全くないこと。 小学生だった頃、あの挿絵が作品の不気味さを駆り立て、震えあがったものでした。 | ||||
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江戸川乱歩生誕120年ということで、ポプラ社から昨年11月より刊行されていた、「みんなの少年探偵団」シリーズの第4弾になる本書が刊行されました。 そして、本書をもってこのシリーズは完結だそうです。 本書では、第105回直木賞作家の芦原すなおさんが執筆を担当されています。 本書では、港区白金の大富豪、湧水健太郎の所有する値段の付けられないような高価な雪舟の山水画と美貌の娘を狙って、 怪人二十面相と、正体不明の全身緑づくめの緑魔帝王が激突します。 当然、明智小五郎、そして、小林少年をはじめとする少年探偵団のメンバー、マユミさん、明智探偵の奥さんの文代夫人、中村警部も大活躍します。 果たして、勝者はどちらに、そして、緑魔帝王の正体とは・・・・・!!!?? さて、読んでみての感想ですが、あくまで私見ですが、文句なしに面白いと思います。このシリーズで一番面白いと思います。 シリアスな話に適度なユーモアがちりばめられているので、読んでいて飽きません。 それに、少年探偵団シリーズは、本作のような奇想天外な話、破天荒さ、言い換えればハチャメチャさがなければ・・・・ 作者の芦原さんは、1949年生まれの65歳だそうで、私と同い年です。 この世代は、私と同じように、「少年」連載の少年探偵団を読んでいて、ラジオ・ドラマに熱中し、きっとBDバッジにあこがれていたと思います。 ですから、このシリーズの魅力がどこにあるのかよくわかっていたのだと思います。 少年向きのこのような小説は、とにかくわくわくする躍動感がなければ、話にならないんですから!!! | ||||
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