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女王はかえらない
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女王はかえらないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
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このミスの公式サイトで選評が出た時から発売を心待ちにしていましたが、お金を払って読んだ者の立場としては「微妙……」が素直な感想でした。 帯に羅列されている選考委員からの宣伝文句を真に受けすぎて、「騙されずに自分で真相を導き出してみせる」と構えてしまったことが最大の原因かもしれませんが宣伝ほどの驚きもなにもありませんでした。 小説は文字だけで勝負することになるので叙述トリックが仕掛けられていることも想像の範囲内でしたが、まず子ども達に付けられている様々なあだ名が狙いすぎている。 あだ名が授けられている子どもが多すぎて、「これは絶対に後でなにかあるな」と思わせているも同然です。 実際、読了したら全ての勘は当たっていました。 第一章の幕切れまでは、さすがに予想できませんでしたが。 作者が読者を最も騙したかったであろう第二章ですが、全くその役目を果たしていないことがすぐにわかってしまいます。 第一章の人物配置や人間関係がしっかり頭に入っていれば騙される要素はどこにもありません。 これが最終章への導入になっていますが、作者が読者を騙すことを目論む以外に「必要性」が感じられないのです。 人間関係をいじくることで読者を混乱させようとしていますが、作者の目的が見え見えである以上苦笑いしながら読むしかありませんでした。 本当に、ちょっとあざとく狙いすぎです。 最終章で全ては明かされますが、ここまでこの話を引っ張る必要があったのだろうかと拍子抜けするほどでした。 全ては大きすぎる期待を抱いて読み始めたことが原因ですが、帯でそう謳う以上読む前から読者が期待するのは当然です。 この作品には、その期待に応えてもらいたかったですが残念でした。 ただ、第一章は時間の経過も忘れるほど夢中になって読み進めるほど面白かったです。 「今時の小学生って、怖いな」と思わざるを得ませんでした。 | ||||
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