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儀式



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【この小説が収録されている参考書籍】
儀式(上) (講談社文庫)
儀式(下) (講談社文庫)

儀式の評価: 3.29/5点 レビュー 24件。 Fランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:
(5pt)

みんな、年をとった??

2013年にリリースされた原著&#34;DUST&#34;のアメリカAmazonでの評価は必ずしも高いものではなかった。確かにほぼ一日に起きた出来事の物語であるというせいもあって、スピード感はなく、くどい言い回しが続く・・・・・
 ケイも、ルーシーもピートもベントンも年齢のせいか、行動が遅くなるのか・・・・・・

 17年前に起きた母親殺し事件の捜査の蒸し返しも絡んで、ベントンとFBI幹部との対立がしつこく、いやらしく絡む、絡む・・・・で、こいつが今回のMIT事件の犯人にも絡む、絡む・・・・・

 絡みに絡んだ今回の事件簿、今回、出てくる車は特定されていないけど、SUVがやたらと多い。ルーシーの特注装甲車並みのクルマもSUV,マリーノも今回はSUV・・・・

 終盤、事件も解決して・・・・・お決まりのごちそうレシピは、よだれが出そう・・・・・

 それにしても、上下2巻はちょっくら厚すぎる。

儀式(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:儀式(上) (講談社文庫)より
4062930110
No.3:
(5pt)

家族問題・社会問題

下巻は、畳みかけるような推理の積み重ねで、楽しい作品になっています。
しかも、最後は家族揃ってのクリスマス・イブで締めていて、良かったと思います。
そんな中で、警察国家の恐怖とかタックス・ヘイブンによるマネーロンダリング、脱法ドラッグの問題など、様々な問題提起も取り上げられています。
ただ、犯人は結局登場せず、推理の中でしか語られないと言うのは、ちょっと意外でした。
一方、スカーペッタ・ベントン・ルーシーの一家を襲った問題は、このシリーズが続く限り無事に片付くだろうと思いながら読んでいましたので、グランビーをどうやって失脚させるのかも楽しみだったのですが、これも上手く処理されていました。
儀式(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:儀式(下) (講談社文庫)より
4062930129
No.2:
(5pt)

スカーペッタ一家が大きく絡む難事件

インフルエンザ明けのスカーペッタの元に、未明にも拘らずマリーノから電話が入ります。
それは、MITの大学院生のゲイルの遺体が放置されているという事件でした。
ところが、ゲイルは姪のルーシーの知人であり、夫ベントンの追っかけている連続殺人事件とも関係しているようです。

ただ、この二分冊の小説の上巻を読み終わっても、まだ現場からCFCの本部に遺体を搬送しただけです。
それだけ、この事件がいろんな事件と関連しているからで、それぞれの事件の経過にも話が広がっている訳です。
更には、この事件が夫ベントンとその上司グランビーの確執に絡み、ルーシーが事件の関係者という事もあって、スカーペッタ一家の大問題です。

加えて、作者はベントンとグランビーの確執を通して、現在のアメリカの警察機構の問題点にも触れています。
これが、この本のテーマの一つという事でしょう。
それは、「プロファイリング」の問題です。
かつて、一世を風靡したこの手法も、9・11以降テロ対策にリソースを集中すべきと言う意見が大きくなっているという事でしょう。
もう一つは、「DNAプロファイル」です。
TVなどで見ていると、検体と検体を比較してDNAの一致を確認しています。
でも、このデータとしてのファイルが人手によるインプットに依存している様です。
確かに、それが本当なら、信頼性の面で大きな問題だと思います。

さあ、これから下巻。
どんな展開になるか、楽しみです。
儀式(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:儀式(上) (講談社文庫)より
4062930110
No.1:
(5pt)

今度こそ本当に戻ってきた!

物語は、正味一日。実に詳細に、くどいほどに詳細に状況を描きながら進む。
不審遺体を発見・回収して見聞するまでに上巻をまるまる消費するというレベルだが、
しばしばスカーペッタとマリーノやベントンの過去などには触れるものの
近作のなかでしばしばあったような物語の本筋に関係のない脇役への恨み言やら
なんやらといった脱線はあまりなく、直面している事件の詳細を描くことで頁は進む。

各キャラクターの過去に関する描写も、今現在の事情に繋がる内容なので、
病的なまでにスカーペッタが過去にこだわり続けてきたここ数作とは印象が違う。
例によってスカーペッタをイラつかせる同僚や不愉快なマスコミも登場するが
彼等への恨み言はさらりと簡素に書かれるのみで、これも随分印象が変わった。

事件にまつわる描写は、現代的な新技術にまつわる話題も取り混ぜつつ
しつこいほどに詳細に描かれるが、これこそが検死官シリーズの真骨頂。
謎の多い遺体の状況は、上下巻にわたって読者の興味を十分に維持するに足る。

最後の謎解きも、やや持って回った感も無くは無いが、十分に納得のいくものだった。
犯行の構図は、物語を読み進むだけではとても到達できないようなものだったが、
これもまた当初からのこのシリーズ特有のもの。

ここ数作の迷走で振り回されてきたが、近作の中では文句なしに一番面白かった。
シリーズ初期の魅力を忘れられない方、高価格にうんざりせずぜひご一読を!
儀式(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:儀式(上) (講談社文庫)より
4062930110

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