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復活の日



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復活の日の評価: 4.38/5点 レビュー 224件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全195件 21~40 2/10ページ
No.175:
(5pt)

古さを感じないSF傑作

"終わった時ー誰しも、この災厄が、いつかは終わるものと考えていた。『人類』にとって、災厄というものは、常に一過性のものにすぎない、と。"1964年発刊の本書は著者代表作の1つにして映画化もされた、新型ウイルスによる人類死滅の危機を描く"予見的"SF長編傑作。

個人的には新型コロナ禍で、やはり内容が気になっていたことから手にとりました。

さて、そんな本書は日本およびアジア地域で初めてのオリンピックとなった1964年東京オリンピック開催年に著者の初長編『日本アパッチ族』に続く描きおろし長編第二作として発表されたもので、米ソ冷戦時代、1962年に核戦争の火ぶたを切る一歩手前まで進んだキューバ危機が勃発するなど【第三次世界大戦が現実味を帯びていた時代】を色濃く反映しつつ、軍事施設から持ち出された致死率100パーセントの新型ウイルスが世界中に広まっていく中、唯一感染から免れた南極基地で生き延びようとする人類の姿を描いているのですが。

まず、執筆当時には著者はまだ一度も海外渡航経験もなく、また、そもそもインターネットも影も形もない時代に【よくぞここまで!】と思わされる圧倒的な生物学や軍事の情報量、そして『マスク姿が並ぶ車内』『緊急事態宣言の発令』といった日本の描写には、著者がまるで【2020年代の日本を見てきたかのようなリアルさ】があって驚かされました。

あと、本書のストーリー展開自体はこちらもコロナ禍でよく読まれる、読まれているカミュの『ペスト』や、各戦争後の終末SFにして映画化もされたネビル・シュートの『渚にて』の影響を強く感じましたが、それでもタイトル通り、【人類の良心や知のリレーによって】苦難を乗り越えて『復活の日』を迎えるラストは力強く、未だマスク生活を余儀なくされている2022年現在、希望を与えてくれるものでした。

ウイルスのパンデミックが襲ってくるサバイバル作品として、また冷戦期に書かれた昭和SF傑作としてもオススメ。
復活の日 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:復活の日 (角川文庫)より
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No.174:
(5pt)

「生物としての人類は、大物質宇宙の秩序の中にあって、永遠の執行猶予と、一瞬後に出現する虚無の間に、常に宙吊りにされている」

コロナのパンデミック真っ只中に読むと、ありえなさそうなことが実際にありえるように思えてきます。カミュ著「ペスト」と比べても、ストーリーや描写、細部の設定など、よりリアルでした。
権力や資本に囚われた国や個人のバカな行為で自滅するのではなく、全人類として団結すること、そのために、科学者だけでなく哲学者の働きが重要、など大事なメッセージがたくさん描かれています。
さて、一過性に過ぎないと感じているコロナ禍はどんな終わり方をするのか・・・?
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No.173:
(5pt)

恐ろしい感染症に奮闘する話です

緊急事態宣言でステイホーム中に読みました。滅びかけた人類がかろうじて踏みとどまって少しホッとしました。
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No.172:
(5pt)

驚くほど正確な未来予想

本書では、つい最近まで通勤客でごった返していた電車のホームが閑散とし、咳込む人がいれば周りの乗客が神経質に身構えるようになる様子が描かれています。1964 年の作品ながら、その描写は「いま」を正確に写しているように見えます。行きつく間もないストーリー展開もさることながら、この正確な未来予想に驚きます。
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No.171:
(5pt)

すごかった

ウイルスと核兵器のダブルパンチで、すごかったです。。読了までは大変でしたが、購入してよかったです。
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No.170:
(5pt)

歴史に残る名作、コロナ渦の現在余計に痛く感じます、ややむずかしいので先に映画を見るのがおすすめです

レビューが最近のものばかりなのにびっくりしました。コロナ渦の現在、またこの作品が読まれていると聞きましたが、やはりみなさん思い出したり気になったりしていたのですね。

私が最初にこの作品に接したのは映画の方で、まだ10代の多感な頃でした。ロードショーされた当時ドはまりして何度も映画館に通い(当時はDVDもネット配信もありませんでした)、それから小説を読み、映画脚本版まで読みました。
そして現在、改めてこの原作を読み返してみれば、自分の印象は映画の方が強かったらしいということがわかりました。
全盛だった角川映画らしく、ばく大な予算を組んで、チリ海軍の助けを借り南極ロケまでしただけあって、エンターテイメントとしても極上の作品に仕上がっていました。主役を演じた草刈正雄とオリビア・ハッセーのファンだったのも、心に残った理由のひとつでしょう。
原作は、ライトノベルに慣れている若い人やあまり本を読みなれていない人にはむずかしいかもしれないので、最初に映画を見ておくと入りやすいと思います。

映画が人間劇中心なのに対して、原作は主要人物が動く部分と国際情勢や科学的な説明、文明批判が半々の感じで、社会と人間に対する鋭い批判の色が濃くなっています。普通のSFを期待して読み始めたら、重いと感じるかもしれません。
それにしても、ほぼ撲滅不可能な細菌兵器のためにあっという間に社会が崩壊し、人類が滅亡に至る過程には驚きと恐怖感を感じます。ありえないと断言できないので余計に恐ろしいです。そして細々と南極で生き残った人類も、資材や機械、インフラがなければこのように原始的な生活にならざるをえないのですね。
極端で愚かな国家元首が出てこないよう、そして国民もできるだけ賢明であるように、最悪の事態を避ける努力をするしか仕方ありません。人類もここまで愚かではないことを祈ります。
コロナが人類が生み出したものかどうかはさておいて、世界中が苦しめられている現在、この作品はさまざまなことを提示してくれると思います。一読をおすすめします。
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No.169:
(5pt)

役にたちました。

ありがとうございました。
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No.168:
(4pt)

いろいろ考えさられる本。

とても面白かったが、コロナが出始めたところに読まなくてよかったと何度も読んでる途中に思うほど色々リンクしてて驚いた。
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4152097388
No.167:
(5pt)

今読むべき予言的書

小松左京は「日本沈没」から入り、ほとんど読みました。「復活の日」も勿論。小松左京の凄さは、年を経て再読した時、驚くべき先見性と同時に人間や文化文明の本質を喝破していること。コロナ禍の今、この本は読むべきだと思います。
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No.166:
(4pt)

本は読みたい時に手元にあるのがよい。

予約してすぐ送付いていただき、冷めないうちに読めた。早いはいたつがありがたい
中身は予想道理でよかった
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No.165:
(5pt)

コロナ騒動とダブルてくる。小松左京の傑作

特になし
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No.164:
(5pt)

小松左京先生の先見性

コロナ終息の兆しが、一向に見られない今こそ読まなければならない小説です‼️出来れば角川映画も観てほしい‼️
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No.163:
(5pt)

面白かったです

面白かったです
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No.162:
(5pt)

これがいつ現実になってもおかしくない既視感。小松左京、今の世に伝える警世の書。

今から50年ほど昔の大学時代に読み、その後、映画も見、最後の部分を含め多少の違いは有ったが、細菌戦争の現実味を肌で感じ非常な恐怖感を抱いた事を覚えている。彼はその後、日本沈没で別の意味で日本人というものの生き方をある意味非常に期待を込めて描いたが、今の世、残念ながら、そこに描かれた“危機の時代に一丸となって助け合い生き抜いていく”日本人は、もはやいない。このような状態ではたとえコロナvirusがMM-88 virusよりも遥かに毒性が弱くとも人の心の弱さがそれを強毒化させ、この小説(映画)の世界がいつ現実になってもおかしくは無い。この小説は、コロナ禍はそのうち終息すると嘯いている諸君、with-corolaなどと言って現状を舐めている諸君に是非とも読んで欲しい。そういえば、この小説の中でも治療にあたっている医者が、“このイタリア風邪もいつかはおさまる。ただどのような形で終息するかは分からないが”と、述べるくだりがあるが、確かに南極の900名弱(小説では10,000にん)を残して人類が絶滅して終息した。まさに警世の書。この時代にあって50年ぶりの再読になったが、年寄りには文庫本よりハードカバーが読みやすい。
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No.161:
(5pt)

ウイルスは変異する

凄い小説です
優れた小説は未来を語ると言いますが
始めは個人の欲からはじまります
新型コロナウイルス自体が生き残るために力を潜める日まで人類はたたかい続けなければいけないのですね
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No.160:
(4pt)

普通に「傑作小説」として読まれて欲しい

本編、作者あとがきを経て実子の実盛氏による解説を読んでいたら生頼範義の表紙への言及があり、ブックカバーをかけていたのでどんなイラストだったっけ?と外して見た瞬間思わず目頭が熱くなった(ネタバレになるのでこれ以上は書けないが)。
SF好きでありながら好み、タイミング、世代などの理由で小松左京とはほとんど縁がなく御多分にもれずパンデミックをきっかけに読んだのだが今後はコロナ禍という視点から読まれる運命を逃れられないのは本作にとって幸福か不幸か難しいところだ。
この世代の作家は誰もがSFがいかに世間で認められていなかったかを語るがそういう時代ならではのSFが文学であることを認めさせようという心意気が行間から溢れる文体、予想よりもはるかにハードSF色の濃い内容は免疫のない読者を戸惑わせるかもしれない。個人的には(リアルタイムではないとはいえ)久しぶりにこの世代のSF作家特有のむせかえりそうなぐらいの濃厚な香りを堪能させてもらえたし、それでいて幅広い層に読み継がれて欲しい傑作。
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No.159:
(5pt)

きれいさ

配送スピードといい、本のきれいさといい最高。
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No.158:
(5pt)

1964年の東京リンピックの年に書かれた病原菌ウイルスによるパンデミック書

50年以上も前に書かれたウイルス感染症により人類絶滅を予言するSF小説。久しぶりに読んだがコロナ禍の現在を
書いているような真新しい感覚を覚えた。小松左京の洞察力に改めて感嘆した。病原菌によるパンデミックは今後も人類を危機に陥れる最大の課題であり続けることを理解させてくれる。50年たってもワクチン一つ間に合わすことのできない我が国の政治の貧困に改めて腹が立った。
復活の日 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:復活の日 (角川文庫)より
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No.157:
(5pt)

正にコロナ禍を予言しているようです

昭和50年に書かれた小説ですが、まさに今のコロナ禍を予言しているようでびっくりしました。引き込まれるように読むことが出来ました。おすすめの一冊です
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404106581X
No.156:
(4pt)

現在を予言したような

まるで今を予言したような内容に驚きました。ハチャメチャな大統領も登場するし。著者にとっても畑地外の科学をよく勉強しているのに感心しましたが、素人には少々難し過ぎました。いずれにせよ、文学者の慧眼に脱帽です。
復活の日 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:復活の日 (角川文庫)より
404106581X

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