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月光のスティグマ
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月光のスティグマの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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確かにシチュエーションとしては、いつもどおり素晴らしく、ワクワクして読み進めることができた。ただ、七里作品にしては、少し品格に欠ける描写もあり、残念。 どんでん返しも若干物足りない作品で、いつも星4つ以上の七里作品であったが、あえて星3にした。 | ||||
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今まで読んできた中山さんの小説の中では初めて性描写がしつこくて、 でもエロくなくて、つまらなくて、不要なシーンだと思いました。 お話的にもイマサン。 ただ「総理にされた男」との絡みが、伏線わかりにくいけど、楽しめました。 借りて読んだので、評価は控え目です。 買ってたら……。 | ||||
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双子の優衣と麻衣。 二人は、とても美しい。 となりの家の淳平は、同じ年。 一卵双生児で、見分けがつかないが、 淳平だけが、見分けられた。 双子は、淳平が好きだった。 淳平の兄 省吾も、双子が好きだった。 どちらかを譲れと淳平に迫る。 阪神大震災で、二つの家族は、淳平と 優衣だけが生き残った。 淳平が、優衣を助け出したのだ。 そして、優衣は、おばさんのところへ。 連絡が取れなくなった。 ここまでは、中山七里らしくない、 ベタな下手な物語。 淳平は、検事となり東京特捜部にいた。 そこでマークした新進気鋭の政治家 是枝孝政。 父親は、清廉潔白な政治家。 その息子の政治家の秘書が、優衣だった。 震災孤児を支援するNPO法人が、 政治資金を集める組織ではないかと 潜入して調べる淳平。 あっけなく、特捜部の検事だとバレる。 それでも、物語を紡ぐが、 非現実的な検事の行動が、物語を薄っぺらくしてしまう。 優衣は政治家の愛人に。そして優衣との焼けボックリ。 阪神大震災、関東大震災そしてアルジェリアのテロに遭遇する。 民主党の失敗と自民党の復活。 民主党の不甲斐なさをうまく表現する。 その中で、小泉純一郎みたいな政治家が、 善意を装って、闇の資金を扱う。 着想は、面白いが。 | ||||
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まあまあでした。中山七里としては、もっと期待度が高かった | ||||
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個人的に好きな中山七里さんの作品のラインとは少し違う印象を受けた。 主人公とヒロインの……いや、冒頭ではヒロイン達の甘酸っぱいような、なんとなく昭和の青春ドラマを思わせるような青春の匂いがする部分は楽しく読めました。 が、阪神淡路大震災を転機にして少年編から社会人編になった感じで、社会人編になってからは汚職だとか金だとかテロだとか現実的なテーマの中に身を置く主人公とヒロイン。 なんとなくヒーロー物であれば勧善懲悪なタイプが好きだけれど、現実的には割り切れない話があったり、正義が悪を懲らすセオリーに収まらずに悪が正義を出し抜いて成り代る現実もあるので主人公の悪に対する考え方、物語上でその悪に対峙する時の気持ちの動き、色々と事情はあるが愛する人に対する愛する想いや嫉妬に揺らぐ気持ちはよくわかるように描かれているように思うのですが、ヒロイン像が……少女時代は美しく可憐で主人公にだけ特別な想いを寄せていたのに、大人になったら蛹が蝶に羽化したようなより美しい女性になっていたが、作中で清廉潔白を絵に描いたような仮面を被った悪役政治家(えげつなく醜悪な悪役のイメージは最後まで無い)の秘書で愛人である意味、主人公の敵役として登場するも、政治家に傾倒しカラダの関係も当然ありだろう……しかし、主人公ともデキてしまうし、なんかブレブレな感じがして最終的には…………おっと、未読の方に申し訳ないので言わないが、『えっ?その終わり方?』となってしまうような感じで恋愛モノとしては個人的には気持ち悪い……個人的には主人公とヒロインはくっ付いて終わって欲しいハッピーエンドが見たかった。 ソレ以外にもストーリーとして興味深い謎を投げ掛けておいて雑に回収しちゃった感とストーリーの真ん中部分に色んな社会問題的なテーマを盛り込み過ぎちゃったかな?感と、中山七里さんの作品にしては主人公の彼女として登場する女性やNPO団体の事務を担うリーダー的な女性が話の中に結構出てるのに割と呆気無く使い捨てた感があり、今まで読んだ中山七里作品としては らしくない かも知れません。 恋愛モノとしては成就する側の立場に立って見るより片想いしてる側の立場になって見た方がらしいのかも知れませんが、恋愛モノではないなぁ…… | ||||
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美人の双子である麻衣と優衣と幼馴染の淳平。彼女たちを護ると約束した少年時代の想いは貫き通せるのか。 序盤は双子と淳平、さらに淳平の兄を巻き込んでどんな展開になっていくのか楽しみにしていたのだが、その後の展開は期待外れとなってしまった。 麻衣、優衣、淳平の関係性も中途半端だったし、検事となった淳平の潜入捜査の手際の悪くなかなか本質に踏み込めないし、最後にイスラムのテロに巻き込まれるのも強引な展開だった。 著者の作品は期待値が高かったので、物足りなく感じてしまった。 | ||||
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読んでいる間はスラスラと読み進められますが、地震やテロなどで話が急展開する印象を受けました。話は主人公の幼少期から青年期(東京地検特捜部)まで描かれています。実際の世であった2回の大地震やイスラム過激派による日本人殺害を思わせる描写などがあります。作者は何が描きたかったのか?双子の姉妹との関係も幼少期や少年期は丁寧に描かれていたが急に一人が地震で死んだり、もう一人は地震後連絡が取れなくなり、最後はテロに巻き込まれて死ぬ? 面白かったけど中山七里作品としては物足りない気がしました。 | ||||
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阪神淡路大震災や東日本大震災、その他の実際に起こった事件をうまく物語に絡めて、 青春物語、サスペンス、大人の情事など、いろんなものを詰め込んだ作品です。 主人公と双子の姉妹が小学生の頃から30歳までの長い時間が一冊に収まっている上に、 ジャンルを跨った描き方がされている為、少しまとまりがなかったというか、 駆け足だったというか、ちょっと落ち着きませんでした。 | ||||
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双子の姉妹、優衣と麻衣、二人から恋心を寄せられる幼なじみの淳平。 ある日、麻衣が兄を殺害する現場を目撃するも何もせずに現場から逃走。 翌日に起きた阪神淡路大震災、災害に巻き込まれ死亡した麻衣。 これを期に二人は暫く会うことがなかった、やがて出会った時には特捜検事と 議員秘書となっていた。 マネーロンダリングの証拠を掴もうと潜入捜査員となった淳平、再び会った優衣に 心惹かれて行く。 淳平の葛藤が綴られていきます、ラストで表題の意味も分かるかな。 | ||||
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主役の淳平がどうも「正しい男の子」と思えず、ピンと来なかった。小学生時に双子の名誉の為に喧嘩した以外は、単に「双子から珍重されているが故の優越に浸ってる」というキャラの印象。 タイトルに入ってる「スティグマ」はどの意味で付けたんだろう?「聖痕」だとしたら、変質者に付けられた傷に「聖痕」…だと感覚に合わない。 ついでに、東日本の震災時、結構都内はのんきだったんだなー、と思った。 「商魂逞しい店がスニーカーを千円で売っていた」。 たかが1〜2行の描写ですが、あの時は、水や食糧にしても、スニーカーにしても、ラジオや懐中電灯にしても、「店を開けてくれてる事(実際は屋外にテーブル出してそこで販売してましたが)、売ってくれる事に感謝」しましたけど…。まあ、これは実被害がどの程度あったかによっても変わる印象でしょうが…。が、この描写で、阪神の方の描写も薄っぺらく思えて一気に「白け」てしまいました。 程々に楽しみました。 | ||||
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一卵性双生児、八重樫優衣と麻衣。 二人と兄妹のように育った神川淳平は ある日、廃工場で兄、省吾が姉妹に刺される現場を目撃する。 刺したのは愛しき初恋の相手、優衣なのか、それとも麻衣なのか。 真実は、阪神淡路大震災と共に闇へと消され 優衣とも離れ離れになってしまう。 十五年後、特捜部検事となった淳平は 疑惑の政治家の秘書を努める優衣と再会する。 課せられた使命と優衣への思慕の間で揺れる淳平。 そして、再び起きる震災が二人を思いがけない事件へと 巻き込んでいく。 皮肉にも追い追われる立場で出会ってしまい やっと思いが一つになっても 疑念を抱きながら身体を合わさなければならない 二人が切ないです。 幼少期から思春期へと移り変わっていく 四人の、それぞれの思い、震災の恐ろしさ、 疑念と愛欲に溺れる優衣と淳平。 とても丁寧に描かれていて 流れも決して悪くないと思うのですが 扱った事件が大き過ぎたのか、読み応えがあった割には 結末に物足りなさを感じました。 サスペンスの要素に、もう少し重点を置いても 良かったのではないかと思います。 | ||||
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