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七十歳死亡法案、可決
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七十歳死亡法案、可決の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 41~60 3/6ページ
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あの父親の態度にはムカムカして、もっと激しく責め立てた方が良いとツッコンでましt。(笑)、でも息子が良い子だったので何とか読めました。これで親父=息子だったら読むのに挫折してたかも? | ||||
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超高齢化社会に向かおうとしている昨今、刺激的なタイトルに目を奪われました。しかしながら人は何歳まで生きるのかではなく、いかに充実した人生を送るか、考えさせられました。 | ||||
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タイトルが衝撃的なので、ハードカバーでは気が付きませんでしたが、店頭の新書をみてアマゾンの中古品を求めました。小説なので良いとは思いますが、不幸な内容も対比としてあれば、もっと共感が湧いたかもしれません。いずれにしても終活・家仕舞い・墓仕舞い等シニア自身が現実と向き合う事の必要性を、改めて感じさせてくれた一冊ではありました・・・ | ||||
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主人公が弁当屋でのしあがっていくところ三浦由紀江さんの有名な実話(大宮駅で時給800円の弁当売りパートが正社員になって~)のままですよね。許可をとっているかどうかわかりませんが、これはないだろうとびっくりしました。この人の作品は興味を引くテーマ、でも中身は家族ドラマです。しかも登場人物が皆ステレオタイプでよく言えば読みやすいけど、テーマについて掘り下げてあるわけじゃないのでがっかりというのが多いです。 | ||||
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七十歳死亡法案、そんな馬鹿なって思ったよ。倫理的にあってはいけないことだ。人間には生を全うする権利がある。それをぶち壊すのがこの法案だ。医療制度の発達とともに寿命はどんどん長くなっていき、それに伴い増加し続ける高齢者たち。ずっと働いてきてやっと余生を楽に過ごせると思っていた高齢者にとっては、その法律は厄災でしかないだろう。 でも、その反対の立場にある方々について考えたい。若い頃に比べれば身体は衰えたが、足は動くし、脳も正常。その逆の立場にある方たちだ。痴呆が発生し普段の生活にも齟齬が生じていき、娘、息子の手を借りないと生きていけない身体になってしまった人たち。彼らのあいだにある痛みは大きい。娘、息子は自分の世話の為に自分の人生を犠牲にして母、父に尽くす。介護は多忙を喫する。近年、よく話題に上がるのが介護殺人だ。介護の辛さから逃れるために、彼らは人をも殺めてしまう。下手すれば、そんな事態になってしまわないくらいに介護は身体を疲弊させる。また、日に日に衰える身体を目にし、精根も落ちていく。そんな私を介護してくれる彼らにふがいなさを抱くことになる。 ここで転換点になるのが、やはり安楽死制度の成立だと私は思う。 死にたいと願う者に死の権利を与える。これは、今の時代に無くてはならない制度だ。 身体が元気なら生きていてほしい、しかし身体を病に蝕まれ、ある年齢を迎えたものには自分の生を全うする権利、それが必要となると私は思う。そういったことを、この本を読みながら頭で反芻していた。そういった、これからの社会の在り方に、生き方はどうあるべきかについて考えさせられる良き小説になっていると私は思った。 | ||||
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もっと政治のドタバタが書かれているものと思い読んだが、違った。 七十歳の誕生日までに死ぬという法案が通り、それをめぐる老人(寝たきりの姑)、この国では老人が元気なのに就職できない元気のない若者の思い、介護疲れの主婦、主婦に家事や介護を押しつけて残り少ない人生を満喫しようとする夫、老母が死んだら遺産がもらえると期待する子ども。それぞれの思いや人間が描かれて面白かったし、本音が描かれて妙にリアルだった。実際はこんな法案は通らないが、仮に通ったら人々はどんな思いを持ちどう行動するのだろうか? 主人公の主婦がキレることによって、家族の歯車が逆に咬み合っていくのも良かった。 自分にも人生があるのだ、と気付いて生き始める女性を描くのが作者は上手い。 私も作者と同じ年代です。子どもの時から男女平等という言葉は聞かされたけど現実は違っていた。そういう経験をしてきた私たちは、理想と現実の違いに諦めて生きてきた世代だと思う。その前の世代よりは幸せだけど、理想を知ってしまったからそれが絵に描いた餅だと知った絶望も味わった。 今からでも、自分のための人生を生きていいのだと思った。 | ||||
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普段はアマゾンのレビューなんて めんどくさくて書いた事ないけど、 オススメしたいなと思える本だった。 この本を知ったきっかけは まちを変える仕事をしている木下斉さんの 紹介がきっかけだ。 本の内容は他の人がレビューで書いてるから 割愛するけども、 他人を思い少しでも自分の力で動く事で 世の中が少し変わって大きな流れになる。 そんな事をフィクションだけど、 少しリアルに感じさせてくれる本だった! | ||||
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作者は一応、高齢化社会の問題や、年金・医療・介護の問題と財政破綻になりかねない現実は分かっている様だが、法体系に対する理解が全く駄目であると思う。 作者自ら憲法の基本的人権の尊重に反すると書いてるから、憲法は現状通りで改正されてないと伺える。にもかかわ らず、こんな凶悪で極端な違憲立法が議論を尽くさずに与党の強行採決で成立したじゃ、法体系の理解が中高生並み なのかと感じてしまう。 万一このような事が起きたら、違憲訴訟が全国でまき起こり、法の施行もままならないでしょう。 一応国際社会の批判や、中華人民共和国の反応なども描かれているのはいいが、他のレビューを読む限り、そういっ た描写も最初だけで、ひたすら主人公家族の話に終始する、題名詐欺みたいな内容だと思われるのも、買う気が無く なった一因です。 それと決定的におかしいと思ったのが、対象者を、政府が用意した方法の中から希望の方法で、安楽死させるという 下り。これは、実際は実現不可能なのです。 2年後の施行初年度は対象者が2,200万人とあって、対象年齢に達した者は30日以内に死なねばならないと法で 定められているので、この人数を30日以内に死亡(処理)させるには、毎日休み無く24時間実行したとしても、 1時間あたり30,555人、1分あたり509人、1秒あたり8.5人を安楽死させないといけない計算になるので、処理施設を全国に70か所用意したとしても、現実には到底実現不可能。実際に実現させるには、準備や遺体処理の 時間も問題となるので、それらが不要となるように、製鉄所の溶鉱炉に次々に落して殺す位しないと不可能だと思え ます。安楽死などとても無理です。 2年目以降も毎年150万人とあったので、毎日休み無く24時間実行しても、1時間当たり171人、1分あたり 約3人を安楽死させる必要があるので、やはり全国に70施設用意しても、1施設1時間あたり約2.5人の安楽死の 実行はかなり難しい。 実際には準備や遺体処理、清掃、次の人の準備で2時間、安楽死に30分要するとして、1人2.5時間が必要だとし て、1日15時間、休み無く稼働させて、1施設で1日約59人を安楽死させる事になるから、1日1施設で148 時間が必要になり、各施設とも、安楽死部屋を10部屋用意するとして、1日15時間でぎりぎり。 政府の施設だから、現実は休日・休憩時間を考慮し、1日8時間稼働として、この3倍位の時間が必要だから、1日 1施設で443時間が必要になり、1施設に安楽死部屋を60部屋用意しても、毎日1時間あたり約1人の安楽死の 実行が必要となり、実現不可能です。(1人2.5時間必要で、1人当たり1.5時間の不足) 従って、やはり希望の安楽死は実現が難しく、もっと乱暴で痛みを伴う、殺人処理とならざるを得ないでしょう。 設定や着眼点は良いのだが、法体系の理解や細部の詰めが甘くて、設定に破綻をきたしているのが残念。 まあ結局ディストピアSFでない時点で、好みではないのですが。 | ||||
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70歳で安楽死をさせる法律の可決! 序盤は本当にわくわくして、この大いなる問題提起の行く末を読み進んでいましたが ニートがどうとか、親戚や夫がどうこうと言うあたりから、辛くて読めなくなりました。 リアルに現実をただ生きるだけで苦しいのに、 なぜ小説の中で散々意味の無い、主人公の人生の(空想の)ネチネチネチネチとした愚痴を延々と読まさせるのか。 下らなくて、辛くて、吐き気がしました。 登場人物、全員が今すぐ安楽死して欲しくなる、不快な連中ばかりでムカムカします。 時間も金も無駄です。 | ||||
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70才死亡法案 が可決された。70歳になったら 特別なる選ばれた人 以外は( 死んでいただきます) という おっそろしい法です。 施行は 2年後の4月1からです。表紙の 5名が宝田家の 皆さんです。この家の主婦 東洋子さん 55歳が 我慢の限界で ブッ切れて 家を出てしまいました。 温厚で従順で、我慢強く、賢い 主婦の鏡のような 東洋子さんが です。 家に 居るのは 介護が必要な 68歳の姑と 29歳無職の 引きこもり状態の 長男です 。 家長は 暢気なもので 旅にでてます。 現代の 窮窮とした世情‥……‥時の総理 馬飼野氏 は ほんとに本気で 突っ切るんでしょうか。 一気に加速して読みました。。 | ||||
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いつの時代にも繰り返される同じような発想と物語・・時代に沿った内容を少し加えているだけ・・ 姥捨て山しかり・・くだらない0円でも読まんわ!! | ||||
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小説なので、この物語のように噛み合わなかった家族の歯車が少しずつ噛み合って行くような展開、現実にはないと思う。 でも、70歳死亡法案という発想は衝撃的で、違う世界線の本当にあるような世界で、すごく興味深く且つ面白かった。 自分は福祉職と言う事もあり、この本にめぐり合えたが、同じ分野で働いている人がいれば是非読んでみてほしいと思う。 福祉とは何なのかという疑問へのヒントになるかもしれない。 | ||||
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面白かった‼️今の日本の高齢化にどんぴしゃ。私の母も96歳。介護してもらう側、介護する側どちらも苦しい。高福祉社会になってもそれでも悩みは尽きないけれど、介護自殺、殺人は、減る。 | ||||
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おもしろかった。主人公の気持ち分かる。 以前読んだ さちこ を思い出しました。 幸子は介護によって人間性を取り戻したけど、この東洋子は自分らしい生活を取り戻した。 両方ともに出てくる夫はどうしようもないね。けど、こんな人多いんだろうね。 | ||||
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「女たちの避難所」(新潮文庫)を読んですっかり垣谷さんのファンとなったことから、ややSFっぽいタイトルであったが本作品を手に取った。 本作品もかなり出来の良い作品であり読後感は大変満足の一言に尽きる。 破綻寸前の日本政府が「七十歳死亡法案」を強制採決し施行まで二年となった世の中。 寝た切り老人とそれを介護する嫁、介護を任せっぱなしの夫、ひきこもりの息子、自宅の介護から逃避しながらも介護施設で働く娘、そんな家庭が舞台。 現実の日本の社会でも実際に起きている介護やひきこもりの問題が巧く描かれており、一気に読了した。 介護する家族の気持ちや介護される老人の気持ち、それを取り巻く家族や親戚の気持ちの全てが作品の中で巧く表現されていて、自分自身にもやがてやってくる親の介護問題を考えるきっかけにもなった。 垣谷さんの作品は文章やストーリー展開が複雑であっても解かり易くどんどん読んでいきたいと思った。 | ||||
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大変おもしろかった。高齢者人口が増え若者の負担減らすため70歳になれば2年以内に死ななければならないと言う法案が可決。 それを逃れる為には社会貢献すれば生きていける。生きていたいが為に寝たきりの老人はリハビリに励み自立していく。 介護疲れの嫁は後何年の我慢と言い聞かせ姑の介護。 私は介護されて迄生きていたくない。自分の事がいつまでもできるよう寝たきりにならないようあと少し頑張ってみようと思った | ||||
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タイトルだけだと過激な法案だと思いますが、中身は高齢化社会での介護の実体を描いたリアイリティのある物語です。日本の財政が困難だから、高齢者である70歳になったら死ぬように法律が可決されたらどうするか?という重いテーマに対して考えさせられました。在宅介護、遺産相続、引きこもり、低賃金、熟練離婚(未遂)等の色々なことが散りばめられた興味深い作品でした。 | ||||
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こういう家庭、日本中にありそうで身につまされました。 寝たきり(とは言っても頭は超元気)な義母の介護をすべて押し付けられている専業主婦の東洋子、夫は鈍感、息子は引きこもり、小姑たちは勝手で口うるさい。人生70年で老後の資金も心配ないという時代だったら我慢できたかもしれませんが、いつまで続くか先がまったく分からない介護に、70歳死亡法案くらい考案してあげてほしいと思いました。 登場人物に悪人はいませんが、みんな自分勝手で、わがままで、自己中。でも東洋子が家を飛び出してからやっとひとりひとりが変わり始めます。本当は飛び出す前にもっと言いたいことを言ってぶつかっておけば、もっと早く家庭も変えられたかもしれませんが、結果よかったですね。東洋子自身も変わりましたし。 最後はちょっとうまく行きすぎと思ってしまいましたが、後味が悪いのも嫌なのでよかったと思います。 70歳死亡法案が個人や社会に与える影響もなかなかおもしろかったです。現在の日本の問題もうまく書かれていたと思います。もうちょっと続きも読みたかった。 | ||||
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衝撃的なタイトルに惹かれ、購入しました。 姑の介護は私にもふりかかるかも?夫も息子も義理兄弟姉妹も勝手なことばかり。我が身に置き換え、腹わたが煮えくり返りそうになりながら読みました。 若い人にもお年を召した方にも読んでいただきたいと思いました。特に高校生・大学生あたりにも。 日本はこれから介護で疲弊する社会です。 明日は我が身と身につまされました。 面白かったです。 | ||||
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想像していたより あっさりと展開していく物語でした。 深刻な社会問題を読者に考えさせながらも重くならなず、読者を飽きさせないお話の展開だと感じました。 もう少し後味悪く終わる方が、より真剣にこの問題について考えることができるのかも? と思ったので☆4つの評価とします。 | ||||
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