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七十歳死亡法案、可決
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七十歳死亡法案、可決の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 21~40 2/6ページ
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高齢者が三割を超え、破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法案」を可決したとの仮説です。 我儘放題の姑、家事や姑の介護に無関心な夫、別居している無関心の娘、引きこもりの息子。 その時、介護疲れの主婦はどうする? なるほど、そうするか。 うちにも要介護2の母がいるので、考えさせられた小説ですね。 | ||||
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2012年、8年前の出版なんですね。文庫化されてないのは、あまり売れなかったからかな。75歳または80歳の設定だと、もうちょっと売れたかも。 | ||||
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表題は過激だが、読んで納得します。 こういう風にみんなが納得できるとは思いませんがこういう方案を出す政治家がいても良いのでは? | ||||
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あまりにセンセーショナルなタイトルで、怯んでましたが、内容はうむ、、、少子化超高齢社会、、、未来の子供に担わす荷物が、、いやいや読んだら納得出来るはず。御一読あれ。 | ||||
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おもしろかった | ||||
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タイトルにも書いたが、これでもか、これでもかと思うくらい社会問題がぎっしりだったが、それが詰め込み過ぎという感じがなくすんなりと読めた。高齢社会、介護問題、嫁姑、ブラック企業、引きこもりなどなど挙げたらきりがない。主人公一家が本のタイトルになっている法案可決をめぐってそれぞれの人生を考えるようになっている点が詰め込み過ぎという印象を減らし、個に注目させているのかもしれない。ほんと、筆者はすごい!いろいろな意味で感動させられる話だった。 | ||||
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誰も、無関心では、いられないテーマで、衝撃的なタイトルで惹きつけられました。それそれの立場での、こころの動きやら、丁寧に書かれていて、勉強になりました | ||||
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シュールな虚構世界を通じて、老人問題を扱った社会派小説、、、、ではありません。家族再生のラブストーリーです。まあ、面白かった。 70歳で安楽死かあ、、、、自ら希望する人も、少しはいるのかなあ、、、、 | ||||
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70歳になったら「安楽死?」してもらうという法案が成立したという設定で、 その後の宝田家の家族模様が描かれている。 しかし、安楽死というのは、本人が死を望んでいるが自分では死ねない(自殺 できない)場合に、苦痛なく死ねるよう他者が処置することではないのか。施行 初年度には2千万人もの人に、本人が死にたくないのに「死んでもらう」のは、 ヒトラーやスターリンやポル・ポトも驚く「大虐殺」ではないだろうか。 そんな凄まじい設定で始まったにしては、ストーリーは、主人公が寝たきりの 義母を介護する苦労話や、一流大学を出て一流企業に就職したのに辞めて引きこ もりになった息子の話、仕事を口実に家事を一切しない夫の話、そして介護はしない が母の遺産は欲しい義姉妹の言動など、現代日本社会の諸問題をステレオタイプに 取り上げたものであって、死と向き合うようなものではなく、タイトルとストーリーの 乖離が甚だしいと感じた。 注目を集めてこの本を売るために、取って付けたような衝撃的なタイトルにしたと しか思えない。 | ||||
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高齢者が国民の三割を超え、破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法案」を強行採決。施行まで二年、宝田東洋子は喜びを噛み締めていた。我侭放題の義母の介護に追われた十五年間。能天気な夫、引きこもりの息子、無関心な娘とみな勝手ばかり。やっとお義母さんが死んでくれる。東洋子の心に黒いさざ波が立ち始めて…。 | ||||
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タイトルで「こういうの、あればなあ」と。 オチは「正しい」方向だけど、施行日を「希望」と思い定めた人には、「絶望」のオチだ 面白いし、「それ!そこ!ある!!」の共感ポイントもめっちゃ多いんだが↑が自分的には「酷い仕打ち」で、読後感がもやった | ||||
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作者の作品をここ数日、読み続けていました。出版された年度が新しいものから読んでいたからか、いつものテンポの良さも笑いもない。ただ、本来なら3時間程度で読めるものですが、読んでいるうちにただただ、悲壮感ばかりで、前半戦では主人公の専業主婦の気弱さと言うか、正直、陰気さにくたびれてしまいました。70歳という着眼点は良いと思います。微妙な年齢なのでこれが80歳だと、それでなくとも非現実な話ですから、70歳という年齢なら何となくしっくりきます。ただ、介護、相続、ニート、身勝手な夫、これだけ詰め込むと、暗くなりました。何も言わずに家出するなら、もっと主人公はオロオロと義母や義理姉に言えなくても、息子と向き合う、夫と向き合う、戦って良かったんじゃないだろうか?実際、読んでてイライラします。しかも、最後は丸く収まるのは作者のお決まりパターンですが、実際、登場人物達はとても素晴らしい人、理解度の高い人すぎる!読み終わって、これほど疲れた作者の作品は、初めてでした。 | ||||
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まずは高齢者割合大に伴う介護・医療・年金負担という現実的に重要な問題を真正面から描き、1つの悲惨な例を宝田家として扱い、 最初は悲惨な現実に痛みを感じつつも、きちんと家族や周囲が良い方向に変わり行き、見事なエンディングに昇華した点が素晴らしく、 実際の政治家たちに是非読んでもらって、こういう国家改革を実現して欲しいと思える名作でした! 誰にも避けては通れない問題なので、全ての方にオススメです(^-^*)/ | ||||
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登場人物の設定、ストーリーのテンポや場面展開、また老若男女の心理面描写等々、納得感を持ちながらストレスなく読み進められる作品でした。短絡的なまとめ方にしない辺りも、一味違うなと思わせてくれます。是非、他の作品にもトライしてみようと思います。あまり有名でないのが意外だな。。。と感じられる素敵な作者でした。 | ||||
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物語の前半は、登場人物がみんな自己中心で、専業主婦をナメていて、イライラムカムカしながら読みました。 でも後半で、介護を一人で背負わされて主婦が、耐えきれなくなり家出をするのですが、その後の家族のドタバタが面白かったので帳消しです。 タイトルからして、介護の話かと思いきや、介護はもちろん、高学歴ニートやブラック企業、経済格差、中年女性の自立など、現代社会の様々な問題がうまく織り交ぜられたストーリーで、色々と考えさせられました。 テーマは深いのに、文章は軽い感じで読みやすかったです。 | ||||
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とても面白かった。主人公は介護に苦しむ主婦。夫も子供も助けてくれない。労ってもくれない。すごく悲惨な状態なのに、意外にも暗い気分にはならずに読み進み、最後は明るい希望に包まれた。 親のこと、自分の老後のこと、仕事のことなど、改めて考える良い機会にもなったように思う。 | ||||
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あっと言うまに読みました。 政治の力は凄い!この法案なら今の日本の抱える大きな問題の多くが解決できる。 でも と読後のスッキリ感は変わりませんが、考え続けたい作品です。 因みに私は安楽死法案は是非日本でも成立さして欲しいと思ってます。 | ||||
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誰の支援も得られない中で義母の介護を続ける主婦を主人公に、日本の高齢化問題を題材にした作品。介護を始め年金や社会保障、少子化問題、更には主人公の家族やその友人に起こる引き込もり、非正規労働、ブラック企業、過労死、ワーキングプア、格差問題などにも話は及び、今の世の中の様々な社会問題をうまく一つの話に盛り込んでいる。(やや詰め込み感はあるが) 「七十歳死亡法案」などとは、たとえフィクションで登場する架空の法律だとしても、人によっては批判的な意見も出てこよう。だがこのような刺激的なワードで、昨今の社会問題を正面から捉えようとする試みには賛意を示したい。その意味では、永江氏があとがきで「タイトルも行動も過激でないと伝わらない」と述べている点に合点がいく。追い詰められた主人公、東洋子の「過激な行動」と、死亡法案をすり抜けるための脱法手段の発想が、なんともユニークであった。 | ||||
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圧倒的支持率を背景に、全ての人は70歳で安楽死させる、という法律が成立した日本での話 もう少し、コメディタッチの作品と思って読んだが、かなりシリアスな内容で、老人介護問題、介護ヘルパーの労働環境問題に加え、若年層に降りかかる年金などの責任など、重い話題が現実問題として書かれている 確かに、70歳以上の老人がいなくなれば、解決する問題は多いだろう 読み始めは、あまりの重さに読むのが苦痛だったが、途中から読みやすくなり、最後は明るい雰囲気で終わったので、読後感は悪くなかった | ||||
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専業主婦である宝田東洋子の気持ちには共感した。毎日の介護を人に任せて、たまに来て無心だけする家族というのは普通だ。要介護者が死んだ後も報われる訳で無く、下手すると貯金や家まで奪われかねない。むしろこの小説での東洋子の苦労はそんなに酷い方ではない。私の実感よりは楽な気がする。作者は介護の実体験をしていないんじゃないかと思う。けっこう大変ですよ。それでも要点は的を射ている。介護生活の大変さの要は、要介護者のワガママと排泄処理、それと自分の時間が取れない点だ。どこにも行けなくなるし、友だちとの付き合いも減る。夫や息子など男性が妻や母に甘えて家事や介護をないがしろにする実態も良く描かれている。まだまだ男性社会で家事も介護、育児など「生産」ではない労働の価値が低く見られる世の中だ。作者の意図は良く分かる。 しかしこの作品は些か話がうまくできすぎている。そもそもあり得ない設定の話なのだから仕方ないが、リアリティーはない。細かいところ一点上げれば、自分でトイレに行けるようになれば、今度はトイレを汚すようになる。そうならない場合もあるだろうが、「普通」はそうなるだろう。そんなにハッピーには推移しない。 全体の構成も無理やりだった。結末は読者に希望を持たせたかったのだろうけど、安直だったな。タイトルがこうだから仕方ないか。 | ||||
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