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ハゲタカ4 グリード
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ハゲタカ4 グリードの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 41~60 3/4ページ
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「ハゲタカ」、「ハゲタカ2」を楽しめた読者は、今回も大変Enjoyできるだろう。 いわゆるリーマン・ショックを題材にこれだけ書けるのかと脱帽の思いだ。 「ジャック・ライアン」シリーズではないが、「鷲津政彦」シリーズも歴史に名を残すことになるだろう。 いつも感じるのは、投資銀行を巡るプレーヤーがどういう考え方でどういう行動を取るかが透けて見えることがすばらしい。 この投資銀行の定石的行動に対し、これに変則的な行動を取る鷲津やストラスバーグがシーンを盛り上げていく。 サブプライムローンのモーゲージ債のCDSが崩壊のキーとなる商品だったという印象は本書を見ても崩れない。 作中人物のアンソニー・ケネディーの話をおもしろいと感じた。要すればこうである。 ・金が人を救うのは事実だが、利権を貪る偽善者や、罪滅ぼしに金をばらまく財団もある。 現場で生きた金の使い方をするにはどうすればよいのかという疑問がわくが、金をばらまく連中は、少しでも多く見返りを求めようとするために、あれこれ口を出してくる。投資家は金儲けさせできれば使い方に無頓着。 ならば、自分で金を集める腕を磨くべきではないか。そうすれば、世界を変えられる。 とにかく、こういう生き方はできないが、憧れはする。 | ||||
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状態が「非常に良い」とありましたので購入しましたが、帯が付いていませんでした。 他店は、帯が付いて無い時は「帯無し」と明記してありますので、明記するべきだと思います。 商品自体は、「非常に良い」です。 | ||||
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アメリカを喧嘩を売った鷲津の最後の結末には驚かされた。 リーマンショックを題材にした本編ですが、 小説とは言えあの時表には出てこなかったことが少し垣間見える内容で、 とても読み応えがあり上下巻あっという間に読める本でした。 | ||||
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ハゲタカシリーズ最新作ということで期待していましたが、残念な読後感です。最後まで盛り上がりに欠け、鷲津以外のキャラクターはほとんど存在感がありません。リンやサムはいるだけです…芝野は中小企業再建中なので仕方ないかもしれませんが、別の視点を提供するキャラクターがいないのは著者の作品としては致命的です。鷲津のメヒィストフェレス的な魅力も描かれていません。著者の作品をこれからも愛読したいと思っているので厳しいことを書いてしまいました。 | ||||
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今回の作品も、頭脳と感情と行動力を合わせ持つ鷲津政彦の強い姿が描かれていて非常に面白かった。 物語の主題はリーマン・ショックを例にしてアメリカという国を描写するもので、 過去にも金融で失敗してもなお同じ過ちを繰り替えす強欲さが国の推進力になっていることと、 いざという時にはナショナリズムを全面に出して団結するというわかりやすい国という印象を受けた。 小説のストーリーとしては概ねリアリティがあったが、 一部で主人公サイドに都合が良過ぎる展開になった点は気になった。 次回以降の作品ではヨーロッパ金融危機を舞台にして、 鷲津政彦ならどう行動したのかと、 ギリシャやEUが生き残った背景を描写するような作品をぜひ期待したい。 | ||||
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真山仁と黒木亮、どちらが面白いのか?一概には言えないが、真山仁はドラマ「ハゲタカ」でファンをつかんだと思う。ただし、ドラマを見てから原作を読むと、違和感がある。黒木の作品もたまにつまらないのもあるが、これは面白い!という代表作同士を対決させると黒木に軍配が上がるような。今回は芝野の代わりに北村という新聞記者が出てきたが、立ち位置がよくわからなかった。 リーマンショックの構図については一般概説書通りで特に学ぶこともなかった。でも、他のくだらない作家の小説に比べれば、真山さんの作品は十分金を出す価値はあると思いました。 | ||||
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他のレビューでもご指摘がありますが、「リーマンショックコンフィデンシャル」を読んでしまっているとリアリティに物足りなさが。 自分は「世紀の空売り」も読んでしまっているので、、、本作を読んでもワクワクできませんでした。 ノンフィクションの面白さのほうが勝ってしまっているなと。リーマンショックってそれだけ歴史的に大きな出来事だったのでしょうね。 文章や会話部分の表現が大仰で、真山さんの作風が自分の趣味には合わないかな。 | ||||
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よかった。本もきれいだったし、ないようもよかった。まんぞくです。 | ||||
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よかった。本もきれいだったし、ないようもよかった。まんぞくです。 | ||||
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上下巻とも一気に読みました。さすが真山仁、リーマンショックの裏側が垣間見えたような気がします! | ||||
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このシリーズ、いつもの終わった後の寂寥感がたまらないです。 ストーリーの後々解き明かされる鷲津がしかけた罠の爽快感。 いかにもという、読者に過剰に感情移入させる、わざとらしい描写やプロットもなく、終始ドライにつづられるストーリー展開がたまらなく良いのであります。 いつもの如く、上下巻一気に読みました。 | ||||
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テーマとしては難しいものだが、それらを小説にすることによって分かりやすくなっていて、 リーマンショックとは何だったのかというのが漠然とながら理解ができる。 小説としても非常にスピーディでテンポよく進むので、 続きが気になってどんどん読み進めることができます。 日本最強のファンドマネージャー鷲津がアメリカ相手にどのように戦っていくのか、 駆け引きを含め下巻がすぐに読みたくなる上巻でした。 | ||||
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下巻ではリーマンショックが起きた2008年9月9日からの1週間を中心に描かれている。 物語の中盤は少し間延びしてしまったが、終盤は展開が早くておもしろかった。 私はリーマンショックの当時、地方銀行で法人営業をしていたが、取引先の会社は本当に悲惨な状況だった。 工業団地の企業が取引先に多かったため、訪問しても工場が動いていない、従業員に仕事がなく掃除をしている。 もちろん資金重要があるわけなく、出すのはマル保を利用した赤字資金のみ。前向きな投資は一切なかった。 しばらく経つと、不渡りを起こして倒産。 世界はつながっている。今でもあの時の状況は忘れられない。 | ||||
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今回もまたヒールな鷲津がかっこよさにさらに磨きをかけて帰ってきました。 今回の舞台は、記憶に新しいサブプライムローンの破綻に端を発した世界金融危機の舞台裏で政治と金融の妖怪たちを相手に、かっての敵、飯島元ニッポンルネッサンス機構総裁とともにバブルの時にアメリカから日本が受けた仕打ちに仕返しを、ということでアメリカの名門企業の買収に暗躍するのですが、実はその裏では・・。 本当にリーマンショックの裏では鷲津がいたのではと思わせてくれるようなリアリティで、破たんする企業の裏側が描かれていて、私腹を肥やすことにしか興味がない経営者や政治家たちとの戦いは息をのむという言葉がぴったりで、エンディングは、ほんとにしびれるくらい鷲津がかっこいいです。 「ハゲタカ」シリーズは真山氏の思い入れも他作品と段違いだと思えるほど、登場人物が生き生きとしていて、群を抜いて楽しませてくれますが、本作品は過去最高でした。 | ||||
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相変わらず真山氏の本は面白い。 どれをとってもはずれもない。 そしてこのハゲタカシリーズ。 物語の舞台がサブプライムとリーマンショックであることがまたとても面白かった。 とてもすごい出来事だとは知っていたが、どうすごかった知らなったので、この作品を読んでから思わず調べまくってしまった。 私が思想などに興味を持って以来思っていたことは、資本と主義と社会主義の根っこの部分が、資本主義が欲であり、社会主義が善であるということだ。 自由のもとに稼いだもん勝ちの資本主義と、万人の平等性を求める社会主義。 この二つの思想のもとに欲を動機とする思想が世界を成り立たせていると考えると、少しおかしさを感じるところがある。 資本主義は定義などのある程度明確であるが、社会主義は共産主義とリンクしたりする部分もあり、少し曖昧な言葉であるが、 本書は資本主義の欲の部分に真っ向から向っていき、露わにしている。 ハゲタカシリーズにはまさにぴったりの題目であり、それを昨今の金融危機とリンクさせ、なおかつストーリーとして面白く仕上げているあたりに著者のすごさを感じる。 さまざまな作品で多様な問題提起を行ってきた著者が、ハゲタカだけでなくほかの作品を含めて次にどのような問題提起をするのか楽しみである。 私が近年最高に好きな著者の作品に大きな期待を持っている。 | ||||
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「ハゲタカ4」も期待を裏切らない。お勧めです。 日本、中国、アメリカと活躍の舞台を変えて「企業買収」を行う主人公は、これまでどうり「成功」しますが、最後信念に変化を見せます。 近作の主要キャスト新聞記者の北村悠一は、唐突にNYから「宮城県気仙沼」へ転勤辞令が出ておしまい。 前作の主要キャスト再建屋の芝野健夫は、「東大阪で細々やってます。」みたいな、ちょっとだけ登場。 これ次回作の前振りなのか? となれば舞台はアノ「3.11 東日本大震災後」から「東京オリンピック」。 「ハゲタカ5」が発売される頃、”そうそう「アベノミクス」なんてあったよな、なつかしい。”てな事になるのかな。。 | ||||
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真山氏の小説は始めてよんだ。内容的にはリーマンショック最中の混乱時にアメリカンドリーム社をめぐって鷲津と(アメリカ)市場の守り神が対決するというもの。 ただその過程で描かれるリーマンショックの記述が長く、リーマンショック関係の本を何冊か読んでいたので冗長だと感じた。 最後の展開は、意外で、面白かったので星3つ。 | ||||
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本書は2008年、リーマンショック時の動乱を描いています。 フィクションとノンフィクションが交錯しており、5年前のショックを思い出して懐かしくなりました。 登場人物が多く、関係性を理解するのに苦労しますが、経済小説として読み応えは十分。 早く下巻が読みたくなる展開です。 | ||||
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過去のシリーズ同様、目の前で動くかのように進んでいく様々な施策に吸い込まれ、鳥肌が立つことも。 | ||||
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【ネタバレ注意】 今回真山仁氏の『グリード』を読ませていただき、若干肩透かし小説・冗長な文章という印象を受けた。 私は『ハゲタカシリーズ』3作、ハゲタカ、バイアウト、レッドゾーンを以前に読んだが、それに比べると場面の変化が乏しいこと、 登場人物が少ない印象を受けた。それは主にエジソンがものづくりの真髄として作り上げた架空会社AD(アメリカン・ドリーム社)と 米国投資銀行GC(ゴールドバーグ・コールズ社)、市場の守り神と称される大物投資家サミュエル・ストラスバーグ、サムライ・キャピタルの鷲津政彦 の4者(社)、実質的にはサミュエル・ストラスバーグ vs 鷲津政彦という構図で物事が進み、GCとADは単なる取引要素の一つだからだろう。 サミュエル・ストラスバーグには『相手を脅す』(ホワイトハウスを使って)『経営者に働きかける』『GCやその他を使って探りを入れる』という手札を 鷲津政彦は『経営者に働きかける』『マスコミを使ったネガティブキャンペーン』『マスコミ・GC・調査会社(サム・キャンベル)を使って探りを入れる』 という両者ともに少ない手札を、その時々(リーマン・ショック前から後という期間内で)に応じて切っているからなのだろう。 また、今回政治や社会面に強い暁光(ぎょうこう)新聞の記者・北村悠一がところどころで登場した。記者の生活を垣間見る・サラリーマン記者としての葛藤 (縦割りの組織で柔軟な取材ができないこと・社内政治に対する不信)が見られ良かったのだが、逆にこの記者の登場がこの経済小説の「冗長さ」を醸したの かもしれない。1日1日が非常に長い文章で記述され、(北村記者としての1日・GCの社員の1日、鷲津近辺の1日と重複する部分も多々ある)途中で本を閉 じて休憩したぐらいだ。鷲津の立場1本で書いてみるともっとスマートな文章になるのでは?と少し思った。 リーマン・ショックを巡る問題を知識抜きで、国盗り物語風な小説だと作者が言っているように、まさにそんな小説だった。私個人としては知識をふんだんに 盛り込んだ以前の小説が見たいと感じた。そしてこのシリーズは過去から現代に向かうにつれて、世界各国のパワーバランス(中国やロシア・アメリカ)もフ ラット化し、企業同士も競争淘汰され、企業も盤石になるにつれ、鷲津そのものの存在(凄み)もなくなりつつあるのかなぁ…と個人的には思った。 今後は日本を巡る原発や電力問題(東日本大震災を起源とする)・復興問題に対する救世主として、またはベンチャーキャピタル的な役目(だんだんとお金を掛ける必要のない)を果たす小説になるのかなぁ…と少し読者として感じた次第だ。 それは作者真山仁氏が登場人物北村悠一氏(最後は宮城県気仙沼支局に異動)の今後に含みを持たせた点から。 | ||||
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