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ハゲタカ4 グリード
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ハゲタカ4 グリードの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 1~20 1/4ページ
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上巻の一連の危機で米国の政府系金融機関、ファニーメイ(連邦住宅抵当公庫)とフレディマック(連邦住宅抵当貸付公社)は国有化されてしまった。破綻が懸念されるリーマン・ブラザーズ株は下がり続けている。ゴールドバーグ・コールズ(GC)も危ない。鷲津率いるサムライ・キャピタルがGCを買収するという話も出ている。 GCのジャッキーは、何とかGCの倒産を避けたいと思っているが、単なる社員ではどうしようもない。CEOはマシューだが、他の幹部はマシューを退職させ、タイム誌に紹介された既知の若手経営者、ライアンを後継者にしたいと考えている。 この金融危機のせいで、アメリカン・ドリーム社(AD)のコマーシャル・ペーパーの償還が困難となり、経営危機に陥っている。ADはゼネラル・エレクトリックのような米国の大手優良メーカーである。鷲津もADを狙っている。 経営危機になったGCは、ADにM&Aをかけると表明し、世界中から買収資金を集めてその金で自社を建て直すという策を取る。 そして、GCはAD株を買い集め始めたが、肝心の資金はなかなか集まらない。GCの負債は200億ドルになる。GCを支援していた鷲津は、GCが鷲津のAD買収を邪魔しないように脅す。 実は、大物投資家のストラスバーグが鷲津にGCを救済しろと命じていたのだが、鷲津は簡単に言うことを聞きそうにない。 この物語の結末はどうなるのだろうか。 リーマン・ショックは誰でも知っている出来事で、もう過去の賞味期限を過ぎたテーマだと思って読んだが、日本の投資ファンドと米国人の大物投資家、そして破綻寸前の投資銀行が絡み、一つのドラマになっている。 さすがに「ハゲタカ」でデビューした著者の真骨頂というところだろうか。古くても楽しめる小説だった。 | ||||
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時は2008年。ジャッキーはゴールドバーグ・コールズ(GC)という投資銀行に勤めている。そこに、大物投資家のストラスバーグがサブプライムローン債のCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)について調べてほしいという電話をかけてくる。CDSとは、貸し倒れのリスクを回避するための保険のような金融商品だという。うまくいけば大儲けできるが、非常に危険な商品のようだ。 日本の投資ファンド(ハゲタカファンド)、サムライ・キャピタルの社長、鷲津がストラスバーグとゴルフをしている時、ジャッキーが、アメリカの大手投資銀行、ベア・スターンズが倒産したと知らせる。 しかし、これは始まりにすぎない。まだ破綻(デフォルト)率は10%余りで、1兆2000億ドル以上のサブプライムローンが残っている。これらがいつ破綻してもおかしくないのだ。 ジャッキーのGCもアブプライム関連の商品を多く持っており、危ないとされている。ジャッキーはサムライ・キャピタルのリンから「うちに来るなら歓迎する」と言われる。すぐには返事ができないジャッキーだった。 鷲津はニューヨークに来た顔なじみの記者、キタムラに「もうすぐニューヨークが震源地になって世界恐慌が起こる」と言う。 その後、元日銀理事で国際金融の専門家、堀がアメリカの大統領に呼ばれる。彼は鷲津の相談役である。 その堀が、アメリカでFBIに逮捕された。インサイダー取引の容疑がかかっているらしい。鷲津も共犯の疑いがかけられている。 読んでいて先を知りたくなるスケールの大きい展開である。下巻も楽しみだ。 | ||||
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真山作品は、「ハゲタカ」からのファンです。ハゲタカがNHKでドラマ化された作品を視聴のが始まりです。書籍、映像作品すべて見ています。どの作品も経済小説として、秀逸だと思います。この作品も、良くできた作品だと思います。ほぼ2日程度で上下巻とも読了してしまいました。内容に触れるのは楽しみが減ると思いますのでご遠慮しておきますが、真山作品を読んだり視聴したことのある方はもとより、初めての方にもお勧めです!!できれば始めての方はハゲタカから順に読まれることをお薦めします。主人公の「鷲津」の人間性や「仕事の流儀」、「覚悟」を理解できるので、作品がより面白く読めます。是非、お試しを! | ||||
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本当の黒幕が誰か、筋書きを描いたのが誰か、どんでん返しとは 言わないまでも、鷲津くんの読みに感嘆 | ||||
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マンネリ | ||||
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面白くない | ||||
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ビジネスを成功させるにはいかに正確な情報を入手し分析をするかにかかっている。ハゲタカと呼ばれてもただ企業を買収して売り飛ばすのではなく、その企業の将来を見据え再生もするという何か心地よさも日本的なところを感じる。 | ||||
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日本、中国そして最後にアメリカと戦った鷲津の戦いで作者が書きたかった事は一旦は書き終えたのだろうと思います。ラストの鷲津心境の変化に、長い戦いが一旦は終わったのだろうと。最高でした。 晩節を汚さず、この辺でシリーズとして完結ならば有終の美ではないかと。 | ||||
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FBIをも動かすことのできる人物と壮絶なやり取りがハラハラドキドキする。食うか食われるかのギリギリの状況を打開するための情報網を駆使しても先が見えない。どう対処するのか先が楽しみである。 | ||||
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リーマンブラザースの破綻に次ぐGCとADの経営危機を果たして鷲津はいかにして救うかが下巻の見どころ。 果たして鷲津は勝ったのか。 米国の強欲さの果てなき挑戦は衰えないことを物語った作品だった。 一般文学通算2064作品目の感想。2018/04/25 21:15 | ||||
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舞台はアメリカ2008年のリーマンショック及び関連米投資銀行を舞台にした経済危機。 鷲津の久しぶりの登場だが過去のハゲタカシリーズと比べるとやや迫力と緊張感に欠ける。 下巻での成り行きを期待したい。 一般文学通算2064作品目の感想。2018/04/24 10:50 | ||||
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めちゃめちゃ面白い。 金融業界に詳しくない私でも充分楽しめました。 | ||||
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面白いのですが、一点ツッコミを入れるならば、米国株式にストップ値幅はありません。 売られて下がるのならば、際限なく下がります。 | ||||
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鷲津のもつ 緊張感が たまらなくいい。 「ニッポン人の足下にひれ伏して、 慈悲を乞うときが来たのです。」 アメリカと日本人って、ポジションが ちょっと、違うのだよね。 どうしても、アメリカが上にある。 あこがれや憧憬みたいなもの。 グローバルになりきれない日本人。 アメリカを買いたたこうとする日本人。 「そもそも実体のない巨額のカネを好き放題に浪費したために 国全体が衰弱している。全米が欲望の限り尽くした結果、 そのるつぼに呑み込まれて立ち往生しているのです。」 お金でお金を生み出すと言う錬金術が、 どんどんとアメリカで生み出されることがスゴイ。 それを叩き潰すって、無理だよね。 「お前は、アメリカと戦争する気なのか?」 結局、鷲津は 勝つことができなかった。 勝負で負けて、勝つ。 アメリカへの思いやり? ふーむ。鷲津らしくない。 ジャッキーとケネディがよかったな。 読後感は まったくの満足度がある。 日本人だからかもしれない。 | ||||
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リーマンショックの前奏曲から渦中まで。 サブプライムローンから、 サブプライム・モーゲージ(subprime mortgage)」になることで、 破綻の速度が急速で、崩壊が連鎖的におき大規模となる。 ハゲタカファンド サムライキャピタルの鷲津。 アメリカを買い占めると言う野望に、全力を上げる。 Greed is good. エジソンがつくったアメリカンドリームを買収する。 なぜか?『欲しいからだ』と鷲津が言う。 市場の守り神 サミュエルストラスバーグと闘う。 ジャッキーの考え方と行動が ステキだ。 新聞記者 北村のジャーナリストになろうとする姿勢が 鷲津に評価され、それがねたとなってスクープとなる。 しかし、新聞社の中では、嫌われ者とされる。 投資会社のあり方と破綻。 『エリート』であるが故に、みえない罠にはまっていく。 アメリカのもつ特有なメンツとプライドが 日本とは、やはり異質なんですね。 とにかく、鷲津。がんばれや。 | ||||
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善悪を履き違えたファシスト的な極めて偏向した愚著。 NHKの糞みたいなドラマにもなった錯誤と捏造の愚著。善悪を履き違えたファシスト的な極めて偏向した 「道徳観」で株式市場・経済を騙り、企業経営を騙る。こういう愚著などによって国民を煽り、 旧弊型の経営陣が救われ、市場も老害経営者も刷新されることなく現在も蔓延っている。 真山仁こそ国民をミスリードして煽り、業界に寄生するハゲタカである。 | ||||
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本作品において、真山先生は、このハゲタカシリーズの主人公の< 鷲津政彦 >を< イチビリ >にしてしまっていますが、その点が非常に良かった!です。 京都に住んでいる時は、時おり関西人が< イチビリ >という言葉を使用していましたが、その言葉に< 負けて、勝つ! >という意味が含み持たされている!ことには、当時気づきませんでした。 というか、< イチビリ >という言葉に< 負けて、勝つ! >という含意があったかな? それとも、< 負けて、勝つ! >などという< 持って回った手の込んだこと >を考えて実行に移したうえで< ひとり悦に入っている!ような七面倒臭いヤツ >のことを< イチビリ >と評したのでしょうか? | ||||
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リーマンショックを経験して当時の事を知りたくて読みはじめましたがやはり難しい内容でした。金融面の知識も無く難解でした。 | ||||
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フィクションではありますがリーマンショックの裏側を体験しているようで、非常に臨場感を持って楽しむことができます。金融に疎くてもすんなり入ってくる文章のため、読みやすくおすすめです。 | ||||
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投資銀行GCのトップは引きずり下ろされる。権力を奪取したクランシーはADにM&Aをかけると表明し、世界中から買収資金を集め、そのカネで自社を救うという奇策に出る。しかし、この欺瞞行為は鷲津によってマスコミにバラされる。 投資銀行業界の経営危機で金融市場から投資資金が回収され、週単位でCPを発行しているADのようなコングロマリットも打撃を受ける。鷲津はこのチャンスを狙っている。ADはGCと鷲津の双方からTOBをかけられる。ストラスバーグは、ファンドのトップにして鷲津の師匠でもあるクラリスと組んでADを守ろうとする。ストラスバーグは、ADに手をだすなと鷲津にさんざん警告する。ストラスバーグがGCを守ろうとするのは、彼の重視する銘柄の多くがGCと関係が深いから。ADの方が重要。 ストラスバーグとクラリスはファンドを立ち上げ、AD救済のためにアメリカ国民から資金を募るが、本人たちは入金(出資)していないことを公衆の面前で鷲津にバラされる。鷲津はストラスバーグをすぐに拘束するようにFBIに話すが、ストラスバーグはキューバに逃亡。おそらく、政府は彼を逃げさせた。 結局、リーマンは破綻し、GCも破綻。 鷲津がつないだ日本のUTB銀行がGCを傘下に入れて破綻処理を開始。ただし、支援資金の3分の1は、鷲津のサムライ・キャピタルが負担。GCがADに対して行ったTOBも取り下げ。 ADの従業員たちは、自社株を買い集めてADを再生しようと立ち上がる。彼らが立ち上げた「ADエイド」に資金が集まり始める。鷲津はAD株をADエイドに売却。結局、鷲頭はそれほど儲からない。ADエイドはいずれ上場廃止し、再上場する。クラリスも米国再生に尽くしたい。ADが再生に成功すれば、いずれサムライ・キャピタルにも大きな利益が転がり込んでくるはず(ADエイドの資金のもとをたどっていくと鷲津につながる、という仕掛け)。 そのほか・・・ アメリカ人はイベントが大好きでいつも誰かと一緒にいないと不安なのかもしれない。寂しがり屋が多い。国民みんなが根無し草なので、誰かとつながっていないと心配なのかも、とのこと。 | ||||
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