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鳩の撃退法
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鳩の撃退法の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 21~40 2/3ページ
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久しぶりに読書を途中で挫折してしまった。 軽妙な会話のやりとりやミステリーな展開など面白い部分もあったのだが、 むやみに時系列が前後するため数日後に読もうと思ったら、ワケが分からなかった。 この本を読む場合、上下巻と長丁場ではあるが、一気に読んでしまわないといけないと思う。 過去の回想から、さらにその三日前とかそれから翌日とかとにかく時系列がややこしい。 簡単な話を無理にややこしくしているようにも感じる。 同時に現代文学的な才能も感じなくはないが、他の方も書いているようにそれに陶酔しているようにも感じる。 最後まで読んでないのにレビューを書くのも失礼な話だが、 今後読む人には「とにかく間を空けずに一気に読むこと」をオススメする・・・ | ||||
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最低最悪の小説、絶対買って読まないほういい。100ページで書けるネタを無理やり伸ばして書いている。文庫本帯の糸井重里の宣伝文句は当人の無知の表現。読んでいて一番気味の悪いのは、この作者の「文学的自己陶酔」。腐臭ふんぷんの酒を飲まされたような最悪の読後感だった。 | ||||
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小説家は、たとえ事実を曲げても、ハッピーエンドを書く。願わくは現実も小説のようにハッピーエンドであってほしい… このテーマはとても素敵だと思いました。 それでもこの小説は、あちらこちらが矛盾し、破綻しているように思うのです。 時系列を乱して書いてあるので、気がつきづらいのですが、よく考えると、この小説の基点となる2月28日の出来事を、主人公が一人称で詳細に語るのは、時間的に矛盾しています。 この部分に抵抗を感じない方はこの小説を楽しめるのかもしれません。 感性の問題なのでしょう。 「現実と虚構の交錯」とか、「メタフィクション」とか言われていますが、私には、一人称と三人称を都合よく使い分けているだけとしか思えませんでした。 《その男というのが僕で、これからこの物語で活躍することになる》 とか、 《ここで時間を巻き戻し》 といった変則技が、実にご都合主義と感じます。 美しいテーマにしては、偽札、犯罪、暴力、女たらし、不倫、など、不健全なイメージの羅列で、不潔な雰囲気が漂っています。 事実を曲げてハッピーエンドに導くとは言っても、その曲げられる以前にあった不幸も、小説家=主人公の創作である可能性が感じられます。 時系列を乱して、読者を意図的に混乱させているので、その辺りが曖昧です。 この曖昧さがこの小説の面白さということなのかもしれませんが、少なくとも私の感性には合わず、めちゃくちゃとしか思えませんでした。このめちゃくちゃ加減が「前衛」だと言っているレビュアーもいますが、はたしてそうでしょうか。 あちこちにこれでもかと張り巡らされた伏線が、物語の中では回収しきれなくなって、あとから付け足して解説しているのが、何とも言えません。 主人公=ダメ男=色男=作者といった構図が、なにやら昭和の文豪を思い起こさせます。 主人公と、 もと愛人との手紙の文体は、既視感ありありです。 ただひとつ、古書店の店主、房州さんのエピソードは、清々しく感じました。 個人的な意見ですが、このエピソードから考えると、「鳩」は必ずしもネガティブな象徴とは言えないのではないでしょうか。 撃退しなくてはならないのか? 物語の最初のほうで、peacefull という、車のキャッチコピーが出てきますが、ラストと呼応していると考えたくなります。 お札の計算は実に見事だと思いました。 小説というよりは、帳簿を合わせた時のような爽快感を覚えました。 全体的に、文章は上手いと思うところもあり、気の利いた言いまわしもあり、一見技巧的な作品のように見えますが、内容は浅薄だという印象を受けました。 | ||||
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あれは『ジャンプ』だったっけ? この著者の小説は、以前にも一度途中で挫折したことがある。文体の問題かなあ。 本作は2015ミステリーベストテンに入ったこともあり、恐る恐る読んでみたが・・・。やっぱり、47ページあたりで挫折。 決して文体が難しい訳ではない。どちらかと言えば平易なほう。単に私と合わないのか? | ||||
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全般的にだらだらした展開。普通に書けば上下はいらんでしょう。 ストーリーもちょっと現実離れしすぎている点が見受けられがっかり。(秀吉、かばうくらいならチクらないでしょ(笑)etc) | ||||
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作者はわざと、小説家の主人公に村上春樹くずれのひどい小説を書かせて、読者にフラストレーションを溜めさせているのでは? 読書は大好きで、いつもなにかしら本を読んでいますが、最後まで読めませんでした。上巻の1/3でやめました。自分にとってはストレス発散のための読書なので。 | ||||
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誰かも書かれてますが、物語の語り方が僕には合いませんでした。 中途半端ですね。まだ村上春樹の方が読めます。 登場人物の名前や、濃いめのコーヒーを入れた、とか、とてもダサい。笑 他にもダサい比喩や形容がたくさん出てくるので、57ページ目でストップしました。 これだったら面白い絵本借りて眺める方がマシだと思ったので。 | ||||
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文章に構成にかなり戸惑い。 時間も行ったり来たり。 最後はかなりエログロ。 後半に期待。 | ||||
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主人公の語り口が回りくどく、いちいち揚げ足を取ったり、どうでも良いことに延々と拘ったり、こんな奴が周りにいたら本当に嫌いになる!って感じです。月の満ち欠けで感動し、Yや身の上話もとても面白いと思いましたが、これだけはちょっと無理でした。どうでも良い話が長すぎるので、最後はかなり飛ばし読みしました。 | ||||
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語り部の、直木賞作家 津田。 作中にもあったが「この人、何を言ってるのか分からない」のオンパレード。 しつこく繰り返される、ぬまもと⇒ぬもとです。とか、DAIGOのアルファベットネタみたいのとか、これでもかこれでもかと…。天才的に人をイラつかせる。 この小説家がモテる設定なのもイライラ。 | ||||
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もう根本的なところで無理があるので、あとは惰性で読んでました。そうなると今度は冗長さが気になってしまって・・・ | ||||
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「永遠の1/2」「Y]などの初期作品が好きで、名作「ジャンプ」の残像が頭にあるので、佐藤正午の新作が出るとつい読んでしまいます。重い思いをして上下巻を韓国まで持ち帰ったので意地になって読み通しましたが、正直面白くありませんでした。でも結局「月の満ち欠け」も読むことになるんでしょうね。作者はどこかで「膕(ひかがみ)という言葉を知らなかった」と書いておられましたが、今回作中に膕(ひかがみ)が出てきたのでにんまりしました。 | ||||
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上巻からして退屈だったが、山田風太郎賞受賞ということで我慢して最後まで読んで見た。 読了しての感想は、一言で言うと長すぎて疲れた。 これだけ時系列をいじり長く書くなら、 最後に「ああそういうことだったのか!」というカタルシスが欲しいところだが、 そういうものはほぼ皆無。 それと最後までテーマがよくわからず。現実と虚構のせめぎ合いがテーマ? 上巻などは特にどれだけ無駄な文章を沢山書けるかの実験のようにも感じました。 上巻を読んで、下巻をどうしようかと迷っているならばやめた方がいい。 | ||||
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2015年度読んだ本の中で最悪、最低でした。 時間を返して欲しい。 | ||||
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キッカケは直木賞作家だった。昨今、同賞に輝いた東山彰良は、朝日新聞の“この秋に読みたいミステリー”みたいな対談記事で、この『鳩の撃退法』をNO―1の推奨本として挙げていた。だが結果、ガッカリさせられた。 ひと言で言えば、これは自堕落な大長編ミステリーである。または僕のように飛ばし読みでも千ページ近くある小説を最後まで読んだ読者に対し無責任なクライム・サスペンスとも言える。何しろ最後まで数々の大きなナゾが残り、かつそうである事を語り手が言及さえしない始末である。しかも、作者自身がさんざん自らの小説について語るメタフィクションの体裁を取っているのにも関わらず。 そして、ミステリー・サスペンスが副次的になるような文学作品などでもない。村上春樹の小説のようにミステリーの未解明さやストーリーの無完結さが許されるような高い文芸性、哲学性などはほとんどない。 最大の謎は、倉田率いる――作中では本通り裏と呼ばれる――暴力団と偽札の関わりだ。作中ではただ3万円分の偽札(鳩)が、ある偶発的な出来事によって世に放たれ、それを倉田たちが追いかけるという事しか書かれていない。その関わりのヒントでさえ書かれておらず、これは本作のミステリーの核であるだけに致命的な欠落と言える 次に、なぜ房州老人が津田に莫大な遺産を譲ったのかという点がある。老人はデリヘル嬢の送迎ドライバーに落ちぶれた元直木賞作家、津田を心底軽蔑していて、そこには憎悪の裏返しとしての情愛さえ感じられない。これもまた筋の核なだけに、その動機の欠落は大きい。また、なぜ暴力団が津田から譲り受けた3千万を彼の名義で慈善団体に寄付させたのかも分からない。しかも当の津田は、この恐ろしく不可解な事態について考えようともしない。明快な筋があるのは、偽札(鳩)がどういう流れで倉田から津田の手に渡ったかという事だけだ。その筋立てはディテールが整った完成度の高いものだったが、それはミステリーの表面的要素に過ぎないものだ。 明らかにおかしな展開もある。津田はたった2枚の偽札が発覚しただけで残る3千万円の遺産全てに一切手をつけなくなる。たとえ真札が紛れていても、偽札がある以上、1枚でも使うのは危険だ。彼はそんな決断を下し、その末に倉田に偽札の出所だとバレ、身の安全のために全額を手放す事になる。大半の読者は、ここで津田にあきれるだろう。何てバカな男だろうと。ここで小説は大いに読者への牽引力を失う事になる。 なぜ、津田は3千万円の真偽を確かめなかったのだろう。なぜ1枚1枚、真札か偽札か確認していかなかったのだろうか。これだけの大金を手に入れたのなら、そこに偽札が何枚か混じっていても大抵の人はそうするだろう。方法は作中にもある通り、万札を券売機にかければいいだけの話だ。都市部であれば券売機はそこら中にあり、長期間、1枚ずつ時間と場所を変えながらやれば誰にも怪しまれる事はないだろう。3千万を手に入れるためであれば、そんな労力は無に等しい。 3千万に手をつけない筋にしたのは、おそらくその方が、筋にアップダウンがあってオモシロいと思ったからなのではないか。何しろ津田は3千万の遺産を与えられながら、そこに偶然偽札が紛れ込む事で全てを失う事になるのだから。まさに幸運と悪運の極致を味わったワケだ。要するに、これはストーリーをオモシロくするために主人公に不可解な行動を取らせる、典型的なご都合展開の1つに違いない。 全般的に言えば、無駄があまりに多く、優秀な作家なら300ページにまとめられるだろう。本作ではメタフィクションが最も注目されているが、それは作者自身、またはその文章自体に個性的な魅力がある時に限り輝きを放つスタイルである。作者はあの手この手で本作が事実だと見せかけているが、それならなぜ佐藤正午という実の作家名や実在の事件を用いなかったのか。フランスの作家、ウエルベックなどしょっちゅうやっている。作家がメタ・スタイルを極めたいのなら、それくらいの覚悟は必要になる。 ただ1人、本通り裏のボス、倉田健次郎だけが輝いていた。“静かなるドン”という呼び名が相応しいハードボイルドの悪玉原型と言える男だろう。極まった悪人とは、人の好奇心を駆り立てる。彼と幸地の友情劇がサブストーリーとしてあり、それこそがこの小説最大の牽引力だったに違いない。倉田が、友情か極道かの選択に迫られる事がテーマとしてあり、そのドラマには大いに胸を打たれた。■ | ||||
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最初のほうは「叙述トリック」かなと思ったのだが、だんだんくどさが鼻につくようになる。 この半分で書けるだろうし、「沼本」を「ぬもとです」と訂正するとかそういうのが繰り返されてうざい。 実験をしているようだがそれが成功しているとは思えない。 これはいわゆる推理小説で「誰がだれを殺そうとしったことか」となる例の一つ。 自動車の種類とか、カタカナのものの名前とか細かい手順とかがうるさい。 あと「神楽坂」とあるから東京だと思っていたら佐世保らしいが、佐世保に神楽坂があるのか? あと会話が抱腹絶倒とか書いている人がいたがひとつも笑えなかった。 ただ徒労感だけがある。 | ||||
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まっどろこしい 上下2巻の長編でも まったく 盛り上がりが最後までありません。 おなじような感想の人もいますね。 この作者のファンなら面白いのでしょうね。 女性のファンも多いのでしょう。 中年の元直木賞作家の女性遍歴 強調されすぎ もてない私にはちょっと不快な小説 | ||||
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きっと好みの問題なのだと思います。 新潮社の中瀬ゆかりさんが推していて、初めてこの方の作品を読みました。 フィクションの世界のノンフィクションをもとに、作家がフィクションを書く…というお話で私には読みにくかった…。 最後も結局白黒はつかない謎を残して終わるので、(その旨、冒頭に断りがついていました。)ちょっとモヤモヤしました。 | ||||
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新聞で紹介されており気になったので図書館で借りました。 本文中にもそういった表現があり、作者自身承知のうえでまわりくどい文章を書いているのですが、伏線ですらない無駄な会話が多すぎて疲れます。 そういう作家性だから、好きな人にはたまらないのでしょうが、初心者が手を出すにはちょっとしんどい作品かなと思います。 上巻しか読まないでは寝覚めがわるいので下巻も読みますが、正直上巻の最後100ページくらいはほぼ飛ばし読みで済ませてしまいました。 言葉の取捨選択がきっちりできる作家なら1冊にまとまりそうなものですが。 | ||||
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この作者の作品を初めて読みました。新聞の書評を見て興味を持ちましたが、私には好みではなかったです。ダメ男のぐだぐだ話がいつになったら面白くなるのかと思いつつ読みましたが、最後までずっとそのままで上下巻1000ページ近くを読んで脱力です。この作者のファンの方には大好評のようですが、その他の方はお読みにならない方が良いと思います。 | ||||
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