■スポンサードリンク
死と呪いの島で、僕らは(死呪の島)
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
死と呪いの島で、僕らは(死呪の島)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.94pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ホラーミステリーっぽくのめり込める楽しさから、終盤より不思議系がもりもりと。 何だか、呪いの正体が判明してからが、そこまで楽しかった分残念でした。 確かに最初あたりにもそもそ描いてはありましたが、突然感が拭えず。 どうにもまとめが納得できない設定でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ホラー小説としても大好きなんですが、旅行気分を味わえたところが気に入ってます。 以下余談 僕はある日、突然ホラー小説が読みたくなりイ〇ンの本屋に行きました。そして偶然手に取ったこの本のあらすじを読んで「面白そうだ」と思い購入しました。読んだ後はとても満足しました。邦画ホラーとして映画にしても良いと思います。 最後に、個人的に鬼束ちひろの「月光」の歌詞とこの本のストーリーが繋がってると思いました(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
青い空と白い砂浜に彩られた島を舞台にした青春ホラー、と呼ぶといささか軽薄な印象になってしまいますが、描かれる怪異はなかなかに湿度の高さを感じさせます。 個々のエピソードで雰囲気が違い過ぎる部分も感じますが、物語の中心となる高校生の男女を通してうまくまとめあげています。 物語の中で、様々なものを島と外界とを行き来させる媒介として、また怨念と怪異の変換器として海が機能する様が描かれます。 人の身近にありながらその全貌を窺い知ることができないその水の世界は、人にとっては今なお畏怖すべきブラックボックスです。 そして、海は遠い地球の裏側へとつながっています。 そこから文化や言語の壁、遠い距離を超えてもたらされるものは、和製ホラーにもちこむのは少々突飛に思えても、よく考えれば不思議なことではないのではないでしょうか。 そんな広大な海にたたずむちっぽけな島に住む人々の、なんと頼りないことか。 というようなことに思いを馳せながら読むと、雰囲気も一層高まるのではないでしょうか。 欲を言えば、杜弥が椰々子との結びつきを深めるにおいて、彼女をエスコートするようなアクションをもっと描いてほしかったと思いました。 描きすぎると口当たりがよくなりすぎるところかもしれませんが、いささか物足りない印象を持ちました。 また、後半に登場する人物の存在が、ご都合主義に思えたことは否めません。 それでもなお、これだけのアイデアを詰め込みながらたった370ページで描き切ったのは著者の筆力によるものであることは間違いありません。 本作で初めて筆者を知りましたが、他の作品もぜひ読んでみたいと思いました。 今後の作品にも期待します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
出だしからクライマックス直前までは、すばらしい。孤島での生活を細部までリアルに描き、忍び寄る恐怖をもりあげています。 しかし、クライマックスの入り口で呪いの謎を解き明かしているのですが、それがいかにも唐突で付け焼刃です。 さらにはある人物による説明も、いかにも説明です、といった調子で、せっかく盛り上がった恐怖が覚めてしまいました。 そのせいか、クライマックスもなんだかいまひとつの感じがしました。 竜頭蛇尾とまでは言いませんが、後半部に難があったという印象です。 もっとも、逆に前半部に難があるよりはよかったと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
造り込みが凄まじい。リアリティがある描写と物語。ホラーというカテゴリーにだけに当て嵌めるのが勿体無い。 読みながら映画を観てるような感覚。 本当に大好きな作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
島の中で起こる恐怖の出来事。最初は事件すら起こりそうもないのどかな雰囲気が漂う状況から一変、いろんな事件が起こりはじめ、どんどん引き込まれ、あたかも自分がその島にいて、体験しているようにハラハラ、ドキドキ!大興奮!!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小島で起こる恐怖の連続。 死者が徘徊をし、島民達はどんど狂っていく。 前半の様々な謎が襲いかかってくるのが、とても面白いです。 後半、それをどうやって解決していくのか……それは読んでのお楽しみ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みやすく内容もおもしろかったので本来なら星5つなんですが 読後の消化不良感がぬぐえない所が星ひとつ減らした要因です というのもネタばれにならないように書きたいのですが 主人公の親友の徹のベット下に隠されたものを、どのようにして「あいつ」が隠したのか?とか 徹が残した日記に書かれた事を「あいつ」の口から真相が語られなかったので 物語がなんとなく、上辺だけ書かれているように感じてしまう ホラーだけれど真相を探るサスペンス要素があるにも関わらず 点と線がつながった時の達成感などが感じられなかった所が残念でした 他にも登場人物の感情などの描写が伝わらなかったり、合点がいかない所も あったので、個人的に、もう少し丁寧に書いてくれたほうが良かったように感じます ただラスト、椰々子と「あいつ」の真実の姿との絆を感じられるシーンはホラーなのに感動しました 次回作を期待します | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一連の事件は呪いなのか?それとも人間による単なるトリックなのか?そう考えて読み進めていたらまさかの展開に嬉しくなりました。 ネタバレになるので詳しくは書きませんが、強いて言うならば異種格闘技戦と例えられるかな? とにかくとても楽しく恐い気持ちにひたれました!! 私は読み進める手が止まらなくて、一日で読んでしまいました!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
夜市以来の面白い小説でした。次から次へと事件が起きて飽きることなく、最後まで読めました。最大の謎も予想外でしたし、根本的に問題も解決しませんでしたが、終わり方は良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり面白いです。「読み進んでいくうち」に意外な傾向をあらわす伝奇的なホラーミステリーです。 タイトルとカバー絵とあらすじが(笑)、ちょっとベタすぎるとは思うんですが。あと、ネタバレせずに読むのはほぼ不可能ですね。 今期より、選考委員にミステリー作家の綾辻行人氏を迎えた、第21回日本ホラー小説大賞の「大賞」受賞作。 「謎の美少女」と「因習の残る島」で、さらに審査員に綾辻さんが加わっていることから、今期からの賞に期待されている傾向や、大体の内容を察する方もおられると思います。 ドロドロの孤島の因習を描いただけで終わらず、80年代の伝奇バトルや、ダークファンタジーやジュブナイルの要素も楽しめる複層的なポテンシャルに富んでいるのではないでしょうか。 それこそ、綾辻氏の『Another』が好きな人は文句なく楽しめると思いました。 けれど、 『獄門島』や『十角館の殺人』、あるいは『Another』のように、怪しげな孤島・山村に主人公が乗り込んで怪異に遭遇するような、従来のパターンではありません。 「怪異は島の外側から漂着する」というストーリーライン。 主人公もいわゆる「来訪者」ではなく、もともと島の有力者の息子であるため、島の外から流れ着いて島に事件をもたらす「異常なモノ」を観察する視点で読者を引っ張っていきます。 大長編ではなく、島に漂着した「えびす」が怪異を引き落とすオムニバス(連作長編よりもこっちの呼称)作品の形式をとっていて、個々のエピソードにどうしようもない懐かしさがありました。 昔の洋画ドラマのような、B級テイストがすばらしいですね。 読み始めた当初は、池澤夏樹の『南の島のティオ』のホラー版を意識しました。 エロ、グロに走らず、インターネットで島内から大智識につながる状況なので、閉塞感に悩まされることもなく、すかっと晴れた島の空の下で不気味な事件が次々に起こる様子がとても清々しい・・・・・・(カバー絵はクライマックス部分の嵐なんですが)。 ちょっと、経済問題を描いたサイコパス的な作品が多くなっているので、こういうファンタジックな味わいの作品がモダン・ホラーとして評価されたのは個人的に嬉しいですね。 ラストも(B級っぽく)綺麗にまとまってます。 もう少し後味悪く終わって、続編連作集を作り続けていっても・・・・・という気もしましたが、いい印象を受けました。 次回作が楽しみです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!