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死と呪いの島で、僕らは(死呪の島)
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死と呪いの島で、僕らは(死呪の島)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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日本ホラー小説大賞の作品なので買いました。顔取りという妖怪が現れて行方をくらました後、平常心でいられるだろうか。その辺りからファンタジー小説に変わってしまった感じがした。 | ||||
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もともとのタイトルが『死呪の島』だったとのこと。 改題したことで、文章やキャラクターの雰囲気と よりマッチしたように感じました。 帯で大作家先生がべた褒めしていたので 期待値がMAX状態で読みましたが、 ちょっと肩すかし…。 ただ、変わった演出をしよう、 新しいことをやろう、という気概を感じたので その好感度が高いです。 次の作品にも期待ができます。 | ||||
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前半は本格怪奇ホラーの雰囲気がばっちりあって引きこまれるのですが、後半に向けて対象年齢が下がっていくから目を白黒させてしまった。 ある程度の年齢から上は、ヒロインと仲の良かった女性がサメになってヒロインと心通わせてる時点で「はあ?」と思うでしょう。児童文学ならこの展開でもいいだろうけど、前半明らかにグロい怪奇ホラーだったので受け止め方が見当たらない。 後最後急に出てきた高僧は駄目だろう。あまりに強すぎる。ホラーにおいて味方側にチートがいるのは駄目。パワーバランスが崩れて恐怖が消える。 「たとえこの命ここで尽きようとも!」 の辺りでこの作品に対する熱が完全に去って行った。少年ジャ〇プみたいな熱い展開と言えばそうだけど、ホラーで見せられては興ざめすることこの上ない。 個人的には和風ホラーかと思えば、ブードゥー教が出てきたのは問題ないと思う。よく読めば伏線もある。 だが、作品のジャンル自体が変わってるのは頂けない。日本ホラー小説大賞受賞作ですからね。 どなたかがこの作品を闇鍋と仰っていましたが、言いえて妙。解説では「サービス満点」と書いてあったがこれも間違いでは無いです。物は言いようですね。ホラー目的の読者には要りもしないサービス満点で結果闇鍋になってるんです。 構成にしろ文章にしろ地力はあるのですが、「ぶっちゃけ作者が描きたいものってホラーでなくてラノベなのでは」と言う疑いがぬぐい切れない。審査員が何を考えてこれを受賞させたかが分からないのですが、不可解。 だがこの、ごった煮闇鍋作品が、十分な予算と技術を持って映画化されたら、とんでもない珍作になりそうで興味はある。 トンでもB級作品が出来上がりそう。 | ||||
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「この島には何かある」という、島独特ともいえる因習の不気味さと主人公の恋愛のぎこちない爽やかさ。前半はその2点に引き込まれ、よい作品に出会えたと喜びながら、夢中で読み進めました。ところが、結末に近づくほどに話が大きくなりすぎて…。大きな賞を狙い見事に受賞された作品なので、スケールは大きい方がよいのかもしれません。だけど私の中ではリアリティーが失われ、共感も説得力も感じられない作品になってしまいました。 | ||||
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ジワジワ感とインパクトあるネタのバランスが抜群。繊細な描写で導入から惹かれ、主人公やヤヤコを始めとする人間模様の描写、伝承の絡め方など、かなり自分好みで一安心したところに、謎の船漂着、顔取り、などドキっとするネタが連続し、更にのめり込みました。 その後も、ホラー・ミステリー感と心理描写の合わせ方が絶妙で心地よく、これは行ける!と思いました。 しかし、単行本の方のレビューで指摘されているように、お魚さんたちの上陸の少し前あたりから雰囲気が…。真相となるルネの話も、どうにもそれまでの内容から感じられた世界観とは逸脱しているような気がしてややテンションが下がってしまいました。 「夜市」の恒川光太郎さんの本を読んでたと思ったら、最後の方は「犬夜叉」のような妖怪漫画でも読んでる気分になりました。 というか和風ホラーネタが満載の島の周りに人間に恨みを持つお魚さんたちが犇き、そのお魚さんたちが洋風ホラーネタに利用される。なんか凄い合わせ技ですね。 中盤までの、まだ地に足の着いた世界観を最後まで維持し、ややオカルト要素の強いミステリーというテイストに仕上がっていたほうが好みだったかも。 | ||||
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怪談が苦手な私でも読めるかな、と思い購入。 全体的にはたいして怖くもなく拍子抜け。思ってたのと違い、ちょっと残念。 宗教とか分からなかったのでそれもあるかなと思います。 和邇の話はすこしばかりほっと安心。 外国人のヨット航海は、続きが気になる話でした。 怖いのがすきなひとは、ちょっと拍子抜け。 バイオハザードっぽくも感じました。 ただ、顔取りは不気味でした。 あれは本当にありそうで、少しだけゾクッとしました。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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文章や構成、キャラクターの描き方に安定感があって、読みやすい。 リーダビリティが高いので引っかかることなくラストまで読めた。 ただ、ホラー小説大賞というところで期待して読むと怖くはないのが少し残念だった。 | ||||
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主人公らの造形もいいし、ストーリー展開も無理がない。 たいへん面白く読めました。 いろいろ広げた風呂敷をきちんとまとめる筆力も見事。 ホラーにサスペンスやミステリの要素を盛り込んで、 多面的に楽しめるところもよいと思います。 新人でこれだけ書けるのは、将来が楽しみです。 欲を言えば、きちんとまとまり過ぎて、つるんとした印象を受けてしまう。 破綻があってもいいから、もう少し、心をつかまえて放さない何かが欲しい。 人の死も安易に描き過ぎている気もします。 死に対する畏れをもう少し書き込まないと、恐怖が生まれない。 さらに、これだけ人が死ねば、マスコミ含め、大騒ぎになるはず。 そのあたりで、少し興がさめました。 また、どうでもいいことですが、正体について、 ラブクラフト? と思ってしまう点も多少残念。 いずれにせよ、次作が楽しみです。 | ||||
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帯に謳われている選考員の方々の満場一致と各々の一言につられて・・・いや、つられなくても角川ホラー大賞受賞作は毎年買っているんだけど・・・絶賛には期待しましたが・・・(本当は巻末の選評も読めば良いところも悪いところもわかるんだろうけど、ネタバレになっちゃうからなぁ・・・)。なんとなく、満場一致の多数決はやり直し・・・という採決の取り方を思い出しました・・・特にホラーはみんなに好かれるよりは、いびつなほうがそれらしいし。 そこそこ血生臭くて怖くて、ミステリー的な要素、少年、少女のほのかなラブ・ストーリーもあって、大がかりな仕掛けのクライマックスにそこそこ興奮し、最後にはホロリ・・・デートで見に行くには適当な映画(映画版の「サイレン」よりはよかったね」)の原作・・・という感じ。仕掛けも好きだし、男の子を主人公にした青春ホラー小説としては楽しめましたが、いかんせん根本的にホラー小説というには自分には健康的すぎました・・・。 確かに内容的にはモダンホラーの王道ネタを扱っていますが、「大賞」というには作者、選考員、自分とは求めているものが違うと思いました。ホラーの王道なら最後に「負」の方向へ落とすのが<真>の王道と思っている自分には、いくら血生臭い怪異が続いてもぬるい感じです。 時代と選考員にもよるのでしょうが、この作品が大賞で3年前の「なまづま」が長編賞にとどまってしまったのに首をかしげますが、これが市場に求められているということなのでしょうか。文庫化の際にはもっとラノベな表紙になるんだろうなぁ。 | ||||
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