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三日間の幸福
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三日間の幸福の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全263件 241~260 13/14ページ
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実はこの作品、東京へ遊びに行ったときに出逢えたんです。 ネットカフェでお金を盗まれた僕は、予定にはなかった「2時から翌日13時まで成田空港で過ごす」といった思い付きから出逢えた作品なんです。 少しだけ僕の自己満足な話にお付き合い下さい。 福岡へ帰る前日にネットカフェで財布から紙幣を全て抜き取られた僕は、東京での最後の夜の宿を失ったんです。 そして考え付いたのが、成田空港の第三ターミナルでの過ごすというものでした。 夜中2時に成田空港第三ターミナルに着いた僕は朝の6時までソファーに横になりました。 携帯も電池切れで、あとは帰りの航空券と700円ちょっとの小銭と自分の身だけ。 もうこの散々なトラブルさえ思い出にしてしまおうと、いつでも思い出せるように第三ターミナルの本屋で本を買うことにしました。 その本を見て散々だったなぁって笑えるように。 ぎっしり陳列する本を前に、「思い出の媒体にするだけだから、なんでもいいや」と思い、どうせなら目を閉じて選んじゃえと、適当に人差し指を伸ばして触れた本を取り出すことにしたのです。 それがこの本なんです。 タイトルに引かれたのと、買えなくもないということもあり、思いきって買って福岡まで持ち帰りました。 | ||||
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どうせ最後は死なずにハッピーエンドなんだろーなぁと思っていたら深く、感動できるラストでした。最後に読み切った後で、この本のタイトルを見てみてください。あなたはきっと感動するでしょう。 | ||||
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WEBでげんふうけいさんの作品を読み、現在はその作品を元にした本を出版されているとのことでしたので、購入を決めました。 WEBの作品のままの世界観を壊すことなく、でも自然に肉付けされていて、読み終えた今とても清々しい気持ちです。 私的に悩んでいることがあり落ち込んでいましたが、そんな気分も変えて頑張れそうです。 これからも期待していますので、どうか面白い作品を書き続けてください。 | ||||
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商品到着後一日で読み切りました。 後半からラストまでとても面白かったです。 他の作品も購入します。 | ||||
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どこかのまとめサイトで 「10歳まで戻ってやり直した話」をたまたま見つけて、暇つぶし程度に読んでそのあまりの面白さに感銘を受けたのを覚えています。 それ以来この作者の作品にハマり、ついに文庫版に手を出して見ましたが、やはりタイトルにも書いた通り、ネット版の方がずっと面白いです。 読んだ感想としては、ネット版が好きで好きで仕方がない人が、もっとススノキとミヤギの事を知るための本、という印象です。 僕もその一人なのでそういう意味では非常に満足です。 他にもネット版だと淡々と語られていたところがかなり掘り下げられていたり、読み応えはあります。 しかし、そのテンポ良く淡々と綴られているのが元々この作品の良いところでもあり、ところどころまどろっこしく感じる事も多々ありました。 | ||||
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普段私は恋愛小説は読まない性質なのだが、友人に勧められて読んでみたら非常に良かった。主人公の抱えている孤独と葛藤が非常に良く描かれていて、後半のどんでん返しも予想をいい意味で裏切られて読み応えがあった。☆4つとしたのは、ヒロイン達の内面描写が若干浅いかなと感じたからだ。ただ、それさえも主人公の未熟さや青臭さをいい意味で醸し出していて、「ああ、男の子って女の子をこんな風に見ることがあるんだな。」ということがわかったりもして面白く、また勉強にもなった。今後、この作者が成長した時に、魅力的な女性の内面をどう描いていくのかが楽しみでもある。 | ||||
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その作品が面白いかどうかというのは、結局のところどれだけ登場人物に、書かれている内容に、考え方に、読者が同調するかということだと思うんですよ。分かりやすく言えば、「あー分かる分かる!ほんとそうだよねー」みたいな感じです。だから多分この本を読んで面白いと感じた方は、もしかしたら人生がうまくいっていなかったりとか、努力しても一向に報われないとか、そんな人だと思うんです。多分ですけど。 この本で語られる主人公の言葉は、ネガティブな方向性においての真理めいた独白。人生うまくいってない人誰もが普遍的に抱くだろう――だけどあえて口にはしない――感情。そういったものをあえて文字として可視化しているんですよね。だから共感を得られやすい。まあ何が言いたいかというと、人生本当にうまくいっている人なんてほとんどいないわけですから、そういう意味でも大多数の人の心を揺さぶる、つまりそういうことです。 ということでこの本は、別に普通に生活していたら何かよく分からんけどそこそこうまくいって、まあちょっと体が疲れることはあるけれど人生人並みに満足していますよwうぇーいw、みたいな人“以外”にはかなりおすすめです。 ネタバレは一切しませんが、物語のラストは、個人的には最高の落としどころだったと思います。 | ||||
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自分自身も世の中にある種の諦観のようなものを抱いてるので、この作品の主人公に感情移入するのはあまり難しくありませんでした。人を見下し、周囲と壁を作り馴れ合わず、自分に好意を向けてくれた数少ない人間との関係すら壊してしまったクスノキ。そんな中下された安すぎる寿命の査定価格は、クスノキを絶望させるには充分すぎるほどでした。あまりにも退廃的な空気に気圧され、読んでいるうちに大丈夫かなと不安な気持ちになってしまうこともありましたが、最後まで読んだ後は自分の心の片隅に綺麗な花が咲いたかのような温かくて幸せな気持ちに包まれていくようでした。 クスノキは、口では後ろ向きなことばかり言っていても、いついかなる時も何かしらの形で「幸福」に対する精神的探究をしていたように思います。ミヤギも、空白の時間を無機質に過ごしながらも、決して人生に対する希望を完全に捨てたりはしませんでした。最後に最も理想的な幸福を手にした二人。苦しんだり、悩んだりしながらも生き抜いていこうとする姿勢は、一見無意味に見えて、実はかけがえのないものに繋がっている。そしてそれは、いつになるかはわからないけれど、必ず人生のどこかで幸福に昇華していくということ。そんなことを、この作品は私たちに伝えようとしているのかもしれない。そんな風に思いました。 | ||||
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2回も読み返しました。 自分の人生を考えることの出来る 小説でした。 とても楽しめました。 | ||||
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この本の物語には夜空に咲く花という曲がとても合います。MEGARYUさんの曲です!ぜひ聞いてください | ||||
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Web版を読んでから購入しました。 とても素敵なお話で感動できます。 独特な世界観。の中にすっと入れて読みやすいです。 とてもオススメできる本です | ||||
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ハッピーエンドの物語 大好きです 内容は他の人を参考に 鳥肌立ちました | ||||
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評価が高かく、期待して読んだのがいけなかったのか、始終頭を傾げながら読みました。 個人的には命が軽く書かれてるように感じて、受け付けれませんでした。 命をお金に換算する云々よりも、大した葛藤も無く命を売った主人公に疑問を感じます。 主人公がもともと自殺願望なり、お金に困窮してるなり、人生に絶望してたなりしてたなら、命をためらい無く売ることも、わからなくはないんですが。主人公、変にプライドだけはある普通の若者なんですよね(個人的に主人公をそう感じました) あと主人公の幼なじみの女の子の存在はなんなんでしょうか?だいぶ彼女絡みでイライラしました。彼女からの最後の手紙にいたっては唖然としました。自分勝手にも程があるのではないかと思います。 終盤は特に感動もなく「うまくまとまったな」と思うくらいでした。 高評価の中申し訳ないですが、このような感想を持った者もいるので書かせて頂きました。 乱文失礼いたしました。 | ||||
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まとめサイトで「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」を読んでからファンになり「三日間の幸福」も読ませて頂きました。 読んでいる間ずっと幸福感に体が包まれているような感覚でした。 読み終わった後は虚無感に襲われて少し辛かったです。 とても素晴らしい作品に出会えたことを感謝します。 今後一番好きな本を聞かれたら『三日間の幸福』と答えるでしょう。 | ||||
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友達にすすめられて、初めて三秋縋さんの本を読みました。おもしろかったです。 | ||||
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迷ってるなら買ってください。 迷ってなくても買ってください。 読まなきゃ良さはわからないですから。 | ||||
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前作のスターティング・オーヴァー同様、ファンタジーものです。 残りの寿命や時間をお金と交換してくれる連中と取引をした冴えない大学生。 大学生は寿命を売り払ってしまい、彼には死期を迎えるにあたって暴走しないように監視員が付きます。 これは大学生と監視員の物語です。 タイトルにもなっている「三日間の幸福」。まさかこんな結末を迎えるとは思いませんでした。 良かったです。 読み終えた後、ジャケットの絵と一枚めくった表紙を見直すと、こんなところにも凝ってるんだと感嘆。 | ||||
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最初から最後まで物語に惹き付けられ、最後には涙を流してしまいました。 是非作者の次回作にも期待したいです。 この本に出会えて良かったです。 | ||||
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(ラストについてのネタバレが少しあります) もし仮に、自分の寿命が残り数年、数ヵ月、数日しかないと悟ったとしたら、その残された時間で何をするか。きっと自分のやりたかったことをひたすらにやり続けるだろう。そうしたら結果的に80まで生きたのと変わらない量の「やりたかったこと」ができたりして、寧ろ密度が濃い分寿命が縮んだ方がマシなんじゃないか。 私はそんな皮肉なことをたまに考えてしまいますが、この作品はまさにそういった着想から生まれたのだと思います。 寿命や人生の「価値」は、一体誰がどのようにして決めるのだろう。絶対的な価値の評価基準などないと分かりつつも、主人公クスノキは自身の存在に価値を感じられず、世界に対してある種の諦念を抱いています。寿命の査定価格の低さを突きつけられ、失望を繰り返し、彼の自暴自棄はさらに加速していきます。彼の元に派遣された監視員ミヤギもまた、クスノキとどこか同じ波長を持っています。 共同生活を始める内に、次第に打ち解け合い変化していくふたりの胸中。その描写の細やかさは見事です。終盤の展開にはとても感服し、その情景がありありと脳裏に浮かぶようでした。 ラストについては、ハッピーエンドか否かで意見が分かれるかと思いますが、私は完全なハッピーエンドだと解釈しました。本作のラストは言うなれば「不幸中の幸い」なのですが、バックに黒が置かれてこそ白が最も映えるように、その幸せを一層に際立たせています。ふたりの最も密度の濃い3日間はどのようなものだったのか。語られぬからこそ想像力を掻き立てられ、それは決して色褪せない原風景のようにも感じられます。 本作は恋愛小説と捉えることもできなくはないですが、「たくさんの固定観念を破壊した時に初めて見えてくる、皮肉な世界の美しさ」を表現するかのような、そんな作品です。この本を買うために本屋さんを幾つかハシゴしました。あまり売られていないのが悔しい。三秋縋さんの文章やツイートには独特のクセがありますが、そのクセが私は好きです。 web版を読まれた方にもそうでない方にもおすすめします。 | ||||
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退廃的で独善的で素敵な話。 非現実的なのに自分の過去や日常に重ねてしまつのは、筆者が思い出を深く考察したからなのかなぁと思わされます。 良く生きたかった人に、どうしようもなく人生に迷ったことのある人に読んでもらいたいです。 | ||||
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