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未必のマクベス



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未必のマクベスの評価: 3.76/5点 レビュー 97件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.76pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全62件 61~62 4/4ページ
No.2:
(5pt)

特に30代男性、サラリーマン・ビジネスマンには直撃の書!

この度早川書房より出版された、早瀬耕氏の新作

「未必のマクベス」

主人公のビジネスマン「中井」に感情移入するのなら
タイトルにもあるように、恐らくその世代から上がドンピシャだと思いました。

私から多くを語るには忍びない。

ぜひあなたにもこの物語が届きますように。

ハードカバーで2200円+税
ですが、おそらく数年ないし一年後には「文庫本」としても登場するであろう傑作だと思いましたので、気になった方はぜひこの機会に「マクベス」に触れてみてください~
未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)Amazon書評・レビュー:未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)より
415209480X
No.1:
(4pt)

独特の雰囲気

ジャンルの特定は難しく、緻密な犯罪やファンタジックな恋愛が交錯します。

「マクベス」を知らずに読み進めましたが、前提知識として要求されるものではなく、ストーリーのフレームとして活用されており、必要な導入が設けられています。

登場人物の語り口は独特で、好みが分かれるところです。著者のスタイルなのか、どの展開にも慎重に伏線が張られ、思考やコミュニケーションにも破綻がありません。

徐々にスピード感を増しながら展開していく極端ともいえる企業の謀略も、著者の経験なり取材によって「あり得ない話ではない」と思える設定が維持されています。感情移入が難しい主人公と一定の距離を保ちながらも、グイグイと展開に引き込まれていきます。

会話に多用される学術的な要素や、企業人にとっての(著者独自とも言える)ポリシーが、テンポを崩す反面、ストーリーを読者の想像によって修飾するための小道具にもなって楽しめます。

香港・澳門を中心に、東京から東南アジアへ目まぐるしく舞台を移しながら展開するストーリー。全編を通して登場する「キューバリブレ」で喉を潤したくなります。(私はラム酒が手元になかったので、ウィスキーコークで代用しましたが。。)

長編であり、手軽に読める小説ではありませんが、独特の雰囲気をもった作品です。一読の価値有り。
未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)Amazon書評・レビュー:未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)より
415209480X

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