(短編集)
プラネタリウムの外側
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早瀬耕さんは短編でも決して手を抜くようなことはなく、さすが一流作家だと思った。 | ||||
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有機素子ブレードという特殊なコンピュータで出会い系チャットサービスを提供する南雲。動いている会話プログラムは人間臭い応答ができ、最初はさくら要員だった。南雲の共同研究者だった北上が突然死した後に、南雲は北川を模した会話プログラム「ナチュラル」を作成。南雲の話し相手となる。読んでいるうちにだんだんテクノロジーの暴走とシンギュラリティ後の世界の恐怖を感じるが、ある意味、死者と生者がシームレスに繋がっているような世界を幸せに描写している。特に表題作品の「プラネタリウムの外側」では死者の直前の気持ちに迫るために会話プログラムを使おうとする。 ほとんどの作品はSFマガジンで掲載されたもの。まとめて読むことで南雲を中心とした人物や会話プログラムとの関係に一本筋が通ったかのように読める。 リアルでもバーチャルでもない、心の通い合いがきれいに描かれていて気持ちいい読後になる。 本書には収録されていないが、「十二月の辞書」(SFマガジン2018年6月号に掲載)というスピンオフ作品がある。この作品も収録してもらえたら、「夢で会う人々の領分」での謎がすべて解決されるのにもったいないと思った。「十二月の辞書」を収録した完全版が出版されたら、また印象が変わる本になるかもしれない。 | ||||
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おそらく著者は前提として、有機素子コンピュータを "量子演算が発生し、現実の可能性に対して量子状態のデコヒーレンスを起こせるもの" として考えてらっしゃるのかなと思って読んでおりました。 そうすると、量子脳理論からの演繹としてナチュラルには意識が芽生えていると考えられ、かつ有機素子コンピュータの計算結果が現実の可能性の別の収束を行えるということにも繋がるのかなと。 作風は爽やかで、学生時代を思い出しつつ楽しく読ませていただきました。 | ||||
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「グリフォンズ・ガーデン」からだいぶ年月が経っている世界で有機素子コンピュータIDA-10の後継機らしきもの。 読んでいたら記憶にあるようなので、SFM連載で読んでいたのかな。 チャットSWによる記憶改竄って有機素子コンピュータである理由がないと思う。 SWと人の意識との間に関する問題なので、走っているHWが何であれSWの問題だよね。 今の所植物由来有機素子コンピュータの物語で気に入っているのは藤田雅矢「計算の季節」かな。 | ||||
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人とAIが普通に会話できるようになった世界のSF小説です。 亡くなった恋人と話しができるとすれば。人格をコンピュータにコピーできるか? もうすぐやってきそうな未来と、やって来てほしい未来を考えさせられる一冊です。 | ||||
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