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未必のマクベス
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未必のマクベスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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好評なレビューが多いため,読んでみた. しかし,私にはサスペンスの内容(ICカード?暗号化方式?)を理解できなかった. 最後の30頁の主人公の思考についても同様だった. 私なら,やるべきことを成し遂げて,さらに命の危険があるのであれば,早めに逃げ出すと思うのだが... おそらく,私の理解不足の影響が大きいと思うので,☆3とした. | ||||
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文庫版が書店で山積みになっていたので手に取った。「これほど素晴らしい小説はそうあるものではない」という帯にもひかれた。アマゾンでのレビューもいい。ということで読んでみたけれどなぜこれほど高評価なのか自分にはわからなかった。雑に言えば村上春樹になりきれなかったみたいな小説。主人公のキャラクターやモチベーションがまったく見えない。エコノミークラスで自分のお気に入りカクテルを頼む痛いサラリーマン。40に届こうかというのに高校時代の彼女でもなかった女に執着しているような男。でありながらいちいちかっこつけて話すハードボイルドかぶれ。出世にも結婚にも他人にも興味ない人間が、ホテルで客引きしていた女性の占いを真に受けて突如人を殺し始める。もちろんその間にさまざまな謎や敵が出てくるが、無理がありすぎるうえに主人公以外のキャラクターも発する言葉以上の奥行きが無くて像を結ばず、経済小説としても恋愛小説としてもハードボイルドとしてもサスペンスとしても中途半端に思えた。鮮やかなどんでん返しはいくつか仕組まれていて構成自体はよく練られたものだろう。文体と人物造形がどうしても受けつけなかった。合う人は高評価なのでしょう。 | ||||
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序盤〜中盤にかけて、お洒落で粋なビジネスマン的な描写が多すぎてイライラ。。 秘書や清掃業者を、上から目線で小馬鹿にしているように感じて不快! イケイケのリーマンとそれを取り巻くサポート役の女達(主人公に好意的)。 外国のファンシーなレストランでのお食事。 主人公の執着心のなさ。。 この構図、、このモヤッとする感じ、、、島耕作かよ! 作者は島耕作ファンなのかな? もう読むのやめようかと思ったけど、ストーリーは面白かったので最後まで読みました。 昭和のかっこつけリーマン感がもう少し薄かったら、もっと楽しめたと思います。 | ||||
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良くも悪くも80年代の角川映画のような物語。 旅が好き、外国の雰囲気が好きなら読んでいて心地よい描写がたくさんある。読書することによって旅をしているような気分になり、異国の地をあてもなく彷徨っているようで非常に楽しい。 反面、ミステリやハードボイルド小説としては物足りないし、恋愛小説として捉えるなら中途半端に感じる。 主人公の目的が当初、私が予想したものとは全く違ったこともあるだろうが、胸踊るような活劇を期待していると肩透かしを喰らうだろう。 結果として個人的には楽しめる小説だったが、半分〜2/3くらいの文章量(厚さ)であればもう一つくらいは星が増えたかもしれない、という結論も付け加えておく。 | ||||
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作者は20年以上ぶりの新作とのこと。驚いた。 あれだけ長い話なら、もっと結末を書いてくれても良いのになぁ〜と思った。 | ||||
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前半は申し分ない、おもしろい、、、と思いつつその調子で期待するのは、意外な展開で「そうか!こうきたか・・・」だったのが、あれれ?そういう展開なん? と、とても残念な思いで、それだったらこうなるのかな???と、そうならないことを期待したのだが、、、結局この作家はこの程度、、、でした。 | ||||
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IT系企業に勤める主人公の中井は、同期で部下の伴と共に、出張の帰路にマカオのカジノで大金をつかんだ。そして李と名乗る謎の男から、香港所在の企業に関し、ある取引を持ちかけられる。 その後すぐに中井と伴は、香港の子会社への出向を命じられる。やがて中井は、自分が香港を舞台とした巨大な企みの渦中に放り込まれたことに気が付く。 これは、何者かの作為か、偶然か、はたまた運命なのか。 前半はかなり面白かったのだが、中井が一線を超えた辺りから、違和感が募った。あまりにも簡単に人が死に過ぎであるし、手を下す側(素人)に罪悪感や懊悩がなさ過ぎる。 全体の構成は良かったのだが、それだけに、後半の失速が残念。 | ||||
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タイトルにひかれて、反射的に購入。 シェークスピアのマクベスを下敷きにしている長編だが、中高年の私には、主人公の 「未成熟さ」が気に入らない。 主人公は三十代後半にもなって、高校時代の甘酸っぱい思い出をいつまで引きずっているんだ と何度も感じる。 好きなカクテルが、ラムをダイエットコークで割った甘めのキューバ・リブレなので、余計そう 感じるのかもしれない。 主人公が「図らずも」殺人を重ねる経緯も、その必然性について、全然、納得いかない。 舞台となるマカオ、香港をはじめとする東南アジアのお高いホテルの描写などは、おそらく作者の 実体験をベースにしたものだろうが、それなりに取材費をかけたことはよく理解できる。 しかし、この地域特有の「匂い」や猥雑さは、ほとんど感じられない。 ただ、主人公が出会うある人物、これがその後のリアル世界と結びついてくる件は、偶然とはいえ、 この小説の最も印象にのこる点である。 | ||||
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途中までは楽しく読みました。 あるところ以降はほぼ流し読み。 エンターテイメントとすればそれなりに面白いし、わかりやすいハードボイルドでもある。 無茶だとか、都合がいい女の人がやたら出てくる、といってしまうのは野暮でしょう。 ハードボイルドとして楽しむ分には十分おススメ出来ます。 | ||||
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マクベスを本歌取りした国際ミステリー小説。 最初は恋愛ミステリーかと思いきや、途中から 主人公がどんどんスーパーマン兼探偵のように なっていってしまう展開には正直ついていけない。 主人公たちと同じく、東南アジアや東アジアを 飛び回る一人のサラリーマンとして、ちょっと 現実離れが激しくて感情移入もしにくい。 日本でずっと働いている人から見て、国際的な サラリーマン像はこうなのかもしれないけれど。 | ||||
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厚いけれど、読みやすいし、展開もいい感じで進むので、最後まで読ませてしまいます。 現実的な展開とは言い難いけれども、小説なので、それはいいとします。 ただ、とてもつくりこまれていて、主人公は主体的に動くというより、それこそマクベスをなぞるように進みます。 シナリオができていて、その通りに進まされるというのでしょうか。 その上で、楽しい読書の時間を過ごす以上のことはない、ということがいえます。 作り込みも含め、主人公のまわりにメインヒロイン以外にも女性がいて、けっこう守られていくというのは、いろいろなルートがある恋愛ゲームでしょうか。事件にまきこまれ、そこから脱出しようというけれど、シナリオが決まっているのは、アドベンチャーゲーム。 それが悪いということではないのですが。でも、後に残るものはありません。 少なくとも、恋愛小説とよべる手触りはありません。 それでも、読んでいると楽しめるんですけどね。 | ||||
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途中で飽きてしまい読み通せませんでした。 設定が非現実すぎてのめり込めず。 裏金作りのために設立した子会社の社長を次々に殺す必要があるのか。口を噤ませるなら社長本人も受益者にすればいいんじゃないか。命を狙う相手を殺すより、証拠を集めて信用のできる弁護士や記者を探し、告発すればいいんじゃないのか等々。 主人公の性格もクールで淡々としているためか、いまいち深刻さが伝わってこないし。 村上春樹風味のサスペンスといった感じで、村上春樹作品が好きではない私には合いませんでした。 | ||||
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