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花崗岩の街
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花崗岩の街の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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凶悪犯に大怪我を負わされた刑事ローガン。復帰早々、子供が残虐な目に合わされる犯罪の捜査を任されることに。 次々といなくなる子供に加えて、足の膝がなくなった大人の水死体まで上がり、事件が混迷を深めていく。 悪態が凄い女性巡査ワトソンや、いつもお菓子を食べているインスク警部と共にローガンは犯人を見つけ出せるのか、という話。 他のレビュアーの方も書いているが、非常によくできているし面白いです。事件も重層的ですし、キャラクターも非常に立っている。 ボリューム感もあるし、お勧めもミステリーです。 終始一貫したアバディーンの陰鬱で極寒の描写に、本当に寒そうな気分になってきます。 最大の難点は、表紙があまりにダサいこと。これじゃ面白くなさそうに見えちゃいますが、中身は非常に面白いのでお勧めです。 しかし、早川書房さんのお陰で、ローガンシリーズ12作を読むことは、2022年現在ではかないません。本当に早川書房さんの続編を出さない姿勢は何とかして欲しい。1作目とか2作目で打ち止めの作品が多く、死屍累々ですね。 ちなみに、本作の作者スチュアート・マクブライド氏の他のシリーズは、ハーバーBOOKの方で「獣狩り」「獣たちの葬列」を読むことはできます。 ローガンシリーズの方が個人的には、やや軽妙なのです好きですが、いずれもお勧めできます。 是非、ローガンシリーズもどこかの出版社から刊行して頂きたいものです。 | ||||
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生死をさまよう重傷から復帰したばかりの刑事を中心にイアン・ランキンの「青と黒」にも出てきたアバディーン警察の面々の活躍を描いたモジュラー型のミステリです。 多くの事件が発生し、登場人部も多く描かれますが、犯人が見つかって喜び合う警官たちや、悲しむ遺族の姿など、行動面から個性的に描かれており、豊かな物語性につながっていきます。 残念ながら続編は邦訳されていませんが、イアン・ランキンの諸作を楽しめた人、警察官(達)が主人公のミステリが好きな人には、自信をもって進めることが出来ます。 | ||||
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連続子供殺しがテーマの警察小説で、しかもリアルすぎる死体描写などあって、ちょっと引く部分もありますが、語り口やキャラクター描写の巧みさで、後味は凄くいい。エド・マクベインが死んで「八七分署シリーズ」が終わってしまったが、ひょっとしてこのシリーズがその後継者になるかもしれないと思わせた。21世紀前半の50年間の警察小説をリードするのは、スチュアート・マクブライドの「アバディーン警察シリーズ」(勝手に命名)だと、断言してしまいましょう。 | ||||
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