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十角館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
十角館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全694件 541~560 28/35ページ
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新本格ブームの先駆けとなった作品であると聞いていたがこれまで読む機会がなかった。 ここのレビューでも評価が高く期待していたが… 25年前の作品ということを考慮しても、到底傑作と呼べる代物ではない。 文章も稚拙で途中何度も挫折しそうになりながら、明かされたトリックがあれでは… つい先日読んだ、殺戮に至る病の方が圧倒的にいい出来だった。 | ||||
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自分は「本格的ミステリ」よりも「社会派」作品のほうが好きなほうなので、期待と不安半分半分で読み始めた。 個人的評価を先に言うと、総合的に見て50点といったところ。 最初、「島」と「本土」の話を交互に進めていくところなんかは、「クローズドサークル」なのに良いのか?」とも思ったけれど、読み進めていくうちに納得して思わず唸ってしまうこともあったし、登場人物たちがニックネームで呼ばれ続けていたりゆうもそうだったし、そういった意味では、星4個にしてもいい。 だけど、結末がイマイチ納得できなかったし、読み終えてからも、「ミステリは社会派作品のほうがいい」という意見に影響がなかったし、それらをすべて含めて、50点の星3個といった評価になった。 たぶん作者の作品はもう一冊くらいは読むと思う。 それからその次もあるかを決めたい。 | ||||
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綾辻行人のデビュー作、当時26歳、1987年作。 アマゾンでの評価が高いので楽しみにして読みました。 この時代では作者の年齢を考えるとすばらしい作品だと言えるでしょう。 それらを踏まえても薄っぺらい印象はぬぐえません。 トリックを解明に30ページ、明かすところに30ページほど割いてます。 当時としては「ええっ、こんなことが」って思うかもしれませんが、 現代ではどうやって殺せたかは容易に想像がつきますし、やり方はいくらでもあるでしょ。 となったため、作者の意図に反して、読んでいて興味は殺人トリックに向かいません。 犯人は誰よりも、動機がなんなのか?に興味が向かいました。 で読後、その動機に肩透かしをくらいます。。。 でも結局犯人がだれであっても不思議ではない話しがすすんでいき、 犯人が分っても驚きもなく「あ〜ぁ、そうなんだね」っと淡々としちゃいました。 エピローグもそうですが、殺人の動機がいまいちなため入り込めません。 26歳の作者が思いつくレベルといっては失礼ですが、 人生の経験が少ない分、仕方がなかったところですね。 舞台設定も特異な環境ですし、 人物描写も少なくあだ名で呼び合う(エラリイ、アガサ等)ということも手伝い希薄でストーリーに入り込めません。 差ほど時代が変わらない1990年作の東野圭吾(当時32歳)の 「仮面荘殺人事件」は本当にダマされたと思いましたが、 本作はそういうことよりも、つじつま合せをキレイにできました、だけ、という作品ですね。 | ||||
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でましたトリックだけの小説。いわゆる叙述トリックもの小説だが、それもガッカリ系のトリックである。例えば密室殺人かと思ったら裏口の鍵が開いてました、といったようなガッカリ感がある。このしょうもない叙述トリックに全霊をかけているため、その他の部分がビックリするほど情けない出来となっている。ひたすら犯人は誰かという話に終始し、殺される恐怖などの心情部分は下手糞に表現されている。今の時代にこの程度の話は通用すまい。発売当時のことを考慮して評価しろといっても無理なもの。時代を考慮して星をプラスする愚行を私は冒さない。犯人は誰かというだけの古臭いストーリーを楽しめる人でないとこの小説は向かないだろう。そしてその結末のガッカリに耐える精神力が必要である。犯人の動機もとってつけたようなものなので、犯人側の心情を楽しみたい人にも向かない。昔の考えのまま止まっている人向けである。 | ||||
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孤島で起こる連続殺人。 主要登場人物は、孤島内にとどまって殺人被害者になる6名(うち1名は探偵役)と、本土側で探偵役を担う3名で、探偵役の計4名は連続殺人の発生と並行して、孤島内や本土で事件の犯人捜しや背景捜査を行う。 作者は、基本的に神視点からストーリーを叙述しているが、孤島内の7名中前半に殺される3人と、本土側で探偵役を務める3名(探偵役としての役割の軽重はあるが)のうち2人の内面心理描写を行っている。 しかし、犯人が明らかにされた時、意外感とともに感じるこの割り切れなさはなぜなのだろう? それは、探偵役のうちの一人が犯人だったということと、犯人役の登場人物も内面描写がなされているのにもかかわらずそれを読者に悟られないように(むしろ読者を欺くように)描写されている、という2点が理由なのだろう。 これを叙述トリックと言ってしまえばそれまでだが、ヴァン・ダインの推理小説執筆の二十則のうち、第2則(作中の人物が仕掛けるトリック以外に、作者が読者をペテンにかけるような記述をしてはいけない)と第4則(探偵自身、あるいは捜査員の一人が突然犯人に急変してはいけない)を侵していることになる。 ヴァン・ダインの二十則は、決して破ってはならないものではないと思うが、各々の読者が、この二十則を破るどこまでの叙述トリックを許せるかで、本作に対する評価が決まるだろう。 自分には、かなり許せない程度のトリックであった。 | ||||
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ミステリマニアなら知らない方はおられないでしょう、 綾辻氏デビュー作にして、「館シリーズ」の扉が初めて開かれた 記念樹的作品。 何気に書店で購入し、帰りのバスの中で何気に読み始め やめられなくて終点まで乗り過ごし 歩きながらも自宅まで一度も本を閉じられず 帰りついても読み終わるまで 食事も取らず部屋に篭って読み耽り。 翌日仕事が終わるやいなや同じ書店に行き 一緒に並べてあった「水車館」「迷路館」を購入して また部屋に篭って・・・と 私を一気にアヤツジストにしてしまった思い出の作品。 今も本棚にしっかり鎮座しています。 (新装改定版ではないですが) 未読の方の為に野暮なことはしませんが 犯人が判明した時 ちなみに私は・・・暫くフリーズしておりました。 とにもかくにもこれから「館シリーズ」を読まれるなら まず最初に必ず読むべき本です。 | ||||
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犯人の名前が述べられる一行は非常に巧みで、読み物としては充分に面白かったのですが、クローズド・サークルものとしては反則という気もします。 もちろん作者がクローズド・サークルだと宣言して書いているわけではないので、アンフェアとは言えないのですが、個人的には興醒めでした。 高評価の要因が叙述トリックの方にあることは理解できるのですが、 「実は犯人だけが秘密の方法を持っていてクローズドではなかった」という筋書きが許されるのであれば、パラグライダーでも潜水艦でも地下トンネルでも何が登場しても良いことになるわけで、そんなものを本格ミステリーと呼んで良いのかという疑問が湧きました。 その件に関して、どなたも不平を言っていないことが非常に不思議です。 | ||||
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ミステリ史に残る大トリック、という帯の煽り文句に「騙されてやるよ」と手に取ったのはもう何年前だろう。 見所はなんといってもたった一行で世界を変えるあのセリフ。 もちろんそれだけがこの作品の魅力ではなく、十角館で殺人が起こっていく緊張感やエラリイたちのやり取りも読んでて楽しめました。 読み終わったらあまり間を開けずに2週目に入ることをお勧めします。 新しい発見が次々に見つかって、素晴らしい爽快感を味わえますよ。 | ||||
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何でこんなに点数が高いのか分かりません。出だしからして、しらけた感じが漂っています。 30年前の和製ロックバンドでもあるまいし、互いをポーとか呼ぶ訳無いだろ! それこそ、天地茂がやっていた明智小五郎シリーズとか、そんなレベルです。 いつの時代の話だよ!って感じです。 サイテー! | ||||
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話としてもあまりグダグダせず面白かった。 妖しい雰囲気もよかった。 衝撃の一行とありましたが、 本当に衝撃でした! 読もうかどうか迷っているなら 読むべきです!! あまり詳しいことは言えませんが 面白いです!この本に出会えてよかった! | ||||
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私にとって初めての綾辻作品です。本格ミステリー自体、初心者です。 作品の名前は昔から知っていましたが、「館」「孤島」「ミス研(しかもニックネーム笑)」というのが ダサいというか子供っぽい感じがして受け付けませんでした。 「そういえば中学時代、暗い感じの同級生が休み時間にこんなの読んでたなぁ」とか思ってました。 読み進めるうちにそれは全く気にならなくなるので、 もし私と同じ理由でこの作品を敬遠している方(そんなのいるのか分かりませんが)には、 是非読んでいただきたいです。 私は、犯人が誰かというのは途中で目星が付きました。 「その人間」だけが、なんだか作品の中で浮いているというか、それ以外の人間と比べて 存在感が薄いというか、幽霊のような存在に感じたからです。 しかしこの作品の(というかすべてのミステリ作品において)もっとも重要なのは、 「誰が犯人か」ではなく「作者が読者をどのように騙したか」だと思うのです。 例の一文を見たときの私は、 「・・・え?どゆこと・・・・・・?(それまでの頁をざっとペラペラ)・・・え?・・・あ、はぁ〜ぁ(笑)」 と、多分かなり間抜けな顔になってたと思います。 極上のトリックに騙されるって、きもちいいですね。 | ||||
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40年ぐらい前、「そして誰もいなくなった」を読んで驚いた。 あの当時、何の基礎知識も無く読めたことは幸せだったと思う。 それから20年ぐらい経って十角館に出会った。 またあの新鮮な感動を味わえるとは思ってもいなかった。 否定的な読者は重金属を期待しているのかもしれない。 私は軽金属の、軽いくせに丈夫で錆びないところが好きだ。 | ||||
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この手の叙述トリックでは、古くは「死の接吻」から新しくは「チャイルド44」まで、驚愕すべき作品が他にいくらでもある。そのレベルを5つ星とすれば、この程度の作品が同レベルの5つ星とは到底考えられないのだが・・・。 手品師がいいトリックを思いついたから、それ一本で小説を書いてみた。的な・・・。小説家としての力量が圧倒的に不足している。同じトリックでも力のある人が料理したなら名作になりえたであろうと残念に思う。 | ||||
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自分も今まで、それなりの数の推理小説を読んできましたが過去最大の衝撃を受けました。 初め、その1行を読んでも理解できず5分程経ってから真相にたどり着きました。 本当にすごい小説!まだ読んでいない人や読もうと考えている人は是非読んでみてください! 絶対に損はしません! 「そして誰もいなくなった」を読んだ後にこの本を読みましたが余計に凄さが分かりました。 「そして誰もいなくなった」の数十倍のおもしろさです! | ||||
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この十角館の殺人から綾辻さんのファンになりました。 ミステリーはそこそこ読んできたつもりだけど、何も考えずに ただ読み進めて、ページをめくった、まさにそこに衝撃の一言が…!! あれほどの脳天直撃の雷が落ちた経験は初めてでした! 漠然と「あ〜この人かな?」とか深く考えずに読んでいたら とんでもないところから事件の真相が。 私がどんでん返し系の謎解きが好きなったきっかけが この綾辻さんの本でした。 出会えてよかったと思う本です。 | ||||
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犯人は誰か?と自分自身も推理しながら読み進めたからか、途中で犯人はこいつだろ?・・・とわかってしまいました。とはいっても、考えていたものとは少し違いましたが。 全体を通して面白かったのですが、犯人の動機付けが少し弱いのかと思いました。もう少し掘り下げた方がグッとくるかなと感じました。 | ||||
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名作の名を欲しいままにしながら、映画やドラマなど映像化されていない(できない)理由が分かりました。 テンポ良く、飽きさせることがありません。犯人やトリックを知ったときによく抱く「それはないだろ」といった憤りを感じることもありません。 本格ミステリーの魅力を実感できる一冊です。 | ||||
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だいぶ前に旧版文庫を読んだけれど、 新装改訂版が出ていたので改めて読み直してみた。 「暗黒館の殺人」を読んで、 もう一度館シリーズ原点の今作を読み返したいという気持ちもあった。 途中まで読んでいて、 「あれ、こんなに文章がしっかりしてたっけ?」と違和感。 これくらいだったら旧版解説で鮎川哲也氏が憤慨していた新人に対するバッシング…とか言われる事はなかったんじゃないか、 と思っていたら新装版の作者あとがきによるとだいぶ著者が改稿した決定版らしい。 道理で「暗黒館の殺人」を読んだ後に読むとニヤリとする文まであるわけだ。 (「暗黒館の殺人」まで読んだ「館」シリーズファンには是非新装改訂版で今作をもう一度読み返す事をお勧めする) やはり皆さんが言ってるように、あの一行で「ええっ!?」となる驚き (新装改訂版はページをめくった所に書いてあるので尚更)と感動は今も色褪せない。 本格ミステリを読みたいけど何から読んだらいいか、という人にはこれか島田荘司の「占星術殺人事件」かという感じ。 ただ「そして誰もいなくなった」を先に読んでおいたほうが、 綾辻氏が同じシチュエーションにどう挑戦したかという視点で見られていいかも知れない。 個人的にはアガサ女史はパイオニアとして評価するが、綾辻氏に軍配を上げたい。 | ||||
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世界的に有名な推理小説と肩を並べるレベルの作品といっても過言ではないであろう。 基本的にアガサ・クリスティなどの作品のアイデアをベースにしているが、 島と大陸の同時進行など、新しいアイデアが組み込まれている。 犯人が分かった上で、二回目を読んでも、面白い発見が見つかる。 是非とも2度読んで欲しい。 | ||||
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最初に怪しいと思っていた人がやっぱり・・・ 陸側にも怪しい人がいたと思ったら・・・ 設定とか物語自体には凄く引き込まれましたが期待し過ぎた分 琴線に触れる作品とまではいきませんでした。 | ||||
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