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十角館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
十角館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全694件 461~480 24/35ページ
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皆様の批判は、確かに正しいと思います。いわゆる、人物が描けていない、動機が弱い、トリックがちょっと…等々。昔から言われていることです。しかし、そうした欠点を補って余りある、かけがえのない喜びを、私は味わうことができました。すなわち、「見事に騙されて、最後に驚愕することが出来る」、というものです。 これが味わいたくてミステリを読んでいる私は、たまにこういう作品に出会えると、舞い上がってしまいます。この「十角館」は、初めて読んだ綾辻作品で、読んだのは何年か前ですが、素晴らしく驚愕することが出来ました。そう、「あの一行」にです。「あの一行」で、この作品の欠点はすべて吹き飛びました。 もう何と言うか、こんな素晴らしいトリックで騙してくれて有難うございました、感涙に咽んでおります、としか言いようがありません。驚けなかった方々には申し訳ないのですが、こういうものは楽しんだ者勝ちです(失礼)。綾辻さんのミステリの特徴として、騙されれば騙されるほど嬉しい、という何かがあるように思います。 レビュアーの皆様の言う通り、出来るだけ事前情報なしに、先入観を持たずに、「どれどれ」みたいな軽い気持ちでこの本を手に取ることをお勧めします。それと、ご注意申し上げたいのは、綾辻作品というのは、リアリズムよりもファンタジー色のほうが濃い、ということです。人によって好き嫌いの別れる作風だと思います。感想は十人十色だと思いますが、うまくはまって最後に驚くことが出来れば、これほどの喜びはないと思います。 ちなみに私は、これ以降綾辻さんのファンになり、色々と読みましたが、それぞれ工夫が凝らしてあって面白いです。「館」シリーズは、ちょっと純粋推理から離れてしまうものもありますが、すべてに共通するおどろおどろしい雰囲気を楽しめます。「館シリーズ」ではありませんが、「霧越邸殺人事件」が本格としては出色だと思うので、未読の方は試してみてはいかがでしょうか。 | ||||
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アガサやコナンの前に、ここから入っておくと楽々です。お奨めです。 | ||||
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レビューの多さと評価の高さに期待して読みましたが、イマイチでした どんでん返しに期待してたのですが・・・ ミステリー研究会だからミステリー作家のニックネームを代々受け継いで使っているっていくらなんでも不自然すぎます 本名を明かしたくないんだな つまり叙述トリックを使いたいのだな ということは・・・と容易にオチの予想がつきますし、現に予想通りでした 設定もこのオチをやりたいがために作られたような都合のいいものなのに、その肝心のオチがこれではなぁ~ トリック以外に見所はなく、そのトリックが個人的にはあからさまでつまらなかったです | ||||
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※削除申請(1件)
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殺人鬼という小説の存在を知って以来、この作家が心底嫌になりました。 この作家の作品は二度と読みません。 書店でこの作家の名前を目にするだけでも嫌になります。 本当は星ひとつもつけたくありません。 | ||||
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「すごい」「衝撃的」という高い評価のレビューを見てしまうと、自ずから作品の期待度を上げてしまい、結果的に「思ったほどでも…」という感想になりやすい。今回私はこのパターンだった。 仕事の合間に読み続けた位のめり込んだのにこの評価なのは自分のせいでもある。 次の館シリーズはレビューを見ないで読む予定だ。 | ||||
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ネタバレします。 角島と言う孤島にある、正十角形に作られた館の中には、十角形のリビングを中心に、 玄関、キッチン、トイレ・バスルームを除く7つの客室があり、 そこに泊まるミステリー研究会の7人が、次々と殺されて行きます。 その7人は、有る死亡事故に関係しており、 角島ツアーと時を同じくして、その事故の関係者に向けて「告発する手紙」が届くので、 手紙が届いた研究会OBの江南がその謎を解いて行くシーンと2軸で展開されて行きます。 思い込みを利用したトリックがメインなので、 その為に、この2軸でストーリーが作られています。 孤島の殺人事件と言う前提で、 アガサの「そして誰もいなくなった」がテーマに成っていて、このストーリーの中でも言及されているが、 その「クローズド・サークル」だと思うこと自体がミスリード。 「十角館の殺人」というタイトルで、 如何にも怪しい建物が、詳細図付きで登場しますが、この構造は、ほぼ関係ないし、合鍵や窓から出入りしたりする。あと地下室も有る。 目次で、8章までは4日目までの島と本土の話が入れ子になっていて、 9章めから、日数だけに成っているので、 本土の江南が島に乗り込んで行くのかと思っていたが、行かない。 学生の研究会のノリで、渾名で呼び合ってて読みにくいなぁと思ってた所に、理由が有ったのは意外だった。 しかし、それだけの話と思えてしまった。 アガサの作品がある為に、 「島が閉じられている」と思ってしまう事、自体が計算と言われればそうなのだけど、 島と本土を、簡単に行ったり来たり出来ちゃう事に納得出来なかった。 | ||||
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ミステリー小説を初めて購入して読んだけど はっきり言ってお金で買ってまで本棚に飾る一冊では無い。 意外性も無い。 ワクワク感も無い。 単なる殺人本 名探偵コナンレベルでトリック何それ?レベルの内容 無理に犯人から話を遠ざけようとダラダラと話が続くだけで 犯人が分かれば殺人方法を生々しく書いてるだけ。 TVのサスペンスドラマを思考停止してボッケーと見てる方が面白い。 | ||||
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20年位前、設定に惹かれて読んだことがあります。不満はなかったと思います。 ただ、ムックやインターネットの評判がかなり良くて、そんな衝撃あったかな…?と長年疑問に思っていたので、この夏休みに再読しました。 結果としては、いわゆるどんでん返しに関して「ああ、なるほど…」という感じでした。衝撃はなかったですが、コレは私が思い込まないタイプだからだと分析しました。発想は素晴らしい。 でも、それよりも孤島の館に大学生が集まるというありがちな設定が、とても気に入りました。人物描写が若すぎて性格が分かりづらく、共感する人物が全くいませんが、天候・島や館の雰囲気などがイメージしやすく、どのような状況が展開しているかが分かりやすいです。ラストはあっさりした印象ですが、悪くないと思います。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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あともう少し、と言う焦燥感に包まれる読後感です。最初のミステリーがいつ始まったかにも気がつかず、ドキドキしました。 | ||||
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どこが面白いのかりかいできない。名探偵のあだ名で呼び合う気持ちわるさ。事故のあった無人島にたいして気構えも無しに仲良くもないメンバーで行く現実感の無さ。まあなんとか最後まで読んだけど、タイムマシンがあったら自分にお金と時間のむだだから読むのは辞めた方がいいと言ってあげたい。 | ||||
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かなり前に購入して読んだんですが、巷の評判が良くてビックリしました。 私にはどこが良いのか…ある人物が登場した瞬間にこの人が犯人だと思いっきり分かるじゃないですか~ テレビでベタな二時間サスペンス見てる人ならこれぐらいの犯人は直ぐ分かりますよ。ドラマでよくある、先ず犯人が解っていて取調室でトリックを語らせるみたいな書法の小説ということなのか…でもトリックもなんか凄いとは思えませんでした。 人それぞれですが私にはつまらなかったです。 | ||||
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犯人が分かりやすいため、ミステリーに慣れた人間ほど、驚きが少ないと感じました | ||||
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何年も前に、読んだ作品ですが やっぱり、いいですね♪良いものは、良い。 他の館シリーズも電子図書で欲しいです。 | ||||
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あまり典型的なミステリーは読むほうではないのだが、評判が高いので手を出してみた。 孤島に行ったミステリー研究会の面々が、次々殺されるという何とも古典的かつ、陳腐なミステリー。 と思いきや、なるほど、人物設定や現場設定がすごいうまい。 ミステリー研究会なら、ニックネームで呼び合うのは不思議ではない。 ここら辺が、後々絡んでくるだろうなぁと漠然と思いながらも、トリック自体は最後まで読めなかった。 かなり緻密に作られたミステリーで、とても楽しめた。 | ||||
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発表当時の帯には「大トリックがまだ残っていた」と書いてあったように思う。 当時高校生の僕は非常に期待して読んだ。 しかし僕にはそれが「大トリック」であるとは思えなかった。 若者にありがちな狭量さで「意外かもしれないけどルール違反」な解決だと思ったのだ。 でもそれで評価が低かったかというと、そんなことはない。この作者の次回作があってほしいと強く願った。それくらい面白かった。 急に関係ない話をするようだが、島田荘司のある作品では、一見異様ではあるが現実にもありそうな環境の中に、殺人のためだけに用意されたある機構が人間の盲点を付く形でこっそりと紛れ込んでいる。その種明かしを島田荘司は非常にもったいぶって、誇らしげに、楽しげに提示する。僕はそれをすごく好ましいと感じる。 その逆に、壮大と形容したくなるような極めてよく考えられた大仕掛なトリックがあったとして、もしその解明がポイと捨てるように「こうでした」と無造作に行われていたら、ミステリの読者としての僕は、ものすごくそれを残念に感じるはずだ。 当時高校生の僕は「十角館」の綾辻行人にあの傑作で島田荘司が見せたのと同じ「気分」を感じた。ああ、この作者は「こういうの」が大好きな人なんだなあと、自分とおなじ感覚を共有したような気分になって嬉しかった。「大トリックがまだ残っていた」という文句を思いついた編集者もまたそういう感覚の持ち主だったに違いないと思う。 綾辻行人はトリック「が」すごい作家ではない。考案したトリックを自ら面白がって、それが映える舞台と演出を用意し、種明かしの仕方にも徹底的に凝る、そういう作家だ。そういう作家の作品を読みたいと思う人に綾辻行人を勧めるし、綾辻行人を読むならまずはこの「十角館の殺人」から読んで欲しいと思う。 | ||||
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ミステリ初心者なもので、初めて拝見しました。傑作傑作といわれようが所詮デビュー作でしょ?なんて思った過去の自分に土下座してもらいたいわ。犯人が分かった後にまた一から読む気になった小説は初めてです。何よりたった一言でポンッと最後のピースがはまる瞬間が爽快。あー読んでよかったって心から思えました。 だいぶ昔の作品なのにいやに読みやすいなと思ったら、改訂版だったんですね。そんなことも知らないド素人なので説得力ないかもですが、何にせよ素晴らしい作品です。 | ||||
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処女作だけあって(こちらは改訂版のようですが旧版を読んでないのでどの程度改訂されたかはわかりません) 描写や人物については甘いところがありますが最後まで犯人が誰なのかドキドキしながら読めるし何より犯人がわかったときの衝撃が痛快でした。 トリックに関してもやはり館シリーズ1作目とあってこれが一番新鮮でした。逆に他の館シリーズを先に読んでるとネタバレがあるので面白くないかも。 ただ動機や最後の手紙の部分は些か陳腐かな。 でもどんでん返し好きには一読の価値ありだと思います。 | ||||
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あとがきや解説を省いても453頁もある為、3度程読むのを中途し、頓挫してしまいました。実際本書を購入したのは2012/2/19なのに完読したのは一昨日です。とはいえ、集中して読んでみると面白く、2日で読み切ってしまいました。ただ、読みにくいのも又事実ではあります。理由としては登場人物の名前が“エラリイ”やら“アガサ”やら“カー”やら“ポウ”やらといった渾名で終始ほぼ最後まで呼ばれ続けるからなのです。途中で慣れはしますが、最初は抵抗があります。それが和らげば、純粋に楽しみ、没頭する事が出来るようになります。 帯の惹句には“ミステリ史上に残る大トリック!”と書かれています。正に過多書きだなあ、と僕には思われますが……。こういう風に大仰な惹句を見ると、僕は矢鱈期待をしてしまうので、だからこそ、悪い意味で期待を裏切られました。蓋し、本作は1987年に初出版されたものなので、その当時としてはエポックメイキングな“大トリック”だったのかもしれません。或いは、今でもそうだと感じる人はいるかもしれません。でも、何冊かこの手のミステリを読んだ事がある人には逆に月並みだと感じるかもしれません(オリジナルは本作にあるのかもしれませんが……)。 あと何より、悪人と言うに値する程の悪人、謂わば極悪人が出てこないのも、少し僕にとっては不満でした。こんな奴殺されて当然だろwと思える程の殺され役が出てこない。まあ、これは個人的な感想なので、万人が共感するとは限りません。この点をマイナスだと感じない人もいるでしょう。 | ||||
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まるで登場人物になったかの様に入りこめました。 被害者の憶測で進むので、謎がどんどん深まる点も素晴らしいです。 ミステリーの良作を手軽に読めるという印象です。 いつかまた読み返してみたいです。 | ||||
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