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十角館の殺人



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十角館の殺人の評価: 3.77/5点 レビュー 694件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.77pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全694件 581~600 30/35ページ
No.114:
(5pt)

絶品にモノ申す!

「綾辻行人以後」という言葉で有名な新本格作品。衝撃の一行、連続殺人1つ1つについても納得できる場面説明、煩わしいニックネームで呼ぶ登場人物であらねばならない理由、そして、その後を暗示させる最後の審判。コナン=ドイル、モーリス=ルブランなどの作家名を引き合いに出して、読者の勝手な思い込みを助長させ、上級者を唸らせてくれる。今ではかなり進化した○○トリックを、20年以上前に見事にスパークさせ、幻想やホラーという逃げ道も使わなかった秀作。しかし、今だから言えることは承知の上で、敢えて言う。やはり、犯人の動機付けが弱い。ミスリードをちょっとひねって、読者に考えさせたのはいいにしても、最後の犯人の独白場面での動機説明にもっと深みが欲しかった。騙された読者は、真相に納得できるかが、ミステリーのデフォルトであるからだ。まぁ、そのあたりのネガティブ要素はあるが、この作品がミステリーの金字塔になっていることは疑いようがない。よって、書かれた時代から判断しても★5なのだが、「Another」以上の、読者が他人に薦めたくなる作品の上梓を望んでやまない。。。
十角館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.113:
(5pt)

最高です

小学生の頃、エラリー、アガサ、モーリス、コナン等の古典推理小説を愛読していた小生にとっては、涙がでるような登場人物設定で、犯人が判明するシーンの描写は圧巻です。そういった古典推理小説の知識があるが故に、だまされてしまう、叙述トリックも使用されており、読後のやられた感はひとしおです。40代で久々に読んだ推理小説ですが、小学生の頃の興奮を思い出しました。
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No.112:
(5pt)

傑作

これは最高傑作の部類に入るでしょう。間違いありません。ページ数は厚めでけど読みやすいのでサクサク前進します。推理小説好きでまだ読んでいない方はぜひお奨めです。推理小説、玄人の方は犯人当てをしながら読むと面白いですよ!基本的に犯人は当てられませんが、微妙に何を意味してるのかなという所で犯人をよみこんでください。あなたは名探偵になれますか?!アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」も、読んでおくと見比べれておもしろいかもしれません。微妙にかぶるようなラストにはニヤリとしてしまいます。個人的に小説中に出てくる手品のネタも好きです。インビジブルです。
十角館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.111:
(5pt)

初めて読んだ綾辻さんの作品です。

無人の孤島に集まったミステリー研究会の面々。次々とメンバーが無残に殺されていく。もう誰も信じることはできない。7人が集められた本当の理由とは・・・謎の死を遂げた建築家「中村青司」とは何者なのか。おもしろかったですね!最後の最後まで綾辻さんのトリックに全く気づけませんでした。真実が判明した時、驚きました!まさかまさかの展開、結末。そういうことだったのか・・・とガツンとやられた感じです。見ている人を惹きこむ加速していくストーリー展開、巧妙なトリック。見事です!そして、綾辻さんの人物像の描写の上手さにも脱帽です。登場人物の一人一人の設定が細かく繊細ですから、作品の中の人物達を自分の中で想像しながら、物語を楽しむことができます。デビュー作とは思えない傑作ミステリーでした。
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406181320X
No.110:
(5pt)

館シリーズを読むなら絶対この本を最初に

素晴らしいその一言で尽きます。
十角館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.109:
(4pt)

あの一行には驚いた。

有名すぎて、ゆえに手が伸びなかった1冊。
今更ながらに手に取ってみた。
アガサの「そして誰もいなくなった」を再現するかのような滑り出し。
登場人物も、アガサやエラリィ、カーやポー、ヴァン、ルルゥ、オルツィ…
国外の大物作家の名前を、渾名にして進められていく。
この渾名が、大きな付箋だったとは!
ミステリーに素直に驚くことが出来なくなってしまったような
薄汚れた自分が、あの一行には、驚いた。
まさか、こう来るとは…。
いやはや、これがデビュー作ですか。
面白い。
素直に面白かった。
細かなことを言えば、動機の弱さを上げますが
この「館」シリーズ、全部読みたくなるほどには楽しめました。
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406181320X
No.108:
(5pt)

面白すぎる!!

初めて綾辻作品を読みました。 本当に面白くて、先が気になって、どんどん読み続けちゃいました。ただ、この作品と同じような結末の作品をミステリーではない本で読んだ事があったのでそれほど驚かなかったかな;でも本当に面白かったです!!ミステリー好きの人にオススメの本を聞かれたら迷わずこの作品をオススメしようと思います!
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No.107:
(4pt)

志や良し「新本格推理小説宣言」の嚆矢

本書は、志や良し「新本格推理小説宣言」の嚆矢である。
「探偵の鮮やかな論理や推理が、警察の捜査の発展に負けている状態」
に小説家として我慢がならないとし、
嵐の中の孤島の別荘という場所を事件の舞台として設定した本作の
上梓は1987年。著者のデビュー作でもある。
以後、著者は「本格推理小説」という「知的ゲーム」に邁進する。
読むかどうか。あとは読者の趣味嗜好の問題である。
この「本格推理小説」に、作家の鮎川哲也氏はこう、挑戦状を叩きつける。
「批評家気取りの若者たちは、本格ミステリーの隆盛を希う気持ちなんぞ
持ち合わせていないのだろうか。そうした連中は沈黙してくれ。耳障りだ」
私は、批評家気取りの「老人」だが、綾辻氏、鮎川氏、戸川安宣氏の、あとがき、解説
が読めるのは、新装版の魅力である。
十角館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.106:
(3pt)

推理小説の本流

もう20年前の作品。
この作品から新本格派ミステリーの流れが始まったと言われている。
作者は、京大推理小説研究会出身の綾辻行人。
なんと同研究会には、彼の奥方となる小野不由美、我孫子武丸や法月綸太郎も所属していた。
恐ろしくクオリティの高い研究会だ。
余談はさておき、この作品自体はアガサの「そして誰もいなくなった」がモチーフとなっている。
某大学の推理小説研究会の一行7人は、角島と呼ばれる無人の孤島を訪れ一週間を過ごすことにした。
そこは電話も電気も通じない。
当時はもちろん携帯などない。
その島では半年前に4人が焼死体で見つかるという凄惨な殺人事件が起きていた。
もの好きな彼らは、興味半分でそこへ乗り込み、一人、また一人と命を落としていく。
一方、本土では研究会のメンバー宅に宛に怪文書が送りつけられていた。
その怪文書には、会員であった中村千織の事故死について告発する内容だった。
旅行に参加しなかった元研究会員2人と、偶然めぐり合った島田氏とで謎解きが始まる。
島では次々に殺人が行われ、最後には・・・
仲間同士がアガサ、エラリイなどと高名な推理小説家のネームで呼び合うのが最初はうっとうしいが、これも作品の重要な複線となっていることに読み終えてから気づく。
ナイス。
正統派推理小説、ということで最後まで楽しませてくれる。
読者を待つ「一行の驚き」も良く出来ている。
でも、なんとなくしっくりこないのは、ネタバレになるので詳しく説明できないが、気持ちよく騙されることが出来なかったから。
トリックまで全て見抜けたわけではないが、それ以前に気づいてしまった部分があったことが残念。
「そして誰もいなくなった」を読み返してみたくなった。
十角館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.105:
(5pt)

最高(*'Д`*)

デビュー作ということもあり、なんとなく文章が青臭い気がします。
また、犯人の犯行の動機が、弱い気もします。
ですが、そんなこと、どうでもよくなるほど、オチがすごかった。
社会派ミステリーみたいなものしか読んだことのなかった私にとって、この小説は、改めて推理小説は面白いものなのだと、痛感させてくれたものでした。
欠点はあるものの、星の数は五個。
久々に、読んでよかったと思える小説でした。
十角館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.104:
(4pt)

推理小説ブーム再来!ありがとう!

とにかく終始マンネリなし。始めから最後まで怒涛のように読み終えました。
しかし肝心の殺人はやっと物語の三分の一を読み終えたところで起こります。でも、そこに行くまで「まだ〜?」を全く感じませんでした。むしろ、じわじわと迫ってくるその瞬間を何度も麦茶で喉を潤し待ち構えていました。本当グイグイ読めます。グイグイ飲めます。
結末は…悔しい、やられました。普通に「え!?」と叫んでしまいました。不覚です。
でも、結末にあまり期待しすぎた結果、最近推理小説から離れていた自分には嬉しい悔しさでした。
しかも物語を読み進めていく中で、随所で浮かんでくる自分の予想(こいつが怪しい、この行動は怪しい)を、悉く打ち消されてしまう。(これは怪しい)と思った次の瞬間に、登場人物が露骨にそれを指摘してくるんです。物語の中盤で。本当に怪しいことは結末まであまり触れられませんよね。だから、これはなしか〜ってなっちゃう。
これが、面白いと思った最大の理由かな。
☆5にできないのは、やっぱりキャラクターをもう少し魅力的に描いてほしかったので。
でも、これからシリーズを読むにつれて主要キャラには愛着をもてるかな、楽しみです。
水車館、結構レビュー評価もいいので期待してます!
十角館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.103:
(3pt)

これは・・・

クリスティーの「そして誰もいなくなった」を読んでいたのでチョット微妙。
一章が短く、出張のお供にはちょうど良い本でした。
十角館の殺人 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.102:
(4pt)

島田荘司に比べるとやはり格落ちかな

島田荘司のデビュー作と比べてしまうのは、要するに両者が非常に記念碑的な作品であるからに違いなく、またこの作品を読んでもさほど新鮮みを感じないのは、これがフォーマットになってしまったからだとも言えると思う。内容そのものはまるで似ていないのだから。
とはいえ、やはりこれは衝撃の真実と、良くできたテンポの良い構成以外の面では、『占星術殺人事件』に比べて歴史を越える卓越した作品ではないと思う。今読めば、よく出来たミステリ、の評価が妥当だろう。もちろん質は高い。だが、それ以上に残る作品かといえば若干疑問が残る。一気に読めるので、よいエンターテイメントだとは思うし、ミステリはそれで十分なのかもしれないが。
伝説的な作品というより、単純にミステリを楽しみたい人向けには、すばらしい小説だと思う。
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X
No.101:
(5pt)

安心してわくわくしてください

今更言うこともない名作…でありますがなんとなく先延ばしにしていて、
ミステリ舐め気味の大人になってから読んだ為 感動倍増。
ミステリは人に読まれて初めて完成する、としっかり意識して書いたんだなと感じる。
出張中のビジホで予期せぬ徹夜をしながら一気読みする間、
著者が隣で「どう?面白い?面白い?」と若い頬を上気させている気配。
はい。面白かったです。ありがとう。
わずかのネタばれも恐れるあまり具体的に紹介できず、情緒的に過ぎるレビューすみません。
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X
No.100:
(3pt)

いっきに読みました!

初めて綾辻さんを読みました。
眠る前に毎晩読んでいたのですが、眠気も去っていくように
本の世界に引き込まれました。
事件の起きる舞台となる十角館と本土で解き明かされていくストーリの
絡みそうで絡まない、絡まなさそうで絡んでいく展開が
読み手の心理に圧力をかけてくるような面白さがあります。
登場人物の名前に、海外のミステリー作家にちなんでニックネームがつけられて
いるのですが、そのニックネームと人物自身の特徴とがどうも一致しなくって、
登場人物を覚えるのにひと苦労しました。そのため☆-1
後半の謎が解き明かされていく過程が、一方的に真実を押し付けられているような
感じを受けたので☆-1つにしました。
引き込まれ具合と、読んでいるときのドキドキ感は☆5つです。
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
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No.99:
(5pt)

ぼーっと読んでも十分楽しめる

物語を楽しむ介在は、映画、漫画、演劇、最近ではポッドキャストやオーディオブックなど様々ある。
けれども、それらは音や映像など活字に比べ、いくらか情報の多い中で楽しむことになる。
やはり、自ら想像力をふくらませ楽しむ、といった意味で言えば、活字って本当にすばらしい!
本書を読んで改めて痛感した。
本書の冒頭でも語られるが、推理小説はやはり著作者と読者との「知的」なお遊びだ。
作品の楽しみ形態が増えた今、想像力の盲点とも言うべき意識の隙を突かれるトリックは最高に心地よい。
本作の場合、共感や驚きというよりも、もはや喝采というべき感情が沸き上がる。
本書に関して言えば、ぼーっと読んでも、それが十分楽しめてしまうのも良い。
媒体が多様化する今、時代に似合う、珠玉の一冊である。
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
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No.98:
(3pt)

この作品から本格物再興が始まった。その敬意は払う。

 退屈な社会派がはびこってうんざりしていた本格ファンに、怒濤の本格ラッシュをプレゼントしてくれた記念碑的作品。
 一応そんな作品に敬意は払うが、自分はこの作品の何処が意外なのかさっぱり……。読んだもう一作(推理作家の評価で悪い評価を下す時は、最低2本以上読んだ上でないと下さないようにしている)の「迷路館の殺人」の方はペテンがあるし……。
 この作家は、欺す=読者が喜ぶと勘違いしているのではないか?
 あと読んでて退屈な文章も問題だと思うぞ。
十角館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.97:
(5pt)

おお。面白い

新本格ってのとデビュー作ってことで読みにくいだろうなと勝手に思ってたけど、改訂してあるみたいでビックリするほど読みやすい。
ビックリして読んでたらあのページのあの一行にまたビックリ。
占星術殺人事件もそうだったけど今読んでも全然古くさくないなってことと、別に動機は弱くないんじゃないかなってこと。
最近映画やドラマの原作で話題になってるミステリ小説よりも、個人的にはこういうがっつりしたのが好きなようです。
館とか孤島とか、聞くとちょっとダサっと思っちゃうけれどやっぱり読むとワクワクしちゃいます。
十角館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.96:
(3pt)

面白い…けど

文章構成やストーリーはさすが綾辻さんですね。 そして叙述トリック。見事に騙されました(笑)しかし私には衝撃度が少し物足りない気がしました。確かに驚きはしますが、噂ほどではないかな…と。どんでん返しを期待しすぎると「あれ?」ってなってしまうかもしれません。きっと評価が高すぎて先入観を持ってしまうんですね;まっさらな状態で読んだら楽しめたのではないかと思います。でも全体としては面白いと思います。他人に自信を持って勧められる作品ですね!
十角館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.95:
(2pt)

期待しすぎないほうがいい

非常に高い評価を受けている本書ですが、
評価されているポイントはたった一つ、メインになっているトリック部分です。
これについてはなかなか鮮やかで、騙されまいと身構えて読んでも
けっこうハマって騙されて、ラストで驚くことになる人が多いのではと思います。
私自身も、トリックの当たりはある程度ついていたはずなのに、
それでもまんまと騙されてしまいました。
こういうトリックは、ハマると読者にとってインパクトがとても大きいですね。
ただ、逆に言うとそれしか評価すべきポイントがありません。
登場人物たちの(ミステリマニアとは到底思えない)能天気な馬鹿っぷり、
人物の掘り下げが非常に浅く犯人の動機も描写不足で納得しにくい、
トリックを成立させるためのみに世界が設定されている感もあって、
深みや面白みに欠け、説得力がないと感じました。
極端に言うと、トリックが面白いだけで、小説としては成り立っていないという印象です。
アガサクリスティの超有名ミステリを基にしていながら、完成度としては遠く及ばず。
クリスティファンの私としては名作を汚されたような印象もあり、この評価です。
十角館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X

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