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十角館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
十角館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全694件 601~620 31/35ページ
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初めて綾辻行人さんの小説を読んだ作品です。この方は桁外れに天才ですね。全くトリック等がわかりませんでした。よく考えられた作品です。また迷路館や時計館も十角館同様非常に面白く、強くお勧め致します。この時注意するのが十角館と水車館を先に読んだ後、絶対に迷路館を先に呼んでから、その次に時計館を呼んで下さい。ある部分がわかってしまうので。とにかく最初にはこの十角館を最初に読むことですね。その次に水車館を読み、迷路館、時計館と読み進めることですね。水車館ではいまいちでしたが。この作品ではまんまと著者の罠にはまりますね。やられました。このトリックがわかった人はすごいですね。思い浮かびません。またラストのなんともいえない感情の描写が素晴らしいです。とにかくミステリ好きなら綾辻行人さんの館シリーズを強くお勧めいたしますね。またヒントを挙げるとしたら構成に注意した方が良いのかもしれませんね。とてもスリリングな内容でアガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせますね。あの人が犯人じゃないかとにらんでいたのがまんまと著者の罠にはまってしまいました。この著者は読者の心情をよく理解していますね。これから読む人は良い意味でかなり気をつけて読んでくださいね。以後の作品も含めて素晴らしい作品です。 | ||||
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島田荘司氏以来の新本格系がブームになる以前は、それまでミステリー小説と言えば西村京太郎や赤川次郎くらいしか知らず、興味も無かった。トリックと言えばせいぜいが時刻表トリックくらいで、テレビドラマも刑事が汗を拭きつつアリバイ崩しに奔走するようなベタな火曜サスペンスくらいしかなかった(唯一、クリスティの「そして誰もいなくなった」は読んでいたが、もともと海外小説は邦訳の不自然さが苦手だった)。 そこに違和感を持っていた自分が本屋で目に止まったのがこの国産ミステリー。「不気味な洋館で起こる不可思議な連続殺人事件」という、まさに自分が漠然と見たいと思っていたシチュエーションそのままの作品であり、読み始めて一発で夢中になってしまい、最後まで一気読みしてしまった。 こうしたジャンルは「不気味な雰囲気の中で事件を推理する」というシチュエーションをゲームのように楽しむべきものであり、基本的に人物描写やドラマ性は二の次。 確かに著者のデビュー作という事もあり、色々と拙い部分もあるが、それまでほとんど陽の目を見なかったマニアックな「本格ミステリー」というジャンルを一般化して根付かせた功績は大きい。 もしこの作品を受け付けないという人は、この後に確立した「新本格」系の作品群の多くが受け付けられないだろう。それぐらい今作は「新本格」系ミステリーを読む上での基本であり、リトマス試験紙でもある。 | ||||
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綾辻先生の著作は今作と殺人鬼しか読んでいませんが、アンフェアな叙述トリックしか使えないのでしょうか。 叙述トリックって最後の最後にちょっとびっくりして終わるだけなので面白くないです。 もうちょっと上手く使ってくれると嬉しいのですが。 大抵の本格ミステリ小説家は、シーンを書くのが上手くありません。 なんで大抵の場合はロジックが面白いかどうかで優劣が決まるのですが…… 叙述トリックというまやかしを取り除いて、ロジックのパズル性を評価してみると、なんというか平凡で面白味がありませんでした。 新本格ってもっとビックリさせてくれるものだと思うのですが……。 古い作品だから仕方ないんでしょうか。 | ||||
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館シリーズ読むなら十角館を強くオススメ たった一行で読者を突き放す作品はそうはありません。 ただ綾辻作品ってなぜか無駄な文まで強調するような気がしてなりません。 だから純粋な謎解きの側面は弱く、経験知による謎解きの側面が強い気がします。 犯人視点のプロローグ、エピローグがなんともいえなく美しい。 ここだけサルのように読み返してます。 館シリーズの犯人の中で一番綺麗・鮮やかに描かれています。 壜を闇に投げた…(賽は投げられた)から始まる件は物語の波乱を予感させ そして壜が物語の終焉を告げるシーンは感動ですよ! | ||||
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本書は、孤島に集まったミステリ同好会グループが次々と殺されていくという、いわゆる「孤島もの」で、私の知る限りクリスティーの「そして誰もいなくなった」に挑戦した作品の中ではもっとも面白い。 作者のデビュー作でもあり、以後「館」シリーズを手がけていくが、本書は「そして誰もいなくなった」への挑戦、比較的シンプルな点、またカーとかヴァンとかアガサとか、殺されていくミステリ同好会の面々が推理作家の名前で呼ばれ記号化されているあたり、パズル小説として徹底されている点で、もっとも好きな作品だ。 なお、この作品ではあまり感じなかったが、以後の作品では徐々に作者のホラー作家の面が強くなっていく。したがって、本書以後の作品ではその点で好き嫌いが大きく分かれることだろう。 | ||||
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新本格ムーヴメントを巻き起こすきっかけとなったのがこの「十角館の殺人」。 帯にはこう書かれている。 「たった一行で世界が変わる!」 たった一行で・・・?そんなことがありえるのだろうか? そう思われた方は、是非一度読んでみてください。 本当に「世界が変わり」ます。 その1行を読んだ時の衝撃は決して忘れることが出来ません。 あまりにも痛快などんでん返し。見事です。 ミステリー好きなら必読です! | ||||
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ミステリーは、好きなんだけど、いわゆる本格という奴は、小難しそうであまり手を出してきませんでした。 でも、この本は・・。 風邪で起きられない日に、3時間程度で読めちゃったほど、読みやすかったです。 素直に騙され、非常に面白かったです。 本格敬遠してる人にこそ、お勧めできますね。 欲をいうと、あれだけの大量殺人をするには、動機がちょっと弱かったかなと。 そこだけ星ひとつ減らしました。 | ||||
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たしかに、本格ミステリーの第一人者と言われるだけのことはある。 すべてのトリックは読者に提示されてるし、それでもダマされちゃうし、最後に「そうか、この人か!」ってどんでん返しがあるし、そういう意味ではホントにできの良いミステリー。 でもね、でも、イマイチだったんだよね。 それは登場人物が魅力的じゃないから。 どの人物も深く描かれていないので、いくらトリックが意表をつくものでも、ガッツリ物語にはまれないのだ。 トリックが良ければそれでいいの? あと思ったのが、作中で登場人物たちの服装を細かく説明するのだけど、「その人にその服はないんじゃない?」と、いきなり冷めちゃうので止めてほしい。 例えば登場人物の一人「アガサ」は女王様キャラの美人なんだけど、彼女のある日の服装は “黒いブラウスの上にベージュのジャンパースカート” だったりする。 うん、たしかに時代もあるけどね、20年前の作品だからね。 でもさ、20年前のバブル華やかりしころ、美人でタカビーな女がベージュのジャンンパースカートはくとは思えないんだよね。 そんなこんなで思い返してみると、あんまり面白くなかったんだなって気がついちゃった。 本格ミステリーの名作らしいけど、本格ミステリーでトリックもばっちりで、なおかつ人物もきっちり描かれている作品はたくさんあるので、これは読まなくてもいいと思う。 | ||||
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読書が趣味といえない私ですが、無理があるような、深みがないような・・・失礼いたしました。 | ||||
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孤島の館に集められた大学生が謎の犯人に次々と殺されて行く話。アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」と状況がとても似ているため、両方読み比べてみるのも面白いと思う。 日本の本格ミステリでは、ミステリファンなら読んだことがない人がいない位のとても有名な作品で、犯人もかなり意外な人物でとても楽しめると思う。 この作品を読んで、つまらないと思うのであれば、本格ミステリは今後読まないほうが良いという程、本格ミステリ小説としては教科書的な作品です。 | ||||
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恐らく日本のミステリー史において、変形ながら叙述トリックの古典のひとつとして未来永劫語られていく作品ではないでしょうか。それぐらい読後のやられた感は大きいです。著者の一世一代の大仕掛けといっていいかもしれません(現にこれを超える著者の作品はありません)。言葉は悪いですが、こういう「一発ネタ」のサプライズが忘れられずにミステリーにはまってしまう人が多いのでしょうね。そういう意味でもミステリー初心者に是非読んでほしい作品です。 | ||||
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この作者の作品は初めて読みました。 誰が探偵役かわからないまま読み進め、 最後は犯人の回想で説明終わりというのは肩透かしでした。 衝撃の一行とやらも私からすれば、 「え?ここで犯人わかっちゃうの?」とがっくりです。 探偵役がみんなの前で推理を披露するのが、一種のカタルシスだと思うのですが。 他の方も書いてますが犯人の動機も弱すぎますし、 そもそもが被害妄想っぽいのがあいたたです。 (それなのにあまり被害者たちに同情できないのは何故でしょう) ただ、小説としてはそれなりに楽しめたので、他の作品も読んでみようかとは思いました。 | ||||
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綾辻さんの本を読むのは、これが初めて。作者がこの小説の原型を書いたのが22歳、大学4年のときというのは驚く。 おどろおどろしさが足りない、動機がいまひとつ納得できない、人物模写にやや不満がある…といった批判はあるだろうが、一行で、すべてを明かす、トリックの切れ味が、それらを上回り、このミステリーを傑作として歴史に残していると思う。 クリスティーの「そして誰もいなくなった」を意識しているのは確かだが、孤島での殺人事件の合間に、陸上での探偵劇をいれて、謎の奥行きを深くし、最後のトリックの切れ味を磨いている。新本格派というと、論理重視のパズル的な作品群というイメージがあったが、それが間違いだったことがわかった。 文庫版あとがきで、奥さんであり京都大学の推理小説研の仲間の作家・小野不由美さんに、お礼を述べているのが印象的。 | ||||
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《孤島》ものの嚆矢である、クリスティ『そして誰もいなくなった』の本歌取りが 目指された本作では、当然オリジナルにはない新しい試みが盛り込まれています。 そのひとつは、孤島での連続殺人が描かれる「島」のパートと交互に、 事件の背景や真相を捜査・解明していく「本土」のパートを展開している点です。 これは、探偵役を事件の外部に配置することで解決を担保し、その上で 「島」におけるサスペンスを最後まで途切れさせない工夫といえます。 また、作中において、ある人物が事件を推理する際に口にする 〈バールストン・ギャンビット〉という言葉もじつに暗示的。 〈バールストン・ギャンビット〉とは、容疑者の枠から犯人を「死者」に偽装することで事前に 締め出しておく手法のことなのですが、そこでの推理は直接、真相には繋がりません。 しかし、読み終えてみると、この言葉がメイントリックの 重大な伏線であったことに気づかされるのです。 ▼付記 本作のプロトタイプである『追悼の島』は、著者の妻で作家の 小野不由美氏との共同作業によって完成させられたもの。 しかも、本作のキモともいえるメイントリックの発案者も、じつは 小野氏であったことが新装改訂版あとがきで明かされています。 | ||||
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とにかく楽しめる肩こらない面白い小説を、ということで 殆ど読んだことのなかった最近(?)の日本の推理小説を よんでみようかと思いました。 「新本格派」なるエポックが90年代にあったことや、そ の中でも綾辻氏の本作や、島田氏の「占星術殺人事件」な どが金字塔として絶賛されてるのも始めて知りました。 で、期待を胸に手にとりました。 結論からいうと、なんでこの程度のものが絶賛されている のか全く理解できませんでした。 何十年も昔のアニメでしか出会えないような類型化した薄 〜い登場人物や、文字にすると幼稚にしか感じられない設 定でとたんつまづきました。 サークルメイトを「エラリイ」とか有名推理作家名で呼び 合うなどありえない違和感。サークルの伝統とかいうとっ てつけた説明で納得しうるのは、本当は推理ものパロディ である「名探偵コナン」か、メタフィクショナルなライト ノベルでのみ通用する手法。 なので、トリックも、犯人もすぐにアタリがつきました。 但し、ずっと「んなわきゃねーよなー」と思ってたので、 本当にそれがトリックで、しかも殆どそれがしたいだけの 為に書かれた小説だと分かったときには脱力感が物凄かっ たデス、ハイ・・・。 特に、どうしようもないなとおもったのは「動機」設定の つまらなさです。求めるものが違いすぎたのかな・・・ デビュー作らしく他も読んだことないので、☆は1つおま けです。 | ||||
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いわゆる大どんでん返しはすごかったのですが、犯人に魅力がないのでトリックが分かったあとも「へえ〜。。」という感じ。魅力がないというか、影が薄いというか。なので全然注目してなかった人が犯人だったので、つまんないなぁという印象。動機もこれまたつまんない。でも叙述トリックがばらされたときには、今でいう「アハ体験」ができて気持ちよかったです。綾辻氏の作品ははじめて読んだので、また次作をすぐに読もうと思います。 | ||||
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最初の第一章を読んだだけで、「そして誰もいなくなった」を意識していることが明確に伝わってくる。何だ、「そして誰もー」の二番煎じか。そして横溝正史ほかで使い古された感のある「見立て殺人」、「隠された血縁関係」を思わせる振り・・・どこからどう読んでも、素直な、そして読者にものすごく親切な推理小説にしか読めないのである。 しかし、そうでないことは、この作品が始めて発表されてから何年もたった後で再販され、高評価を得ていることからも、明らかであろう。ぜひ、この本は素直に読んでほしい。そして最後で息を呑んでほしい。 注意。この小説のテキストは非常に癖がない。それはするする読めるということでもあるが、するする読めすぎるという感も無きにしも非ずである。見立て殺人の元ネタも非常にあっさりと処理されているし、登場人物もこぎれいにまとめられている。しかし、この小説の最大の見所である「突き落とすようなあっけない結末」を実現するには、こういう癖のない書き方でなければなかったのだ、と思う。もし、もっとドロドロネチネチしたのを読みたいという人は、横溝正史の「悪魔が来たりで笛を吹く」でも読むといい。しかし、それだけの理由でもし「十角館」を読まないというならば・・・これほど勿体無いことがあるだろうか? | ||||
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「ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!」 ↑に騙されて買って読んだものの、 どこが驚愕の結末なのかと言いたくなる終わり方 犯人についてはニックネームを使ったトリックを用い、 なるほどとは思うものの、"驚愕"というのは誇張が過ぎる 登場人物がどんどん死んでいくのだが、 文章がどうも嘘くさく、現実感がないため 死んでいるという実感が持てない そして最期は犯人の視点でネタ晴らしである 名探偵が犯人を推理で追い詰めるという描写もない 終わり方も唐突で余韻もクソもない このシリーズはもう買わない | ||||
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勘がいい人ならトリックにも気づくだろうが、まさか、そんなことないよなって思わせる 小手先の技術なら綾辻の右にでるものはいないと思う。 ワクワクさせる展開に、映像では再現できない構成、伏線の張り方。そして、過去の名作達に 対する親愛の情がいい。 ただ、ひとつマイナス点をあげるとすれば、動機付けが軽い。小才はきくが内面描写が弱いところが惜しいなー。まあ小手先の有無で優劣がきまるのが推理小説でもあるので、この見方は ひねくれてるかもしれないけどね。 まあ何はともあれ本格推理小説を読んでワクワクしたいあなたには是非おすすめ。 | ||||
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いままで新本格と呼ばれるものは読んでなく、海外のミステリ中心に読んでいました。 たまたまこの十角館の殺人を買って読んでみたら・・・ びっくりでした!一気に最後まで読みました。 これが新本格か!と唸らせられました。 これからこのシリーズを読破したいと思います。 はじめてミステリを読む人にもおすすめです! | ||||
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