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荒神
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荒神の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全82件 1~20 1/5ページ
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最近読書する習慣が薄れてきたけどこの本のお陰で又色々な本を読みたくなってきた | ||||
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YouTubeで、ある人が褒めていて、なんの気無しに、買って読んだけど、一言で言うと、面白い! 藩どうしのわだかまり、怪物が出て、… あまり書くとネタバレしそうなので、騙されたと思って読んだ方が良いかな。 (お気に召さなかった方には、スミマセン m(_ _)m) | ||||
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おもしろいよ | ||||
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まず文章が読みやすかった。 そして人物それぞれが非常に魅力に溢れていて皆好きになる。 NHKで映像化されているようなのでそちらも見てみたい。 | ||||
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久しぶりに時間を忘れて本を読むことが出来た。ページをめくるのもまどろっこしいくらい楽しかった。 | ||||
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キャラ設定も最高、映画を観ているかのように場面が頭に浮かぶ。 驚く展開。 本当に映画化したら面白そうです。 何年か前に出た同著者の「この世の春」がこの作品にそっくりなのですが こちらの方が出来がいい。 | ||||
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久しぶりに本とを読んで 泣いてしまいました。 いい人がたくさんいて。 そして本を読みながら 声を上げて応援してしまった。 さすが稀代のストーリーテーラー宮部みゆき氏 面白かったです。 是非 映画化してほしいです。 | ||||
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東北小藩で起きた怪物騒動。 ”つちみかど”と名付けられた怪物は人間が創った復讐のためのもので人間だけを獲物とする。 この怪物の退治と伝説に秘められた謎を解き明かす見事な作品。 それにしても宮部みゆきという実に多彩な作品を生み出す才能に脱帽させられる。 推理あり、ファンタジーあり、時代小説あり、どう切り替えたらこんな作品が書けるのか参ってしまう。 一般文学通算2387作品目の感想。2020/04/14 16:35 | ||||
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歴史小説を好んで読んでますが、ミステリー作家として著名な宮部さんの時代劇、 ということで気になって読んでみました。史実に沿ったお話ではなく、完全なオリジナル。 しかも時代劇と怪物の要素を加えた、ファンタジー時代劇という異色な内容です。 感想は予想以上に読みごたえがある作品でした。特に砦が襲われるシーンは圧巻。 怪物以外にも謎があちらこちらに散りばめられていて、ミステリー的な要素も見えました。 ただ、宮部さんの作品全般にいえますが登場人物が多いので、その説明などで中だるみしてしまう点。 序盤にレギュラーキャラと怪物が登場するんですが、そのあとはほぼ説明的な描写が続いて 中盤になってやっと怪物が再登場します。この中弛みが難点です。ただ中盤以降は加速度的に 物語が進み面白くなります。 また、コズミックホラー的なものもあり、クトゥルフ好きな方はより楽しめると思います。 クトゥルフのシナリオとしてもいけそうな内容だなと感じました。 一風変わった時代劇を読んでみたい、そんな方におすすめな作品です。 | ||||
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挿絵は、連続して入れない方が良かったのではないか。 | ||||
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これは凄い。かなりの大作だが、一気に読み終えてしまった。時代劇伝奇ものにストーリーテリングの才を発揮した宮部みゆきの最高傑作と思う。 物語の中核は、悲しい過去を持つ兄妹と、荒れ狂う恐ろしい化け物の謎。人が生み出した「悪」と言うテーマが端的に表現されており、恐ろしい化け物の最期を「美しい」と表現したセンスが素晴らしい。 ラストを締め括った絵師のエピソードも印象的。彼が描いた絵が誰にも見る事が出来ないよう封印されたのは、人の世の厄災が詰め込まれたパンドラの箱を想起した。 | ||||
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ドラマ化されましたが、原作を読むことで面白さが、倍増すると思います。自然の脅威は、結局人の業がもたらすもの。 | ||||
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原作の「荒神」(宮部みゆき)を読んだのは、ちょうど一年ほど前でしょうか。その原作とは又違った世界を見せてもらった様な気がします。 こうの史代の作品は、「夕凪の街 桜の国」「この世界の片隅に」に次いで三作目ですが、今までの二作品は「戦争」を扱った作品だっただけに、今回のこの作品はちょっと意外な感じがしました。ただ、奥付きに「ぼおるぺん古事記」と言う作品があるのを知り、それに連なる作品なのかなと言う気がしました。 それにしても、挿絵の美しさは素晴らしいと思います。子どもの頃、少年雑誌の読み物にこうした形式のものがありました。絵と文が交互に配置されていて、子どもが絵を楽しみながら物語を読める様になっていました。この挿絵の美しさが、原作とはちょっと趣を異にした世界を作り出しているのかも知れません。 昨今、日本に起きている災害の数々を見ていると、昔の人たちはこの物語の「荒神」の様なものとして、これらを捉えていたのかなと言う気がします。凶暴な自然の前に無力な人間が、神業の様な仕方で自然を超越する、そんな物語として、この本を楽しみました。 | ||||
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優しい挿絵に惹かれました。 見ているだけで癒されます。 江戸の世の民の生活が近くに感じました。 この世界の片隅に〜と重なります。 こうの史代ファンにはたまらない一冊です。 | ||||
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殺しても死なない不死身の怪物-荒ぶれる神-は何処から来たのか?なぜ誕生したのか?この答こそ本書のテーマであると思う。 著者は670ページもの長編を秀逸なストーリーテリングと構成力で読者を退屈させない。序盤はのんびりとしたペースで話に広が りと深みを醸成し、中盤では怪物との遭遇・戦闘。およそ60ページにわたり延々と戦闘シーンが続く。迫力満点の大活劇で呼吸も 忘れ魅了される。終盤、誰もいなくなった村に一人残された少女の寂寥感と滂沱の涙。映画「タイタニック」のラストシーンとど うしてもダブってしまう。 | ||||
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ベストセラー作家・宮部みゆきさんが朝日新聞〈2013・3・14~2014・4・30〉に連載され、話題を呼んだ時代劇エンターテインメント小説『荒神』! 本書を知ったのはオタク評論家の氏が語られていた事がきっかけでした。 岡田さんが『』を語る流れで紹介していて、怪獣と時代劇という組み合わせで江戸時代の人が怪獣に遭遇したらどのように対峙するのか大変興味を持ち、怪獣に対する表現力について褒められていたように思う。 その事を覚えていて最初に読んだのが『』の作者であるこうの史代氏が絵と文を手掛けた『』だ。ただイラスト付きだから読みやすいかと思ったが意外と苦戦してなかなか物語の展開が頭に入らなかった。 後にBSプレミアム(2/17)により内田有紀主演で放送を見て、物語を把握し、満を持して読もうと思った次第である。 元禄の世、東北小藩の山村である仁谷村が、一夜にして謎の壊滅状態となった。 隣り合う二藩である永津野藩と香山藩の確執、奇異な病を巡る騒動など不穏さ渦巻くこの地に、謎の「怪物」が現れた。その謎の「怪物」を巡ってその地に生きる人々の様々な思いが錯綜する……。 藩内の領民から恐れられている永津野藩主の側近である曽谷弾正、兄・弾正とは逆に民から慕われる双子の妹・朱音、朱音の住む名賀村で世話になり用心棒となって力を貸す浪人・榊田宗栄、名賀村に保護された仁谷村の生き残りの少年・蓑吉、仁谷村と謎の「怪物」を探索する香山藩の小姓・小日向直弥、一連の騒動に何かしら疑惑が持たれる謎の絵師・菊地圓秀……など。 宮部作品といえば過去に『』『』を読んでいたが、どちらも物語に集中してのめり込むように読めたが、本作に関しては過去作ほど入り込めなかった。 その原因として時代劇というのが大きく、現代劇ならともかく時代劇は設定や登場人物(役割)を把握するのに苦労し(『』ほどではないのだが)、先に映像を見てイメージできたからなんとか読めたが、それでも過去作のような満足感は得られなかった。 それでも弾正と朱音の相反する関係性や「怪物」を利用して政治的な策略を企てる弾正(村民に対しても容赦ない昔のナチス親衛隊のような男だ!)のやり口が読んでいるコチラが腹を立てるほど憎々しい存在であれば、もう少し本作にのめり込んで読んでいたかもしれない(『クロスファイア』『スナーク狩り』に登場する悪党の方が腹立たしく、感情移入しながら読めた分だけ面白かった。それとは逆に朱音は優しく村民から慕われているが、いざという時には自己犠牲を持ってしても人を助けようとする気骨のある芯の強い女性で惹かれました。 「怪物」を軸に各自個性(クセ)のある登場人物を紹介する展開は上手だと思います。 こうの史代さんのキャラクターデザインで(監督:片渕須直)してくれれば是非観たい。 | ||||
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今、宮部みゆきほど多ジャンルを網羅出来る書き手が他にいるのだろうか? 社会派ミステリーにSF、伝奇に時代物、はたまた学園サスペンスなど。 本作は伝奇SF時代劇とでも言うべきか。私は読み終えて、これは間違いなく宮部さんなりの『大魔神』(往年の大映特撮映画)だと思った。 タイトルも似てるけど、内容にも共通点が一杯。怪物の怒りを鎮めるヒロインの朱音は、高田美和(『大魔神』の主演女優)にしか思えなかった。 最後までワクワクしながら、そして手に汗握りながら読んだ。もうこれ、最高!! 『大魔神』のファンの人は是非一読を。 | ||||
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作品で描写される対比が面白かったです。 朱音と弾正。 山の神への信仰と恐れ。 永津野と香山。 両極にあるものがもとはひとつである構成が物語を面白くしていたと思いました。 | ||||
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江戸時代の陸奥にある小藩の山の怪物を退治するお話ですが、ロミオとジュリエットや横溝正史の小説のような2つの対立する家のお家騒動があったり公儀隠密が登場したりと楽しめる作品です。 | ||||
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宮部みゆき『荒神』は江戸時代の元禄年間の東北を舞台とした怪獣物である。ある村が一晩で壊滅した。隣り合う藩の長年の対立、人の怨念が描かれる。NHKが2018年2月17日に内田有紀主演でドラマを放送した。 平和な時代に怪物が襲ってくる展開はゴジラを連想する。怪物の話は一人逃げた子どもからの伝聞という形で伝わる。最初は正体不明であること、会議のシーンが多いことは『シン・ゴジラ』と重なる。 しかし、政府が総力を挙げて怪物と対峙する『シン・ゴジラ』と比べると、本書は本当に恐ろしいものは人間というホラー作品の王道に沿っている。ホラー作品では足を引っ張る人間が出るし、怪物が虐げられた思いを晴らしてくれることを期待する人間が出ることさえある。 『シン・ゴジラ』のように国の総力を挙げて怪物に対峙する展開は、実は都合の良過ぎるものではないか。人間ドラマを薄くした『シン・ゴジラ』にリアリティーを感じる日本人が多かったが、逆に個々人の多様性を踏まえれば現実離れしていないか。『シン・ゴジラ』絶賛を見ると日本人は本質的に計画経済のようなものが好きなのではないかと感じてしまう。 それに比べると、本書は個のドラマである。現代を舞台とした作品よりも江戸時代を舞台とした作品に生々しい個を感じる。また、祖先の原因で子孫が被害を受けるという点は環境問題のような世代間不公正に重なる。 | ||||
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