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殺戮にいたる病
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殺戮にいたる病の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全383件 301~320 16/20ページ
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最後のどんでん返しが本作品の魅力であると思いますが、確かに読者を騙すように巧妙な話の展開がなされていきます。 よくよく読み返せば何のことはないのですが、初見でこれを見破るのは難しいです。 話の展開としては見事な本作品ですが、人物描写等は淡白すぎる気がします。 殺害描写は生々しいものがあるのですが、それ以外の部分でも書きこんで欲しかったです。 しかし、それをカバーするほどのトリックが展開されるので、読んで術中にはまることをおすすめします。 | ||||
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これだけ最後の1ページまで騙され続けた小説は初めてです。 内容云々どうこうと言う前に、どんでん返し度は推理小説として一級品。 低い評価の方はちゃんと読んでないのではなかろうか。 | ||||
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僕は先に犯人が分かっていて物語が進む「倒叙形式」が好きなのですが、さらに加えて叙 述トリックの作品が読みたくて購入。 サウンドノベルゲーム「かまいたちの夜」の我孫子武丸氏ということで本作の期待度も大。 叙述トリック最高峰といわれるだけあって面白かった。トリックが最後まで全く気づかな い。すごく気持ちよく騙された。 最後の数ページで大どんでん返しという作品はいくつも読んだけど、最後の数行で大どん でん返しってすごいと思う。 もちろんトリックだけじゃなくストーリーも充実。内容もエログロ加減が半端なく描写さ れてる。エログロが苦手な方はお勧めしませんが、好きな方はかなり満足すると思います。 結構読み応えもあったので、もう一冊我孫子武丸氏の作品を読んでみようと思いました。 | ||||
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絶対に読んでおくべき上質なミステリー。 この手の物語は何を書いてもネタバレになるのでレビューも難しいです。 最初ハードカバーで読んだ時、帯に書いてある文章に驚いた事を思い出しました。 犯人の名前が書いてあったからです。 我孫子武丸恐るべし。 読み終えた時、作中で使われていた曲が頭の中でずっとリフレインしていました。 ミステリーのオールタイムベストに入れたい一作。 | ||||
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ネットで絶賛されていて、近くの本屋のミステリーコーナーでも傑作と紹介されていたので購入。 以下、感想です。 最初の100ページ。 犯人側の視点からも描いていることから描写がいちいち生々しく目を背けたくなる。文章もとても丁寧だ。だが、つまらない。 次の100ページ。 あるかたが主人公にある提案をし、協力することに。ここでやっと話の方向性が見えてくるもののつまらない。 次の100ページ。 犯人の異常性が克明に描かれてる。ある程度予想外の展開はあったが、どんでん返しと言えるのか? もう、あと十ページしかない。読むかなやむ。もったいない、読んでしまおう。 次のページ予想内。次のページも予想内。それが続き、これが傑作?と不安になりだしたところ、「あ!」 やられました(;・∀・) こういうことだったんですね。冒頭の描写も、第一章も第二章も、この小説全て無駄な描写はなかったんだと思うラストは必読です。 ただ、そこまでが長かった……表現は的確で文章は読みやすいものの、二転三転の緊迫感がないことから、何度読むことをやめようとしたことか…… ここまで絶賛されていなかったら途中でゴミ箱にポイしてたと思います。ということで評価は星四つ。 | ||||
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エグイ。しかも、読み終えて、最後はポカーン、としていた。 えっ!何? どうなったの?って感じで、その日1日は仕事をしながらストーリーを振り返っていて、やっと理解できた。 エグイのが大丈夫な人は読んでみるといいです。 構成はとても面白い。 実はこのエグさがストーリーを展開するミソなんだな、きっと。 | ||||
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「意外な結末」は「意外」だと知らされないから「意外」なのでありまして、「叙述トリックの傑作」だとか「驚天動地の結末」なんて聞かされるとシラけること受け合います。 普通のグロ小説と思って読むからこそ最後に「えっ!?どゆコト」と思えるのです。 どうかレビューを見ないで読んでください。・・って手遅れかっ。笑 | ||||
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この本を読む前に、殊能さんの『ハサミ男』を読んでしまいました。 正直トリックだけならハサミ男の方が上です。 ただ、この本の発売時期を考えると、殊能さんも影響を多大に受けたのではないかと思われます。 さらに、現代日本の闇を抉るその先見性はすごいの一言。 どうしてもハサミ男との比較になってしまいますが、狂気と読者へのメッセージ性から☆4つ。 | ||||
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皆さんがおっしゃっている通り、(1)最後の意外なオチ&(2)リアルなエログロ描写がとても楽しかったです。(2)のおかげで鶏肉を調理できなくなりましたw あえて良かった他の点を挙げるなら、(3)特定の日時における三者(警察、母親、犯人)からの視点で各章が描写させていて、彼らがときどきニアニスしたりしながら、最後に三者の視点が混ざり合う点です。 パルプフィクション(映画)や街(ゲーム)等々よく使われる手法ですが、特に本作においては、(1)をミスリードさせる巧妙な手法としてうまく利用されています。 | ||||
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物語の冒頭は「エピローグ」として物語の結末を書くという、いささか読者への「挑発的」な構成で始まっている。 物語は「愛に飢え、殺人を犯す殺人犯」「息子が殺人者ではないかと疑う母」「事件を追う刑事」の3人にの視点を通じて物語が進展する。 本作を傑作に押し上げ、話題性をさらっている最大の理由は、やはり本書に組み込まれた仕掛けだろう、先述したとおり読者に既に「結末」を提示ししつつ、搦め手で横から別の真相を提示驚かそうという試みが広く評価されている。 ただ、個人的に若干アンフェアではないかと感じた。少なくとも一通り目を通して読んだ限りでは、積極的に「真相を補強する論拠」や「偽の真相を否定する論拠」等を持った文言は存在しない様に感じた。あくまで、物語の最後に別の視点を与えているだけであり、読者が推理し考える場を提示してはいないと私は思う。 傑作だと思うが之は減点対象。 | ||||
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こういう「描き方」の作品は幾らか読んだことがあり、これもそれだと知った上で読みましたが、気にすべき点がシンプル過ぎて盲点を突かれました。雅子視点にある描写はよくあることなので気にしておらず、「なるほど!」唸ってしまいました。内容はかなりエログロで、私も苦手な方ですが、この作品にはエログロは必要な要素だと思います。以前読んだ、この「描き方」でやたらと必要性のないベッドシーンのあるつまらない別の作品とは違い、この作品は犯人の動機と異常さを表すのに必要だと思います。またこの「描き方」にすることで、作者のメッセージが効果的に伝わることがこの作品の最も評価すべき点だと思います。個人的感想ですが、乾くるみさんの某作品は読後のびっくり感自体が主な目的だとすれば、歌野晶午さんの某作品は読後のびっくり感の先に勘違いさせたことで読者の概念に直接訴えるものがあり、メッセージが素直に描くより効果的に伝わって来ます。これは後者に属するものだと思います。文庫版の解説にある「『○○○○○』の図式に象徴される現代日本の○○病理」を効果的に訴えられたのではないでしょうか。またストーリー構成も巧みで、最初に殺害する人数が提示されているので、読みながらあと何人、誰が殺されるか予想する楽しみ方もあります。作品はよくできていると思いますが、先述したようにエログロは苦手なので星はひとつ減らして4つです。 | ||||
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当時中学生だった自分が、かまいたちの夜のシナリオを書いている人唯それだけの理由で、購入しましたタイトル通り中身はグロく其れなりに耐性が無いときついと思われます自分も我孫子作品は数多く読みましたがこの作品が一番の様な気がします自分としては他の方のレビューを余り読まないで読んで欲しいと思いますネタバレは詰まらないですからね内容に関しましては多くを語りません但し言える事は猟奇サスペンスの傑作であるこれで好いのではないでしょうか今一度言いますが中身はグロいですので覚悟の出来る方にはお薦め致しますワールド全開な作品です。 | ||||
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描写はグロイ。 でも面白い! 異なる3人が、それぞれ時系列の違う地点より始まり、 最後に一緒の時間を同時並行で進む。 最終的には目が離せず、 駅を降りて立ち止まって読んでしまいました。 他の方も言われている通り、ラストが衝撃です。 | ||||
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叙述トリックによるミスリード作品の良作。 ただ、星4にした理由は、「おばあちゃん」についての 表記が不十分なところ。 これがいささかアンフェアかな。 確かに、最後まで来て、「何だこれ?」 「見落としてたなぁ」「やられた!」感は強いのだが、 どんでん返しに慣れているつもりの拙私としては、 ネタバレされた後に、犯人の会話や行動、周りの反応に整合性が 欠けている部分が多いことに納得がいかない。 「イニラブ」「向日葵」「葉桜」などは、「読者の 注意不足でしょ!」って言われても文句言えなかったもんなぁ。 重ねて、犯人が、猟奇殺人に至るまで人格が歪んだ理由や 三世代家庭崩壊のそもそもの根拠に対する言及も今ひとつ。 テーマや、殺戮・部分溺愛場面の、目を背けたくなる表現は 秀逸であり、時代を先取りしていたことは認めるが。 まぁ、しかし、「トリック物は、神経を研ぎ澄まして読まねば」、 「2回読んで再度楽しむ作品をありがとう」という素朴な感想を 持ったことは確かだ。 | ||||
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宮部みゆきの「模倣犯」は、読んだあともすっきりせず、ただ、終わったという徒労感だけを味わった。こちらは、読んだあと、おや、と思った。最初のページを開く。全てが繋がった。猟奇的な描写こそあるが、読み終わった後に、徒労感は残らず、逆にすっきりとした清々しさを感じた。私は、ミステリーとは最後まで読めば、必ず全てが解決されるものだと思っている。本作は私の期待通りだった。 | ||||
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主婦の蒲生雅子は少なからぬ不安を抱いていた。かわいいわが子が殺人犯なの ではないか。そんな疑惑を抱き始めてから気が気ではない彼女は、息子のことを それまで以上に嗅ぎまわり始める。その向こうに、信じられない結末が待ち受けて いるにもかかわらず・・・。 本作は血なまぐさい猟奇殺人が、加害者、加害者の家族、被害者の遺族などの複 数の視点から多角的に描かれていくミステリーだ。「普通の状態」の異性を愛せない 犯人が、次々と若い女性を手にかけていくその犯行の様子は残虐無比で、思わず 心臓の弱い方ないし妊娠中の方うんぬんの但し書きをしたくなるところだ。 ネタバレ厳禁な本作であるが、一つだけ指摘するとすれば、読者の心理的なハードル の下げ方が上手かったと思うのである。「なんだよこれ?このままいくとなんも起きねぇ じゃねぇか」と、ページを進むにつれ読者はまんまと心のガードを下げることとなるのだ が、最後の最後で強烈なカウンターパンチをくらうことになる。ややステレオタイプな母 親や深みに欠ける加害者本人の心象も、今にして思えばそのための陽動作戦だった のかもしれないと思うのだが、はたしてどうだろうか。核となっているトリックもさることな がら、実はそこが巧みだった。 筒井潔による本作の解説も、本作のトリックと明らかになる真相が、一種の現代批評 になっているという指摘は、言われてみればなるほどと思わされる。秀逸だ。 これを読み終わった僕は、「なんかすごい結末の小説知らない〜?」と常日頃から訪 ねてくる知人に読ませ泡を吹かせたくて、早くも今からうずうずしている。ぐふふ。 | ||||
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あなた、いったじゃないですか なんでキズカナカッタのですか? | ||||
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サイコパスの人間描写が異常に上手い。また、その人間関係についても必要なものを綺麗に書いてある。 こういう人間に興味のある人にはぜひオススメしたい。 某アレについても、それを知ったとき妙に心にしっくりくるものがあると思う。 | ||||
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ヤバい…久々にヒットもヒット、あわやサク越えのサイクルヒット。犯人が捕まるところから始まるこの物語の魅力。勿論、残虐な殺害シーン、官能小説ばりの性描写も素晴らしいが、やはりラストに待っているどんでん返しのオチには恐れ入りました。探偵役、犯人、その家族の三つの視点が入り混じり、少々戸惑うかも知れないが、その全てが伏線となった、綾辻氏の『館シリーズ』や星新一氏の作品によく見受けられる俗にいう“映像化できない小説”。読み終わってすぐ最初のページから読み返したのはコレが初めてかも(笑) | ||||
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騙された。 事前にレビューを読んで、流れはわかってはいたものの「騙された」 完璧なまでの、ミスリード! 最終の展開で「え??」と、思わず声に出た。 みなさんのレビューで、散々「どんでん返し」という言葉を聞いてたので いつ来るか、いつ来るか…。 どこかに付箋がないか…。 探り々、読み進めたのに、騙された。 リストマニアのリストに、筆頭で上げられる小説であるのも頷ける。 文章が読みやすく、すいすいと引き込まれて行く。 途中で「ん?」となる部分も若干はあったので 今思うと、この本は 何もしらない状態で読むのが一番なのだと思う。 しかし、レビューを読まないと この本には出会ってなかったので その点は感謝したい。 犯人の心の闇が、怖い。 そして、こんな闇を持った人間が 傍にいても きっと気づかないと思うと、もっと怖い。 残酷な描写は目を覆いたくはなるが、この話には必要だと納得。 本人には当然のことなのだ。 自分がどれだけのことをしているのかさえ、感知していない。 ただ「愛」が必要なだけなのだから。 結末がわかった時点で、もう一度読むべきかもしれない。 何も知らない人に、何も言わずに薦めたい。 そして、こっそりほくそ笑む。 そう思える本だ。 | ||||
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