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(短編集)

スイス時計の謎



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【この小説が収録されている参考書籍】
スイス時計の謎 (講談社ノベルス)
スイス時計の謎 (講談社文庫)

スイス時計の謎の評価: 3.89/5点 レビュー 27件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21~27 2/2ページ
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No.7:
(3pt)

・・・古いな

ネタ自体もそうなんだかなんか妙に古臭い世界なのが引っかかった。確かにかなり前の作品が混じってるししょうがないっちゃしょうがないんだが・・・
セリフ回しや風景描写、登場アイテム、登場人物・・・
なーんか80年代以前の空気が強い妙な作品。というかバブル時代みたいな話も出てるんですが・・・(笑)
肝心の推理劇部分においても今回は特に大きなヒネりもなく必要情報がわかった時点で4本とも確実に理解出来るネタ。
特に1本目はなぁ・・・
まぁなんというか今回は寄せ集め臭も強いのでそういうつもりで読めば問題ないかと。
スイス時計の謎 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.6:
(3pt)

嫌いじゃないんだけど……

 火村+有栖の国名シリーズ第7弾。今回は短編集です。
 表題作である「スイス時計の謎」では、殺害現場から被害者の時計を犯人が隠すという謎の行動を起こします。
 被害者、容疑者ともに有栖の同級生というシチュエーションですが、短編集ということもあってあっさりしすぎた感じ。嫌な同級生やな……と思いながらも、久々に有栖の内面がのぞき見ることができてこの感触は嫌いじゃないです。
 でも、「マレー鉄道の謎」の方がミステリーとしては好きで、物語としては「月光ゲーム」などの江村シリーズの方が好きなんですよね。
 うーん、色々と物足りない……なぁ。
スイス時計の謎 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.5:
(4pt)

色々言う人はいるでしょうが。

今回はどれもあっさりさっぱりの塩ラーメン風味の四作品。どの作品もポイントとなるのが
ワントリックなので、そこに絞ることが出来るため非常に読みやすい。深みがないと言えば
それまでだが、短編は読みやすくきっちりとまとまっている事が肝心だと思うので、評価は
高めにしたいと思います。以下、それぞれの感想。
「あるYの悲劇」:アンソロジーの時に既読でしたが、改めて読んでも”Y”を被害者が壁に書
いたことに対するロジックというか理屈づけが好きです。ダイイングメッセージの謎自体は
とっても簡単ですが。ただ、自分が被害者だったら恐らくそんな動きはしない、と思う。
「女彫刻家の首」:EQの「ローマ帽子」や高木彬光の「人形」の様に、何故犯人がこうい
う行動をとったかということが肝になる作品です。解答は非常に単純な理由ですが、それ
だからこそ短編としての完成度が高い納得いく仕上がりになるのではないかと思います。個
人的にはこのなかで一番好きな作品です。
「シャイロックの密室」:今回の飛び道具。叙述形式だから、という訳ではなくトリックが
トンデモ密室で、漫画やテレビドラマ向きな馬鹿馬鹿しさ。こういうのを書くからアンチが
増えるのだろうと思いますが、カーの一部の作品や戦前の日本の作品の中にはもっととんで
もない密室ものがあるのでそういったものへのオマージュだと思えば・・・
「スイス時計の謎」:表題作。トリック自体は簡単ですが、”他が全部白だから残りは黒”と
いった感じのロジックが美しい作品です。でもやっぱりちょっと強引な気もしますけれど
古今東西、名探偵はそんなものだと思えば問題なし、かな?
スイス時計の謎 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.4:
(1pt)

犯人を絞れません

現代の科学捜査は、汗・垢から人の情報を入手できると聞きます。自分が使い込んだ物を犯行現場に残すことは、犯人にとっては命取りです。以上を踏まえると、表題作の論理パズル、「穴」があると言わざるを得ません。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.3:
(4pt)

いい出来です。

近年不調だった有栖川の作品のなかでは出色の出来。とくに表題のスイス時計はいままで忘れていた「作家」アリスの懊悩などが書かれていて、作者のなかでのキャラクターがようやくはっきりしてきたよう。タダの語り手ではなく「生きて」いるアリス。新本格が必ずもつ構造上の欠点、「人間」を書くことができるかもしれないという期待を持たせます。文章もいつもの冗漫さが抑えられ、台詞構成もタイトでいままでになく良かったです。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.2:
(5pt)

第?の代表作に!

円熟味を増してきたというのでしょうか。火村+有栖川コンビものですが、今回は謎解きの面白さと、作者特有のセンチメンタルな魅力とのバランスが絶妙です。もちろんそれは本格推理ファンにとってはうれしいこと。特に表題の「スイス時計の謎」は、出色です。「私」アリスのもっともセンチメンタルな部分に触れていながら、そちらにばかり比重が置かれてしまうのではなく、トリックが際立っているので、我々は純然たる謎解きの楽しみにふけられるのです。舞台もいい。作者の描く世界には殺人を扱うにあたっての、作者の見識の高さ、人命に対する尊敬や愛情をひしひしと感じます。火村とアリスが毒舌でやりあう日常に、われわれは生のありがたさを見出すのです。今回は作者の才能がまた一段と研ぎ澄まされ㡊??感があります。おすすめ!それにしてもアリスが美少女だったとは…?
スイス時計の謎 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.1:
(4pt)

なかなか・・・

有栖川有栖は、短編の方が面白いと思う今回は短編集で、それなりに楽しめる。本格的に謎解きしたい人に少々物足りないかもしれないが、短編であることを考えると許容範囲だろう。毎度の事ながら、クイーンを意識しているので、クイーンファンも楽しめるでしょう。以上を考えて星4ツ
スイス時計の謎 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167

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