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格闘する者に○
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格闘する者に○の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 21~40 2/3ページ
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K談社や集A社は、どこまで本当なのか?それが気になる。 K談社にあんなにイメージ悪く書いて大丈夫なの?と心配になる。 ほとんどイニシャルネームじゃねーじゃん。 影 | ||||
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舟を編むを読んで購入。 まあまあ面白いですが、風が強くのほうがお勧めです。 | ||||
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主人公のおたく少女のまったりした雰囲気が微笑ましい。 就活の必死さがなく「格闘する者」っていう感じではないかな | ||||
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著者が好きな方なので、読みました。とっつきやすいテーマで、誰にでも共感できそうな内容が◎だと思います。 | ||||
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この本を一言で言うなら 面白い! 是非一度読んでみてほしいです。 ちゃらけた今時の本という感じが 表紙絵から出ているかもしれませんが 文章は決して崩れていない これぞ本。 | ||||
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女子大生のシューカツ小説。漫画大好きな主人公(ど文系女子)が恋や家族に悩みつつ出版社への就職を目指します。 本作は著者二十三だか四歳のときのデビュー作だというけれど、この若さにしてある意味すでに達観してます。 人間はねえあるがままにしか生きられないのよ、とお婆がぽつんとつぶやくかのよう。主人公はそれを自然に実践しているかのよう。 もちろん主人公は乙女だから、なにかを諦めてるのでなく、なにかを得たくて鼻息荒いんだけど、媚や嘘がない。 判断基準がつねに自分の中にある。 そのあるがままという爽快さがこの小説の輝かしい軸、なんじゃないかと思う。 三浦しをんさんの中にお婆キャラとオタク乙女が同居しているのでしょうね。 お婆の達観、オタク乙女らしい小心さと大胆さ、鋭敏さとお間抜けの同居ぶり。 そうした要素のミクスチャーな空気感、それもきっと魅力を形作っていると思う。 小説としては、全体にまとまりがない感じで、のちの三浦しをんのように上手くはない(凄さは端々に光っているけれど)。 読んでるときもそれほどおもしろいとは思わない。人によってはくだらんといって投げ出すかもしれません。歳上の人間は描けてないし、深みもないし。 でも読後感がいいんです。深い余韻があるというわけじゃないんだけど、どこか名残惜しい。初めて読んだときもそう感じたけど、二回目の今回もそう感じた。また読みたいと思った。それはこの爽快さこそが名残り惜しいんじゃないかと。なぜか漱石の『坊ちゃん』を思い出したんだけど、それも爽快つながりなんじゃないかと。そんな気がしましたよ。 おれは三浦しをん作品で一番好き。 | ||||
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この物語は、就職活動に翻弄されながらも、自分らしくありたいと願う大学生の乙女の物語である。 だが冒頭は、どこぞのジャングルの王女の話から始まる。なんのこっちゃ?と思っていると、忘れたころにねじ込んでくるオシャレな仕掛け。 大学生の乙女ということは、もちろん恋話も欠かせない。ラブストーリーは苦手な私だがコレは善し。何やったら好きだぞ、しをん。フェチズム極まりない。性癖に年齢差、恋の行方に至るまで素晴らしい。 マイナス要因はあまり無い。あえて言うなら、乙女の家庭の設定は如何なものかと思えた。人物像がぼやけて見えた。父の秘書に至っては特に酷い。就職活動の描写が、微に入り細を穿って表現されていたのとは対照的だった。実体験と取材したものとの違いであろうか…。 総評。漫画オタク乙女の妄想は楽しめます。重厚な作品と作品の間のリフレッシュにどうぞ。 | ||||
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三浦しをんさんの作品は、『風が強く吹いている』をはじめて読み、『まほろ駅前多田便利軒』も読んで、 おもしろいなーと思っていました。でも、これがデビュー作とは不勉強でした。 そういわれれば、荒削りなところがあるのかもしれませんが、就職活動にあせったり、家族関係に不安を持ったり、 年上の人との恋(かなり上だけど)をしたりと、大学生の赤裸々な日常が割とリアルに描かれていました。 二木君、砂子さん、旅人君・・・ひとりひとりのキャラもしっかり描かれていたし、家族構成も現実としてはきついはずなのに、 なぜか笑えるコミカルなところもあったりで、おもしろく一気に読めました。 就職活動にいそしみ、内定をもらうために奔走する学生たちの心模様に笑いつつも、感情移入しちゃいます。 あとがきを重松 清さんがお書きになっていて、絶賛しつつ、帯にかっこいいコピーまで入れていました。 夏目漱石の有名な題名になぞらえるくらいですからね−。あと出版社名がイニシャルで伏せてるけど、実在の社名を想起させるようで楽しい?です。 短編集ではないし、ぐだぐだな学生たちの「しゅーかつ」奮闘記なのに、 少しずつ「大人になる」彼らを見ていると、「人間捨てたもんじゃねーなー」となぜか元気をもらえる一冊です。 | ||||
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物語の表面は、お気楽女子学生の就職奮闘記。 でも、その中には大切なものがちりばめられている気がします。 過酷(?)な就職試験。 でもその合格基準はどこなのかは確かにまったく不透明。 そしてそれに翻弄される学生達の姿。 自分の人生をいろいろなしがらみで決められそうになってしまう弟の苦悩。 都会にはもう随分昔になくなってしまったけれど、 地域やその地域の伝統を大切にして生きる若者の姿。 そして、そうやって根付くものがあるからこその強さの中にあるやさしさ。 世間の基準ではない、自分ならではの価値観での恋愛間。 そんなものが、さらっとたくさん詰まった物語だと思います。 | ||||
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著者の経験をもとにマイペースに過ごす女子大生可南子が漫画の編集者になるために就職活動をやるのである。就職活動の話にあいまって、家族の特殊的な事情や弟が家出したりということや年が離れた西園寺さんとの恋やマイペースな友人たちなどの話が入り混じる。妄想小説みたいなものでしょうか。 就職活動をやっているときに読んでいくと、スカッとして勇気が出てくるだろうな。就職活動での苦悩はわからないわけではないしね。深みがある本ではないとは思うが、ゆるくてさらっと読める本ではありますね。 | ||||
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文庫のジャケットが可愛らしくて好きです。 就活をしたことがないのでこういうものなんだー、と一面を垣間見れて面白かったです。建物に対する想像やら、面接官の態度たるもの、同じく面接に来たリクルートスーツの面々などなど。可南子の想像かつ妄想が楽しめますよ。 エンタメ系シューカツ小説、みたいな印象です。 三浦しをんのデビュー作、とあるけれどもとても読みやすい。一人称だからなおさらそう思ったけれども。それ抜きにして。 可南子の想像もとい妄想がよどみない。可南子がシューカツしている場面が特に好きですね。 ただ、可南子の実家がなにやら政界に関する家柄らしいとか、じいさまと付き合っているのだとか、そうした設定はなんだかなーと思いました。なくともよさ気に思います。義母の性格やら子ども達への態度も分かりづらく。 変化を好まない可南子のお話のわりには、付き合っているじいさまを中国に行かせる設定はどうかなーと思いましたね。穏やかに毎日を、とりあえず卒業までカクトウしていく締め方でいいのにな。 弟の旅人(たびと)はわりかし気に入ったキャラでした。可南子を小莫迦にするときに呼ぶ「おねいちゃん」が特に。 西園寺のじいさまには、中尾彬。 旅人には、林遣都。谷沢さんは、田辺誠一。 肝心の可南子は、蒼井優で。 | ||||
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私の散々だった就活。今思い出しても胸が痛む。 それに引換え、主人公・可南子の悠然とした態度ったら。 私もこれくらい自分を貫き通せてたらな。 自分が吐けなかった毒舌を代わりに吐いてもらったようでスッキリしました。 人と違っててもいいやって改めて思えた。 面白くて一気に読みました。 | ||||
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面白かった。女子大生可南子の就活の物語と言ってしまえばそれまでなのかも知れませんが、続く三浦作品を先に読んでしまったので、その萌芽がこの物語の中にちらほら見えて興味津々でした。冒頭の就職試験の問題・提示された写真による作文(?)には、さすがと思いました。就活奮闘記よりも可南子をとりまく、弟、義母、恋人(?)のおじいさん、仁木君や砂子とそれぞれ自分のペースで生きている人との関係性の取り方が面白かった。 | ||||
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就職活動を始めた大学生の可南子。マンガが好きな、風変わり女の子。クラスを見渡せば1人はいそうなタイプ。お父さんは政治家、お母さんは小さいときになくしている。付き合っているのは80歳のおじいさん。 自分の好きなマンガの編集者になるために出版社を受けるが、面接でわけのわからない質問にあったりする。家族ではだれが政治家の父の跡をつぐかでもめたりと、周囲は騒がしい。 でも可南子は右往左往することもなく、苦労をなげいたりしない。自分の思い通りにならないことばかりなのに、淡々と進んでいく。可南子は素直さ、いい意味での軽さを持っている。それがなんとも心地いい。私も大学生の頃、自分の世界と社会がフィットしない居心地の悪さを感じていた気がする。自分の世界を持ちつつ、周りの騒音とうまくやっていくのは簡単じゃない。喜んだり、悲しんだりのアップダウンを受け入れつつ毎日を過ごす、それがマイペースということなのだと思う。 | ||||
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就活サボリ気味な漫画大好き主人公の、就活や家族や友人内での出来事を書いてます。 昨今の小説ほど劇的なことは起ってないので、人によって「面白い」「つまらない」別れそうですね。 (あ、でも西園寺さんのエピソードは少し泣けた) でもラストの主人公の心境は、日常が劇的でないからこそ、すばらしく感じられます。 あと主人公含む登場人物がみんな濃いよ(笑)著者の嗜好がどことなく匂うのはご愛嬌です。 根本的に前向き、読めばちょっと元気が出る話。文体もコミカルで読み易いので、気楽にどうぞ。 | ||||
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特にすごく面白いって訳ではないけど、何か読んでしまう本です。 今就活してる人には共感できて面白いかもしれない。ただ、私も2年位前に就職活動しましたが、主人公同様、競争率の高い職種だったので、「あぁ〜解る解る」と思う反面「そんなんで就職できるわけねぇだろっ!」と喝を入れたくもなりました。 面接風景はとてもリアルで、会社名もモロバレなので、こんな事書いて大丈夫かと…お世話になるやも知れんのに。でも、ここはすごく面白いですよ!ここが一番好きかな? 結果通知を見る時も、一緒になってドキドキ、ハラハラしてしまいました。 懐かし… 三浦さんはだいたい淡々とした話を書きますね。 | ||||
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この本を読んで学生時代を思い出してしまいました。私も結構ぼんやり就職活動をして、社会人になったことを思い出しました。主人公は、一見やる気がなさそうですが、漫画に対する情熱はかなり持っていて、 次第に就職活動に力が入っていく過程が面白かったです。読み終えたあとは、学生時代の友人たちが妙に懐かしく思い出されました。あのゆったりした大学生活が思い出される本です。 | ||||
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これは、著者の就職体験を基にして書かれた処女作品である。 回りを気にせず、のんべんだらりと就職活動をした体験をもつ自分には、懐かしさを抱くのと同時に共感を覚えてしまった。 主人公はもちろん著者自身であり、それだけに人物像が活き活きと描かれている。 就職に苦戦している話だけでは、面白みに欠けるので、そこはしっかり仕掛けが施されている。そのおかげで話が、格段におもしろく感じられるだろう。 ところどころにちりばめられる「妄想」も見事に炸裂していて、思わずにやりとしてしまった。 | ||||
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ものすごく文章がうまいとか言うわけではないのだけど、話の展開というか流みたいなのが小気味よくて好き。 就職活動中の女子大生・可南子が主人公。 面接官の態度に腹を立てたり、漫画喫茶で充実タイムを過ごしたり。就職活動ってこんなだっけな? なんだか暢気な友達や家族、ちょっと年離れすぎ?な恋人など彼女を取り巻く人たちも愉快で楽しいです。果たして彼女は就職できるのか!? 万人受けはしないかもしれないけど、私的にはおもしろい本でした☆ | ||||
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漫画喫茶で5時間居座って18冊読破するヒロインは漫画雑誌の編集者に憧れている大学4年生である。そんな彼女を巡る春から夏の間の物語。家の特殊な事情や老人との恋愛(援助交際ではない)、就職活動での挫折などシリアスな現実も描かれているが、ヒロインのパーソナリティが微塵も辛気臭さを醸し出すことなく、健気でキュートな爽やさが文章から行間から横溢している。ヒロインを取り巻く個性的な面々、就職活動の日々、ちょっとしたドラマにアハハと笑わされながら、読み終えた後に、シュンと何かが胸に残る青春小説の佳作。追記。ふしぎなタイトルの由来は本書を読んでのお楽しみ。 | ||||
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