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格闘する者に○
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格闘する者に○の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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登場人物の設定などはある意味とても非日常的なのですが、ストーリー自体に不自然さはなく、ありがちな話としてスンナリ読めてしまいます。 | ||||
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しをんさんのデビュー作。 朝井リョウ「何者」のようなギスギス就職活動、というよりはもっとマイペースでユルイ感じ。 主人公の妄想がコミカルで、高橋留美子のマンガを思わせる展開や雰囲気から さらりと読めます。 なぜか跡継ぎ問題がクローズアップされたかと思いきや なにかクライマックスがあるわけでもなく、熱い展開はありません。 ただ、実際の就活をベースにしたリアルな内容はなかなかに興味深いです。 いまのしをんさんのベース、ここに在り!という小説でした。 | ||||
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おじいさんが恋人で家族は複雑、漫画三昧の編集者になるべく就活をするちょっと冷めた目を持つ主人公は魅力的であり、 政治家の娘であるにもかかわらず身近に感じられます。 彼女にとって将来を左右する就職活動、そこを切り取った作品です。 何かが大きく動くという物語ではなく、少しずつ少しずつ家族や周りの人が変化していくさまは 優しくも寂しい気持ちにさせられます。 物語としては特に驚かされたり感動したりはしませんでしたのですがスラスラ読めます。作家の筆力を感じさせられました。 ただ、私は物語としてはこころを大きく動かされることはなかったので星3つです。 | ||||
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三浦しをんさんのデビュー作。 確かに若さが感じ取れる。 身近な題材をこのように捉えるか。 小説にするか。 取り入れるか。 すごい。 全体的には、随所にこの人すごいなぁと感じさせるが 風呂敷を広げるだけ広げて、落ちなかった感じではある。 これを好意的にとると、解説の重松清氏のような評価になるんだろうなぁ。 | ||||
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まわりが着々と就活するなか、マイペースに生きる主人公。 緩い感じで話しは進んでいくが、ちょっと社会にふれては布団のなかに戻り、またふれてはこたつに入り、そんな主人公が愛らしくもあり共感できる。 | ||||
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てっきり就職に奮闘する主人公の姿が描かれているのかと思ったら、予想とは違いマイペースに、 至極マイペースに毎日をのほほんと、けれどやはりマイペースに足掻いている人たちの話だった。 就活をこれからに控えている私なんかには、実に勇気付けられる作品である。 やや独特な古めかしい、けれど若い読者にもすんなりと受け入れられる文体に好感。 しをんさんは一体どこでこのような文章センスを培われたのかなあ?等と、ひたすら感心してしまうぐらいなのだ。 あ、冒頭の小話とタイトルのダブルミーニングな所が特に好きです。オチ付きで。 | ||||
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格闘というからにはこう殴ったり、蹴ったりを想像していたのですが、 格闘・・・カクトウ・・・○○ 読み間違えである。 私はこの落ちに妙にうけてしまった。 というよりむしろこんな人がいるのかと思ったくらいです。 丁度就職の時の自分には新しい言葉SPIを教えてくれた先生でもありますが また読みたいかと聞かれるとそうではない。 だから自分にとってはまあまあ普通というわけである。 | ||||
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女子大生の可南子が出版社で働くため就職活動をする一連の物語。 表題こそ「格闘」という大仰な題がついているが、就活は怠けていてばかり。僕もおなじ感じで就活をしていたので、ウンウンうなづいてしまった。 本書の隠れた魅力は、古い言い回し。 「メロメロ」や「玉石混淆」「研鑚」なんて言葉がポッとあらわれては 驚かせる。 就活という生身の現実から一歩距離をおいて、非現実の言い回しを使う 三浦さんのテクニックは「あっぱれ」。 ネチネチっとした文章ながら、さっぱりとした作者の価値観とのバランスがよかった。 | ||||
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マンガが好きだからと出版社への勤務を希望する女子大生のヒロイン。彼女の就職活動を縦軸に、谷崎を彷彿させる脚フェチ老人との恋愛や、義母の連れ子である弟の跡目問題(父が政治家)などもからめた、どうジャンル分けしていいかわからない小説。あえていえば青春小説なんだろうけど、その一言では何かカバーしきれない、ユルい感じのストーリー。青春という言葉とは程遠く、力まず、単細胞で、根気もなく、でもオフビートなユーモアで苦難を乗り切る、愛すべき主人公・可南子がいい。就職面接のシーンがおかしい。タイトルは、「該当するものに○」と言うべきところを、「カクトウするものに○」と連呼する出版社の社員の発言から。 | ||||
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