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迎え火の山



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【この小説が収録されている参考書籍】
迎え火の山
迎え火の山 (講談社文庫)
迎え火の山 (講談社文庫)

迎え火の山の評価: 3.50/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

読み応えはあるが疲労感も

「ウェンカムイの爪」や「邂逅の森」が面白かったので、期待して熊谷達也にしては異色と思われる本書を購入。
う~ん。どうだろう。内容が内容だけに歴史を振り返るくだりが多すぎて、説明に始まり説明に終わる感じが否めなかった。
特殊な修験者の修行を積んだとはいえ、一般人の由香やその父親が学者並みの博識で、
量子力学や日本の古代史を持ち出して死霊との関わりを説明するというのが突拍子なさすぎと感じた。
この著者の趣味なのか、描かれる女性がしばしば生意気で可愛げのないのはご愛敬か。
迎え火の山Amazon書評・レビュー:迎え火の山より
4062106280
No.7:
(4pt)

出羽三山信者が読んだら

ネタバレになるので書かないけれど、神社関係者や信者は怒るだろうなぁ
でも読み応えがあって面白かったです^^;
注連寺の和尚がいい味出してて個人的には「この人が主人公でいいかも」と思いましたw
迎え火の山Amazon書評・レビュー:迎え火の山より
4062106280
No.6:
(5pt)

出羽三山が舞台です。

山形・(秋田)・青森・東京を舞台にしたフィクションとは云え、膨大な資料を調べ上げて物語が作られています。

オカルト映画にでもなりそうな迫力が伝わってきます。

熊谷氏のバイク好きが描かれていますが、バイクならではの作品になっています。
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4062106280
No.5:
(4pt)

グロに走らないオカルト

最初から最後まで読みやすく、面白かったです。数々の伏線が張ってあり、無理なくきちんと繋がるので、安定感がありました。
最近のホラー大賞にありがちな、グロでうやむやみたいなことは全くなく、正道で、且つ理論的にみたいな。
私は好きです、この作品。友情も良かった。

ただ、大本命と対峙した時の描写が、それまでの文章表現よりざっくりとしてて、ちょっと残念でした。

続編、読みたいですね。
迎え火の山Amazon書評・レビュー:迎え火の山より
4062106280
No.4:
(2pt)

ま、失敗作だろ。

登場人物の豹変っぷりと、主人公の魅力の無さに、何とも言えない脱力感が。熊谷達也でもこういう感じの失敗作を書くんですねえ。
迎え火の山Amazon書評・レビュー:迎え火の山より
4062106280
No.3:
(3pt)

まさに骨太エンターテイメント

陰陽師の現代版とでも申しましょうか?
結構、ボリュームがあり、本を読みなれていない人は
本を開いたととたんに、ぎょっとしてしまうかもしれませんが
そこはエンターテイメント小説、ご安心を。
一気に読めてしまう本です。続編がでそうな感じもあります。
迎え火の山Amazon書評・レビュー:迎え火の山より
4062106280
No.2:
(4pt)

まさに骨太エンターテイメント

陰陽師の現代版とでも申しましょうか?
結構、ボリュームがあり、本を読みなれていない人が
この本を開くと、その字の多さにぎょっ!としてしまうかもしれませんが
そこはエンターテイメント小説、ご安心を。
一気に読めてしまう本です。続編がでそうな予感。
エンターテイメント系小説のがお好きな人に
ぜひ、オススメの一冊です。
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4062106280
No.1:
(3pt)

古代から受け継がれた鬼との闘いの物語

月山山麓を舞台にした信仰の物語。ただし乱暴に言ってしまえば、の話である。
 この作者、『ウエンカムイの爪』『漂白の牙』までは日本版シートンである戸川幸夫の正統派後継者になるのかなと思われた。しかし三作目『まほろばの疾風』で東北蝦夷(えみし)の奈良朝廷(坂上田村麻呂率いる)との闘いを描く古代戦記で、読者をあっと驚かせた。
 そして4作目。いきなりの恐怖に満ちたスターティング。これはホラーなのか? と思わせる異様な気配に面食らう。そう、ある段階でこれは<死霊小説>だなとぼくは確信した。ところが、そうも言い切れないものがある。
 終章に近づいて鬼、死霊の伝説が、武家や公家一族の確執に繋がってゆき、東北に流れ落ちた藤原氏の末裔というところに行き着くに至る。これは『まほろばの疾風』で作者がのめりこんだ古代戦記の資料をリサイクル利用した別のかたちでの物語なのだ、と納得。
 日本の古代史というところに焦点を当てるミステリー・ジャンルの作家はあまりいない(ぼくの知る限り)ので、それなりに独自ではあると思うが、あまりに古代史推理の部分にページを裂かれると、少し食傷気味となる。作者の関心イコール読者の興味というところに持ってゆくのには相当の物語性がないと難しいところだと思う。
 この小説はあくまで現代の奇現象や、村での採燈祭をめぐるトラブルなどを扱っているのだが、背景の面白さの方に興味が流れ過ぎ、物語自体のスリルの方は中途半端な印象になってしまったという印象がある。せっかくの謎めいた魅力的なヒロインだが、その行く末を明確に知りたいところだった。
迎え火の山Amazon書評・レビュー:迎え火の山より
4062106280

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