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道徳という名の少年
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道徳という名の少年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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これは所謂、物語のない物語、というものなのだろう、と思った。最初に出てきた人間の子供や孫や、そういった縦の繋がりが続いていく。そして往々にして痛みしか、ない。 耽美というけれど、個人的には耽美とまではいかないかなと思った。儚さはあったけれどうつくしいとは思わなかったから。 グロテスクさがあるわけでも、エロティックさがあるわけでも、ない。若干、セクシャルな部分はあるけれどもそれはそういった作品集に出すということで書かれたものらしくって、いつもの桜庭さんのエロティックさがあるようでそんなでもないという雰囲気。 装丁(そうてい)というか、表紙の写真? 絵? が、綺麗ですてき。 中身はほかの方々が書いていらっしゃるので割愛。 | ||||
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およそ6世代になるか。町で一番の美女から始まる不道徳の歴史だ。 ある者は娼婦になり、ある者は姉弟で愛し合い、ある者は夫の父親と愛し合い、ある者は人と愛し合うことができず、ある者は愛に出会う前に死ぬ。 世代を重ねるごとに、愛する者との距離が疎遠になっていく。 愛する営みすらできないほどに疎遠になると、その一族は滅びるほかない。 不思議なことに、彼らの一族は人目を引くほど美しいが、どうやら愛し愛されると醜くなる定めらしい。 独特の雰囲気を作り上げることに成功している本だ。 少女達のイラストも多く、装丁も華やかに過剰な演出をほどこしている。 耽美的になりそうでいて、むしろどこかユーモラスで、意地悪な遊び心に満ちているところも、御伽噺のようだった。 | ||||
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