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緑の我が家 Home,Green Home
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【この小説が収録されている参考書籍】
緑の我が家 Home,Green Homeの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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小説としては読みやすすぎるというか、あっという間に読めちゃう軽さがありました。 ただ、内容はものすごく胸にグッとくるものがありました。この手のホラー小説を読んでる人には先が読めてしまうのですが、なんと表現したらいいのか、あらすじではなく行間が肝な作品です。余韻も絶妙、号泣ではないですが、涙が止まりませんでした。 | ||||
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初めから2/3は気味悪さがあるがそれでも読んでしまう。 最後の1/3は気味悪さはなくなり、最後の最後には切ない気持ちにさせる。 読んだ後に物思いに耽ってしまう、そんな本だった | ||||
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ページをめくる手が止まりません。すごく静かですが不気味で怖いです。ひとつひとつの章は各々独立した短編集としても読める。何処でやめてもいいけどやめられない。引き込まれてしまう。 | ||||
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包装もきちんとされていました。 | ||||
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それはそれはゆっくり大切に読ませていただきました。小野先生の作品は読み終わってしまうのが内容より怖いです。 期待を裏切らない内容。人間の裏側、見たくない部分を露呈した感じですかね。皆さんと同じように読み終わって泣きたくなる作品。 早くまた新刊が読みたいです。 | ||||
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昔、一度読んだときの印象とは、まったく違っていた。 同じ作品なのに。 読後、ただ無性に泣きたくなった。 見上げた青空に、飛行機の軌跡を探す自分がいた。 読んでよかったと、しみじみ思った。 | ||||
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小野不由美さんの作品は期待を裏切りませんね。流石です。 | ||||
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若い子向けのホラー小説ではありますが、描写は文句無しに怖いです。 曰くつきのアパートに一人暮らしというシュチュエーションに加え、次々に主人公を襲う怪現象にゾクゾクとワクワクが止まりませんでした。 恐らく多くの方がオサルの正体に途中で気づくと思いますが、気付いて読んでもなお終盤のあのシーンはうるっときます...オサル関連はありがちな話かもしれませんが、それでも面白く読めるんだから小野先生の筆力はほんとに凄い。 オサルとの別れにじんわりした後も、大家さんや住人の顔ぶれが変わっていて「自分はここに来たときには既にあちら側にいたんだ」と悟るシーンはゾクッときますし、そのさらに後での主人公が忘れていた「あの日」の真相が全て分かるシーンでは再びじんわりして...と、ホラーと感動が交互にくる構造もとても良かったです。 小野不由美先生の作品は、現在本屋に並べられているものは一通り読んでおりますが、この作品は屍鬼、黒祠の島に次いで好きです。 | ||||
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難しい文体ではなく回りくどう表現もなくすらっと読めます。 最初は少し言い知れぬ不気味さがありましたが、後半に近づくとだんだん現実離れした展開になってしまうのが残念です。こじつけているような内容もちょっと興ざめでした。 もう少し現実的にしてもよかったと思いました。 | ||||
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変わらない怖さ。地面に描かれたチョークの絵。あぁ読んだ事を後悔するぐらい昔は怖かった。ラストに救いがあるので今は落ち着いて読めた。中学生の読書に時間のかかる娘があっという間に読み切り、その後しばらくピトッとひっつき虫になるぐらいには怖く、そして引き込まれます。 | ||||
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ちぇ。読んだのに挿絵好きで買ってしまいました。基本小野不由美大好きなので、そこにきてこのさし絵は反則。 や、よかったです。意外と話と合ってて。 | ||||
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わー、とんでもなく怖い! パーツの何もかもが地味に怖い。厭すぎる!という感じです。 しかし、全体に漂う雰囲気は奇妙に品があって、なぜか嫌悪の感情に陥らないという、小野不由美先生のエッセンスが凝縮されていますね。 復刊ありがとうございます。ちょうど角川文庫から『鬼談百景』、新潮文庫から『残穢』と、それぞれホップステップジャンプで購読しました。 それぞれ味わいが違ってすばらしい・・・・・・! 他の作品にもどんどん脚光が浴びるといいなあ。『過ぎる十七の春』も是非。映画『残穢~住んではいけない部屋~』の公開までに是非。 さて、この作品、初出はなんと1990年です。 それで、現代の「貞子」や「伽椰子」、あるいは貴志祐介氏のサイコパス殺人鬼や山田悠介氏のトンデモ・スリラーに慣れ親しんだ世代にとっては、ちょっとわからない部分があるのかもなと思って・・・・・・、蛇足かもしれませんがレビュー。 物語は、両親とのささいないさかいから、一人暮らしを始めることになった主人公・荒川が、路地の奇妙に奥まった部分に建てられているアパート「グリーンホーム」に引っ越してくるところから始まります。 荒川はこのアパートに「一目見た」瞬間から厭な感じを受け、まるでそのときの直観を裏付けるかのように、すさまじい怪現象が引き起こされていく。 どうやら、荒川にはこの地域にまつわる欠落した記憶があり、彼は謎めいた住人・和泉とともにアパートの秘密に迫っていくという筋書きです。 えー、90年代には、真夏に、「心霊モノ」を扱ったレディースコミックっぽい雑誌がいっぱいあって(今もある?)、たいてい「平凡な主人公(語り手)」と「霊能力を持つ謎めいた友人」が、コンビで心霊現象に対峙するという内容でした。 これはソフトなBLの芳香が漂っていて、得も言われぬ上品な雰囲気なのですが、もう怖いのなんの。 今市子『百鬼夜行抄』からコミカルな妖怪キャラを抜いた感じと言いましょうか、あるいは心霊現象を探偵する「御手洗シリーズ」と言いましょうか。 幽霊など、超自然的なモノたちに「敵意」「害意」が明確でとても単純なストーリーだったこと、他愛ない短編でも「バディ・モノ」としての完成度が妙に高かったことなど、なんだか面白かった。 その系譜と思って読んでいただければと思います。 そうだよな、日本の「ホラー」というか、「心霊モノ」ってこうだったよな、と思いました。 90年代に小学生だった者としては、ビシビシとトラウマを突つかれ、非常に懐かしく感じましたね。 また、小野先生はこの作品を含む『十二国記・魔性の子』、『ゴーストハント』などを経て、現代の『残穢』に至るわけですから・・・・・・ちょっと経歴が、すごいですよね。 『残穢』はドキュメント風の私小説の態を取っているものの、扱っているテーマの斬新さ、深さは、ほとんど社会現象となった『リング』『呪怨』の次のステージを垣間見るような思いでした。書誌的な意味でも貴重なタイトルではないでしょうか。ファンは買いましょう。 映画で竹内結子さん演じる、心霊探偵としての「小野不由美」も楽しみですね。 | ||||
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小野不由美の原点はこういうものだったのかと納得。私は十二国記から読みはじめた読者なので、ゴーストハントシリーズやこれは作者の歴史を遡る感じでした。不思議なアパートの変わった住人、特にいきなり呼び捨てなわりには自信なさげな少年の生い立ちは、やはり小野不由美だなあと。買ってご損はないとおもいます。 | ||||
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一見BL小説にも見えるティーン向けの小説ですが(笑) 実際はかなり怖いホラー小説です。甘く見てると痛い目を見ます。 親の再婚をきっかけに1人暮らしを始めた高校生の主人公が越してきたどこか不気味なアパートが舞台。 主人公に次々と不気味な事が起きて、やがてそれは主人公自身にも・・。 起こる出来事一つ一つはささやかだけど、嫌な切り口でどれも心を沈ませることばかり。 ささやかな分リアルで先が気になって読んでるうちにどんどん引き込まれます。 読み口は小野先生にしてはとても軽くてスラスラ読めますが、内容はかなりドロドロです。 黄色いクレヨンで落書きする園児は良くある風景でほほえましい分、本気で怖いですね・・。 毎日かかってくる電話や、近づいてくる落書き・・。カウントダウンがいっそう恐怖をあおります。 主人公の過去も絡んで物語は深くなってますが、登場人物は多くは無いので読みやすいです。 厚い本ではないので一気に読めて、読後感はちょっと切ない。怖さの割に嫌な感じは残りません。 おさるの卑屈とも取れる優しさに泣けました・・。 小野さん作品の取っ掛かりにはピッタリだと思います。 | ||||
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ティーンズ向けの本だけれど、話の造りがしっかりとしているから、 大人が読んでも十分楽しめると思う。 次にどんな怖い出来事が起こるのだろう、と思いながら読んでゆくと、 本当に怖い事が次から次へと主人公の身に降りかかる。 それも、血がバーっと出てとかいう即物的な事ではなくて、 じりじりと、じわじわと、心理的な怖さを感じるような出来事が起こる。 最後は泣かせるような話の仕立てになっているので、後味は悪くはない。 | ||||
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怖いです。 これでもかというほど、私は怖かった。途中で放り出せないくらいに。 特に、夜中に子どもがひとりで公園にいる図、というのは、鳥肌が立つ。 主人公に危害を加えようとする側と、主人公を守る側。人間の両面を見せられた気がします。X文庫だから、と舐めるなかれ。小野さんの作品は、表面だけでは語れない深さを持っています。 表紙からは想像のつかない内容です。 | ||||
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表紙イラストがあまりにも爽やかなので、軽いコメディタッチのホラー かと思っていたら、しっかりしたホラーで正直驚きました。 そんなに厚い本ではないので、物足りなさはぬぐえませんが、主人公 たちの心の揺れが丁寧に描かれています。もちろん、恐怖感もしっかり あります。 ホラーなのに、読後感は爽やかで、とても切ない作品でした。 | ||||
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