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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん1 幸せの背景は不幸
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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん1 幸せの背景は不幸の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全86件 81~86 5/5ページ
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一通り読み終えた後の感想はなかなかの良作と評価する。いや、正直に言えばかなり良作、いやいやとてつもなく良作と個人的に判定する。ようするに、たいへん面白い。花丸だ。嘘だけど。・・・嘘だけど。 いやほんと、個人的にはかなり読み応えのある作品でした。 まず、みーくんのキャラがツボ過ぎます。 というか、地の文含め基本的にみーくんの一人称形式なのでみーくんを好きになるとまではいかないでも、ちょっとダメだなという方にはキツイかもしれません。 でも、ハマる人はとことんハマると思いますよ、自分がそうですし。 特に、作中で何度も使われる「嘘だけど」がいい味出してて、知らぬ間に病みつきになっちゃいます。 なんなんでしょう、この中毒性。 どこまでが真実でどこからが嘘なのか解らないところも少しありましたけど。 こうゆう一人称で語っていくスタイルは読みやすくて(読みにくいと感じる方もいらっしゃると思いますが)すらすら読めちゃいました。 こうなるだろうなぁっていう予想が、悉く違っていたりしていい意味で裏切られました。そこがすごくよかったりなんかするんですけど。 ラストの一文は鳥肌ものでした。 この一文おかげで作中の登場人物がどうかわかりませんが、少なくとも読み手としての自分は救われた気がします。 思わず、「幸せ」ってなんだろう?と考えさせらてしまう自分がいました。 あと、みーくんとジェロニモさんとの掛け合いは笑わずにはいられませんでした。二人とも最高です。 挿絵らしい挿絵がなく、まーちゃん以外の登場人物はほぼまったく描かれていないので、自分でイメージ出来て、そこも非常にいいと思ったところのひとつです。 あ、でも左さんの表紙やカラー絵、モノクロ絵は素晴らしくモロ好みです。 表紙買いした方も多いんじゃないでしょうか。 誰かに薦めたいような薦めたくないような、そんな一冊です。 次回作が出たら絶対10冊は買おうと思います。嘘だけど。 | ||||
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面白いと思います。 けど、西尾維新さんの作品か、これ?と思ってしまったのも事実。 終わり方がぐだぐだ感がします。 後半のまーちゃんがちょっと意味無です。 「きみとぼくの壊れた世界」が好きな自分としましては もっとこう、やるせない終わり方のほうがよかったです。 そうでなかったら、馬鹿馬鹿しいくらいにハッピーエンドにしらよかったかも。 いや、このままでも充分ハッピーエンドかな。 そうすると、どう終わったらよかったんだろう? その辺は、次回作に期待ということで。 | ||||
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文章がノってます。悪く言えば荒っぽいのですが。 多分、作者と同年代の人は楽しく読めるんじゃなかろうか。 それも、ちょいと中二病入ってた人なんかは特に。僕もそうですが。 主人公のふわふわとした語りなんかは、世の中を諦め切った感じが漂って、 「大人って馬鹿なんじゃないの?」みたいな考えを抱いた高校生時代、 今となってはそうじゃないと分かっていても心の中で僅かに抱いているその思いを、 見事に文章として表現しています。だからこそ、面白い反面痛々しいのですが。 十八から二十二あたりの人には特にオススメできるかな。 | ||||
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「嘘だけど。」 何度もでてくるこの一言がとても印象に残ります。 非常に非常に不思議な作品でした。 読者は、主人公のみーくんと同化してストーリーを追うのではなく、 みくーんと行動を供にして、みーくんの説明、独白を聞きながら 事件の全貌に迫っていく感覚に捕らわれます。 しかし、みーくんのしてくれる説明や心情の独白は、嘘が混じったり、 わざと婉曲な言い回しを使ったりと、つかみ所がありません。 人によっては、内容云々よりも、この地の文が受け入れられないかもしれません。 また、少しばかり暴力的でグロテスクな表現が所々に出てきます。 これも人によっては拒絶対象となるでしょう。 非常に読み手を選ぶ作品だと思います。 ですが、私はこの作品を通して「生きるとは何か?」「幸せとは何か?」など多くの ことを考えさせられました。 雷雲のように人を寄せ付けない文章の中に、考えなければいけない大切なものが隠してある、 そんな作品だと思います。 願わくば、この作品のような事件が現実から無くなりますように。 | ||||
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面白かったです。ただどうしても、西尾維新さんの戯 言シリーズと印象が似てしまう嫌いはあると思います。 もちろん、どちらがどうオリジナルかなんてしても詮 の先の無い話で、いっぱいある本の中で「似てる」とい うだけに過ぎないと言えばそうなのですが…なんか「嘘 だけど」が「戯言だけど」に見えたり、主人公の名前と かが気になったりはしました。 いやでも話自体は面白いし、イラスト・本の構成も綺 麗。表紙も凝ってます。軽快で楽しく、韻を踏む文章。 意外な展開。セカイ系では無いのかな… 好き嫌いはあると思いますが、それほど濃すぎるわけ でもなく、読みやすい本だと思います。 | ||||
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まあ端的に言ってしまえば、題名の通りで。 この作品自体のアイデアと序盤中盤までのシナリオは普通に面白い。 文体も多少独特ではあるが読み易く、秀作と言ってもいいレベルではあると思う。 けれど終盤へ進むにつれ文体が崩れだし、文章のスピード感が非常に掴み難い上に、 折角序盤から張っていた伏線も意外にぐだぐだな雰囲気の中あっさりと出してしまう為、 読み終わった後はどうしても作者の作家としての技量の低さが印象に残ってしまい後味が悪い。 | ||||
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