■スポンサードリンク


(短編集)

遠野物語



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
遠野物語remix

遠野物語の評価: 3.98/5点 レビュー 46件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.98pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全33件 21~33 2/2ページ
<<12
No.13:
(5pt)

ホラー小説・・・?

とある妖怪学の本の中に「遠野物語」という単語が出てきて、初めて聞くなぁ・・・と思い、調べてみたら京極先生が訳(と言っていいのでしょうか?)したものがある!ということで購入。
一言で言うならば「見える怖さ、見えない怖さ」でしょう。私自身、怖くってゆっくりとしか読んでいませんが。
たまに「ん?それで?」と思う章があったりしますが・・・。「戦慄の怪異譚」とオビに書いてあるだけあって、ゾッとします。
ホラー要素たっぷりなものが好きな方にも、京極先生の作品が好きな方にも、おすすめです。
遠野物語remixAmazon書評・レビュー:遠野物語remixより
4046532777
No.12:
(4pt)

懇切丁寧な描写が嬉しい

柳田國男のものは佐々木喜善の口伝を書き取ったもの。
そして一編の文字数も少ないうえ、現代語ではないので読みづらく自分の言葉に置き換えるのに時間を要します。
かたや京極夏彦のremixは一編ごとの背景まで丁寧に掘り下げられ、原著未読の人にも遠野郷の昔話が容易に理解できるよう
描かれています。
原著既読の私ですが、「なるほど、こういう解釈も出来るのか!」と新たな発見あり、また著者が史料等よく調べたうえで書いていることに
感心しきりでした。
遠野物語remixAmazon書評・レビュー:遠野物語remixより
4046532777
No.11:
(4pt)

遠野物語大好きです。

原作より読みやすく思いました。より、理解が深まりまり購入して正解でした。
遠野物語remixAmazon書評・レビュー:遠野物語remixより
4046532777
No.10:
(5pt)

柳田國男の遠野物語を、京極夏彦が蘇えらせた!

淡々と、お話がつづきます。
地元の人が、おそらく囲炉裏端などで話してくれたお話なんだろうと思います。
遠野の不思議な魅力を、柳田國男は愛しました。

そして、平成になっても、遠野は不思議な魅力を持っていることを京極夏彦が、感じさせてくれました。
遠野物語は、いろいろなところで、話を聞くことはありましたし、アレンジされたものは読む機会もあったように思います。
が、
柳田國男の原著は、読んだことがない私には、初めて読む遠野物語でした。
比べることができないので、言い切ることはできませんが、おそらく、原著の持っている魅力は失われていないのではないかと思います。
遠野物語remixAmazon書評・レビュー:遠野物語remixより
4046532777
No.9:
(4pt)

近くて遠い100年前

序文からかっこいい。
柳田國男の遠野物語といえば、書名こそはよく見るものの、自分にはあまり縁のない土地のこととして、手にとることなく今まで来た。
その本を、京極夏彦が、現代語にリライトしたのであり、現代風にリライトしたわけではない。
あくまでも、原典に忠実なリミックス。

柳田國男に直接あたるよりかは読みやすかろう。
その予想はあたり、遠野と呼ばれる一帯に伝わる土地の物語が、とても読みやすく淡々として平易な言葉で、読むことができた。
見開きに地図があり、2年前に地震と津波の被害を受けた場所だということがわかる。
そう思っていたら、津波に家族が飲まれた男の話もあった。ぞくっとした
遠野物語remixAmazon書評・レビュー:遠野物語remixより
4046532777
No.8:
(4pt)

良かったです

遠野物語は多くの人と同様、途中挫折した経験があります。
この本は読みにくい遠野物語を読みやすく再編成されています。
遠野物語に挑戦して挫折した人、初めての人、お勧めです。
遠野物語remixAmazon書評・レビュー:遠野物語remixより
4046532777
No.7:
(5pt)

原典は未読です

原典は未読です
ですので、原典とどのくらい違うのかはよく分かりません
註釈を本文に組み込み、現代語に訳されています

また、原典では関連のある話がとびとびに載っていたりするようです
本著では、関連のあるものをまとめ、話の順番が大幅に構成され直されています

とにかく、読みやすかったです

遠野の(地理的)イメージが、思っていたものと全く違っていました
不可解な出来事を綴った話が大半です
その多くが、水木しげるが描く(鬼太郎にでてくる)妖怪のイメージとはかなり異なる印象を受けるものが多かったです
遠野物語remixAmazon書評・レビュー:遠野物語remixより
4046532777
No.6:
(5pt)

なるほど

遠野物語何度か挑戦したのですが、挫折していました。京極版は期待通りで読みやすく、柳田さんの世界観を損なわず楽しめました。
遠野物語remixAmazon書評・レビュー:遠野物語remixより
4046532777
No.5:
(4pt)

この世にも伝説的なものがあるのですかね。

京極氏の遠野物語を読みたかったので取り寄せました。不思議な内容でした。
遠野物語remixAmazon書評・レビュー:遠野物語remixより
4046532777
No.4:
(4pt)

「物語」と「小説」の違いというもの

本屋店頭に置かれているのを見つけて、なんとなくタイトル買い。
この前にも何冊か「現代語訳」された遠野物語を読んだこともあり、京極夏彦の「訳」がどのようになっているのか、期待と不安を抱きつつ頁を繰った次第なのだけど。

―――結論から言うと、タイトルの通り、「物語」と「小説」の違いについて、ものすごく考えさせられる良作だった。

解釈の仕方、捉え方にはもちろん 個人差が大きいのだろうけれど、原典ではさらっと流せる「怪異」の物語―――そんな不思議なことがあったんだ、という事実が、小説として語られるといきなり、理路整然とした「作品」としてとらえられるようになるのだ。
(だからよい、だから悪い、という話ではないので念のため)
その理由は、文字として表記したときの、改行の入れかたや倒置法などの表現技法によるところが大きいように思われる。京極氏が普段からレイアウトに配慮しての執筆をされていることにも関係があるのだろう。

ともあれ、一番興味深かったのは、同じ話なのに「小説」として表現されるようになると、それだけで読ませるための表現技法やテクニックが目立つ―――そこに読み手は面白さを感じる―――というところだった。物語は小説とは違うのである。

また個人的に嬉しかったのは、ending。鹿踊りのくだりの訳文、注釈がとても読みやすく、なるほど、と納得のいくものばかりだった。
遠野物語remixAmazon書評・レビュー:遠野物語remixより
4046532777
No.3:
(4pt)

書籍として、どこか静謐な場所で読みたい一冊

京極夏彦さんが、ある意味淡々と現代語訳された、それゆえ静謐で想像力を掻き立てられる遠野物語です。誰しもが幼いころに聞いたことがあるような物語(瓜子姫や雪女など)が、「ものがたり」という名前の通り語られるものとして生きていた世界が想像されます。

首都圏に住む人間にはなかなか難しいですが、しとしとと降る雨の中、あるいは街が寝静まった夜明け前にひっそりと読むことをお勧めします。そうでないと、短い一つ一つのお話の背景にある山川の自然とそれへの畏敬を、現代人の心からは十分に引き出せないように思えます。

実際に遠野に行って、読むと最高なんだろうな、と思った一冊です。電子書籍版もあるようですが、見返しにある当時と現代の遠野の地図も含めて、書籍として保持することをお勧めする一冊です。
遠野物語remixAmazon書評・レビュー:遠野物語remixより
4046532777
No.2:
(5pt)

豊かな物語のエッセンス

柳田國男の名著を、京極夏彦が現代小説風に書き直してくれていて、とても読みやすく楽しい。聞き語りのショートショート集ともいえる体裁をもった本書は、ホラー、SF、ミステリ…、様々な小説の要素が混在している。

例えば、《ヤマハハがやって来て、娘を取って喰ってしまった。》と凄惨なスプラッターホラーのようであるかと思えば、《ヤマハハは娘の皮を剥いで被り、娘になりすまして―》とグロテスクな反面、「ありえね〜ッ!」と突っこみを入れたくなる、ハチャメチャなコメディとも読める展開になったりもする。寓話・童話の原点を見るようなものもあれば、エキセントリックな犯罪ドキュメントと読める話もあり、素晴らしくバラエティに富んでいる。

不可思議な怪異談に、超自然的な解釈をすれば怪奇小説、合理的な説明付けを試みればミステリ…。文学、民俗学、歴史学…、色んな視点から読みほどいてみようとするほど、想像や解釈がひろがり、そこに楽しみの重層が見いだせる。小説の原点ともいえる物語のエッセンスが凝縮されていて、読み進むほどに多面的な興味をそそられずにはいられない。

柳田國男と京極夏彦という二人の有名パティシエが、『語り』というものの原初から今日までに通じる、何層もの奥深い風味を焼きかさねた絶品ミルフィーユを、豊かな三時のお茶に味わうような満足の一冊であった。
遠野物語remixAmazon書評・レビュー:遠野物語remixより
4046532777
No.1:
(5pt)

とても読みやすい

柳田國男の『遠野物語』を、京極夏彦が現代風に書き直している。
東北の民話、民俗、怪異に興味が掻き立てられる。
土地に伝わっている伝承を、ただ淡々と書き記すというスタイルは、”不思議さ”というよりもむしろ、物語の背景にある”語られていないもの”や、象徴しているものが何であるのか・・など。かえって、興味がそそられてしまう。
座敷童子や、神隠しなど。民話は、世界で共通するような物語があるそうな。
遠野物語remixAmazon書評・レビュー:遠野物語remixより
4046532777

スポンサードリンク

  



<<12
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!