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ハピネス
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ハピネスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 1~20 1/4ページ
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もう桐野さんはあらかたの文学賞を受賞されているので。すでに獲った文学賞が同じ作者の他の作品に再び与えられることは無いので。そういうワケですから近年桐野さんは近年そんなに文学賞を受賞していませんが。この作品も何かしらの賞がいっても良かったと感じます。ひと言で言うと傑作です。 | ||||
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アウト、とっても面白かった人は気をつけた方がいい本です。だって内容は全然違うから。タワマンもヒエラルキーも興味ない私ですが桐野夏生ならきっと面白いに違いないの一辺倒で読み終えました。結果は読んでよかった。殺人もエロも何もないけど同じ女性として結構面白かったんです。アウトがピザならこちらはスルメ、そんな感覚を覚えました。正直に言うと最初の1/3まで読んで読むのをやめようと思ったんです、主人公に興味持てなさすぎて。タワマンやセレブっぽいママ友に憧れるところが私には理解できない人種だったから。美雨ママのアドバイスが面白かったりで頑張って半分読んだらそこから急に面白くなって最後まで読み終えたという感じです。結局どのキーワードもあまり私自身と接点はないですが、面白かったし読んでよかったです。 | ||||
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思った通りの流行感のある物語でした | ||||
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タワマンのママ友という狭い世界で、格差を感じながらも指摘されないことに神経をとがらせ繰り返されるどこか不安な毎日。 我が子たちと大差のない精神性。実にくだらない主人公たち。 変わった出来事も起きないし気持ちよい話でもないのに、ぐいぐい引き込んでいく作家の力量に星4つ。 | ||||
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登場人物全員少し嫌い。 魅力を感じないし、くだらない物さしだし。 でも話はとてもリアリティーがあって本の世界に引き込まれてしまう。あーくだらないと思いながら一気に読了。結果面白かった。 | ||||
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タワーマンションのママ友をめぐるお話。主人公はそれでも庶民感覚に近い方だが、それでもズレている。と思いたい。マンションの賃貸が30万以上で、生活費が10万?馬鹿らしい。子供にテレビばっかり見させていいのか?全然同情できないのに、思わず一気に読んでしまったのは、やはり桐野さんの物語の運びがうまいからでしょう。 | ||||
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本の内容も良かったですが、同時に注文した、3個の商品が一緒に過剰な包装なしに送られてきて嬉しかったです。 | ||||
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人も死ななければ、大金も絡んでない。でもぐんぐん引き込まれる。なんでだろうかと思ってたら、魂の叫びなんだと気づいた。桐野さんの文章というか妄想にはいつもどっぷり引き込まれる。見えない格差に潜む嫉妬や憧れが、手にしてる幸せを曇らせてる。タイトルが素敵 | ||||
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絵に描いたようなステレオタイプのタワマンストーリーだなー、と読み始めたが、ちゃんと面白くなってたのしかったです。さすが大御所。 | ||||
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一気に読みました。 タワマンのヒエラルキーの恐ろしさ、人間関係の複雑さをまざまざと見せつけられました。 皆、見栄を張り、腹を探り合いながら生きているのですね。 | ||||
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おもしろい。あっという間に読み進めた | ||||
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個人の名前を~~ママ、という言い方でしか言い合えない狭いママ友世界の仲間たちの心理的やり合いは、ただ辛く思えた。いろんな社会の層の人々を描く桐野夏生にしては、、、と思ったが、いわゆるセレブの世界の恐さがよく表現されている。 | ||||
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レビュー随分多いですが、映像化されている?または共感者が多いのでしょうか。 タワマンという特殊な生活空間をベースに書かれる、ママさん中心の悪意の物語。 読んでいて呆れるわ気分悪くなるわで、これでいいのか日本人を痛切に感じます。 現在「マウントを取る」という言葉がありますが、これがこの本の中の登場人物の関心ごと。 それに対しての表面的な賛美や、うちに秘められた悪意など、著者が最も得意とする分野を書き切ってあります。 短い本だし、身近な話?だし、なんとなく読むのもいいかもしれません。 ラストは捉え方次第ではないかと。 私は正直どうでもよかったかな。 って思えるくらいにママさん達の悪意や虚栄心にうんざりさせられました。 | ||||
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どっぷり浸かって読んじゃいました、いやー、面白かった!夫婦間の軋轢、ママ友との交友関係、嫁と姑、育児、悲しい過去そして感動!さまざまな葛藤がありますが作者は人間を描いています。人それぞれ一長一短、生きる喜びにあふれた小説でした!30代子育てママ、それ以上の人に是非お勧めです♪ | ||||
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素晴らしい構成力がある作品と感じました。背伸びして精一杯の有紗、余裕のいぶママ。美雨ママに真恋ママ芽玖ママ。実在するであろう登場人物がさもありなんという行動をとって、自然にストーリーが流れています。 現代のママの姿を見事に表現してくれて見事な作品ですね。 | ||||
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タワマン居住という一つの成功譚を達成した女たちの次なるターゲットは、有名幼稚園という定型らしいが、主人公3人がそれぞれにその幸福そうな定型からスピンオウトしていく。その様が、生々しく、桐野流疾走感で痛快。痛みを伴って、喪失するものがあり、その一方で達成されるものがある。特に会話部分は、見事なぶっとび感で、会話の一言で、驚くような真実、いわくこの人の書くものは「人生劇場」です。しかも、それぞれの人々の心に沿った「劇場」になっていて、終わり方が温かい。大好きな作家です。 | ||||
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面白い作品でした。主人公の心理描写が丁寧で引き込まれて一気に読みました。都心のタワーマンションに住む子育て世代の女性は共感できる点があると思います。 | ||||
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彼女の小説からはしばらく遠ざかっていた。 たぶん『残虐記』の後あたりからだと思う。 毎回買うのだが、どうも気が進まなくて積読になっていた。 ミロシリーズが、『灰の眠り水の夢』の頃とは大きく隔たって、見るに堪えない展開になって行ったからかもしれない。 だから『東京島』とか『ナニカアル』とか、買ってあるのだけれど手が伸びないで来た。 久しぶりに読んでみようかなと思ったのは、なぜだかよくわからない。 店頭で手に取ってみて、なぜかそんな気持ちになった。 読んだ感想は、これが良いのである。 あのミロシリーズの最後の頃の後味の悪さがない。 タワーマンション族の女性(お受験ママ)たちの心理には辟易とするのだけれども、ストーリーに救いがあって一気に一日で読んでしまった。 おかげで原稿はまったく手つかずなので、ひと眠りして夜中にやるしかない。 でも、これを読んで積読も読んでみようかと思った。 | ||||
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タワマンに住むママ友達を巡る話と聞いて、正直腰が引けていた。読んでみると、やはり桐野特有の終わり方である。 不運に押され気味の主人公に対し、反対軸の立場にある者が、ある時は華やかに、ある時は強靭に対峙してくる。それが最後には立場が反対になり、読者は軽いカタルシスを感じることが出来る。勿論、最後まで引っ張ってゆくのが桐野の筆力であり、そこにこそ魅力がある。 | ||||
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あの「桐野夏生」があの雑誌「very」に連載した小説ということで興味をもって手に取りました。いつもの桐野夏生節でばっさりといったら雑誌読者の価値観と真っ向対立となるのではと戦々恐々としながら読み始めたのですが、いい意味で裏切られました。多分にご都合主義のところはあるとは思いますが、タイトルにあるようにこの小説の本当のテーマというか、最初にむけられた読者と、作家がずっと抱え続けている問題意識の絶妙なバランスをとった形になったのではないかと感じました。桐野夏生の職業作家としてのうまさに唸らせた一冊でした。桐野夏生に腰が引けるひとにも読みやすい作品ではないでしょうか。ただ、女性雑誌の連載ということでブランド名等にこめられたメッセージを読み解くことに興味がない人にはつまらないかもしれません。 | ||||
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