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死のロングウォーク
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死のロングウォークの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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この作品は凄い。 初めにルール説明があり、競技が開始される。 主人公も競技に参加する一人であるため、当然彼が優勝するであろうラストが 分かる。それが分かってる上で読み進んでも面白いのである。 圧倒的なキングの筆力を感じることができる。 キングのファンであれば、是非一度読んでおきたい一冊だ。 映画「バトルロワイヤル」のネタもととも言われる作品 | ||||
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あらすじを読んでも分かる通り、ショッキングな内容の物語です。 かなり生々しく残酷な描写もあります。だけどこの本は決して「それだけ」ではありません。 これは単なる暴力小説として終わっておらず、むしろラストシーンでは感動すら抱かせられます。それはここで繰り広げられている「ロングウォーク」という競技が、登場する少年たちの青春期の思いを描き出すための道具となっているからだと思います。つまり極限状況の中で育まれる友情や、どうしてもウマの合わない奴への憎しみ、そして別れ。そういった、登場する少年たちが数年間の青春期に体験することを、「ロングウォーク」という競技は数日間という期間の物語の中に凝縮させ、展開させる役目を持っていると思います。 | ||||
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絶対にありえない(キング作品のほとんどがそうですが)話です。 誰もやろうとしないこと、でも一度は誰もが「やってみたらどうなるかな」と思う「人間何時まで歩き続けられるか」をキングが持ち前のウィットと少々の残酷さを持って書ききってくれました。ただ歩き続ける・・・。ひたすらどこまでも。最後の一人まで。どこまで行き着けるか。 そんな「トリビアの種」にでもなりそうなテーマに真剣に取り組んだこの作品、思春期の男の子たちの友情や、歩き続ける少年たちに歓声を送る無責任な群集をリアルさをもって描いています。この本を読んでから、マラソンランナーや箱根駅伝の走者を見る目が変わりました。 無責任に「がんばれ~」なんて声をかけちゃ駄目ですね、走っている本人は「それこそ死ぬ気で」がんばって走っているんだから。私はこの本を読んでいる間中、一緒になって走っている気分でした。夜も寝ずに時計の秒針を聞きながら一気に読みきってしまいました。 | ||||
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私がキング作品読後に感じてしまう、嫌悪感が体に残りました。中々深みのある作品ですが、正直かったるいです。内容はひたすら変わっていく地理や天候の説明と少年達の会話に終始します。しかし、当時のキングの文章力不足か、訳者の能力不足か最後まで話に乗れませんでした。人間重視の筈なのに、人の名前も把握し切れませんでした。唯一の謎的な話も、大した落ちではありません。恐らくバトルロワイアルの作者も、読んだこの作品、なかなかのアイデアとストーリーですが、文章がいまいちなのが残念です。 | ||||
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ぼくはもう二度とこの本を読み返したくありません。 しかし、この本を読み終わったとき、おもしろい本を読んだというとてつもない幸福感にみまわれました。 (心臓の弱い方、年齢の低いかた、残酷なものが嫌いな方にはおすすめしかねます。) | ||||
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ストーリー、見所は前述のとおり。個人的に評価したいのは、若いキングが全力を込めたであろうエネルギッシュな描写である。現在のキングと比べれば、これでもか、といったグロテスクな描写は未熟でくどくどしい。途中飽きることもあるだろう。しかしそれは、20歳のキングの情熱のすべてであり、「これで伝わるだろうか?」「もっと書き込むべきか?」といった葛藤や不安ではないかと思われる。経験を積み重ねたキングが、なにを学び、なにを注意し、どんな技術を磨き上げていったかを知るには外せない作品だろう。 | ||||
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これは結局、スティーブン・キングバージョンのバトル・ロワイアルみたいなもので、百人の少年の中で優勝者はたった一人だけ・・・・・ ということは人が死んでいくという極めて残酷な内容であり、個人的にはこの本はけっこう好きなのですが、死んでいく少年の描写がとてもリアルなので、残酷なものが嫌いな人にはオススメできません。 | ||||
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毎度毎度思う事だが、スティーブン・キングは じわじわとした恐怖を書かせたら右に出るものはいないだろう。何人もの少年達はただひたすら歩き続ける。 最後まで生き延びた少年には、富、名誉、権力、何でも約束される。 しかし、立ち止まる少年には、無慈悲な死が与えられる。少年達にはやがて友情も芽生えるが、その友もやがては力尽きる・・。ひたすら歩く少年達は、ゴールがどこかも分からないまま 歩きつづける・・・。その顔に恐怖を浮かべながら。そんな恐怖をじわじわ綴った恐怖の一冊である。 | ||||
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延々走りつずける・・。無駄な描写が多い。 | ||||
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巨匠キングがバックマン名義で発表した『バックマン・ブックス』の4作目。14歳から16歳の100人の少年が、たった1人の勝者になるためにただひたすら歩きつづける。勝者にはあらゆる冨や名誉が約束されている。しかし、敗者に待ち受けるのは、題名のとおり死のみ。舞台は近未来のアメリカ。少佐と呼ばれるカリスマ的権力者のもと、奇妙なナショナリズムに支配されている。ロングウォークとは、そこでおこなわれる国民的競技である。少年たち=競技者は特に突き動かされる情熱があったわけではない。それどころか、自分がなぜ参加したかったのか、その理由すらないまま、さらに自分が参加するのだという、その実感すらないまま、歩き始める。きのうまでの日常の続きのつもりで。となりのウォーカーたちと友情を築きながら。けれども、自分が勝者になる=生き残るためには、99人の死を待たねばならない。それが文字通り生死を共にした友人であっても。 それに気づいてしまっても、彼らは歩きつづけねばならない。励ましあいながら、友人の死を待つ。死を望みながら、逝くなと涙を流す。 ホラーとは、こういう作品にこそ冠されるべき称号である。 | ||||
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