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黒龍の柩
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黒龍の柩の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 1~20 1/3ページ
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土方歳三が好きで手に取ったが、予想外に政治的な小説。 徳川慶喜、西郷隆盛などの人物も、このように描かれると、実際にそうであった、辻褄が合うと思える。 よい作品に出会えた。 | ||||
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以前から読みたいと思っていたので満足しています。 | ||||
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以前から読みたいと思っていましたので満足しています。 | ||||
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これぞ北方さんの描く漢といった感じです。北方三国志の呂布とか好きな人は気に入るんじゃないでしょうか。 他の北方作品「独り群せず」で敵役として登場する土方とはまったく違うキャラクター。比べてみるのも面白いかと思います。 | ||||
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土方が強い。 他の隊士は影薄め | ||||
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かっけー | ||||
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土方の 「なせ夢を見るのか。それも考えました。 夢以外の明日が見えないからだろうと思います。」に感動! かっこいい! | ||||
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最高傑作の一つだと思う。北方水滸も良かったけど、やはり日本人には日本の歴史。この後のストーリーが読みたい | ||||
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感動の作品 新撰組ファンならずとも読むべき! 是非、若い人たちにも読んでもらいたい。 | ||||
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新選組副長の土方歳三を主人公にした歴史「伝奇」小説。ラノベほどではないが、わりと会話文が多かった。その会話のやりとりで巧みにキャラづけされていくのは、さすがベテラン小説家。しかし、一部だれとだれの会話か分からなくなるところがあったのも否めない。 カッコに伝奇と入れたのは、明らかに史実ではないと思われる部分、作者の想像力によって描かれた対決もかなり入っていたから。もともと司馬遼太郎の小説のようなものを求めて読んだわけではないので、こういう空想エピソードは大歓迎である。 最後の将軍・徳川慶喜の人物描写は好意的だった。これは、慶喜びいきの読者には嬉しい。近藤勇については若干手厳しい。主人公の土方歳三は、他書ほど才気走った描かれかたはされていない。土方ファンとしては、ちょっと物足りないようにも感じられた。 結末の評価は人それぞれかもしれないが、読後感は良かった。ただ、ハードボイルド作家だからか、全体的にドライである。浅田次郎が描くようなジメジメとしていてこころにグッとくる新選組を期待していると肩透かしをくらうだろう。 | ||||
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いや~、土方歳三に惚れますね~! 燃えよ剣とはまた違った新選組が見えました。 まさに時代に翻弄される描写でハラハラドキドキの一気読みでした。 司馬遼太郎は私の歴史の先生ですが、北方さんもとても魅力的な先生です。 作中でかっこいいと思った順番は、 土方歳三、坂本龍馬、山南敬介、小栗忠順、中村半次郎、勝海舟、徳川慶喜、近藤勇、沖田総司、そしてシンガリが西郷隆盛。 西郷をこれほどヒールにしていいのかな?というぐらい心配になりましたが、小気味よかったですね。 それにしても、北方さんは坂本龍馬が大好きなんだろうなと伝わってきました。 坂本龍馬の軽薄さと豪胆さのチラ見が魅力的でしたね。 ぜひ、北方節の坂本龍馬に会いたいもんです。 | ||||
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山南敬助をどう扱うか?新選組作品の永遠のテーマだと思う。 山南を立てて近藤土方を悪者にすれば、その後の展開に行き詰る。 謎の多い山南ではあるが、人格者である事は有名な彼は扱いに非常に難しい。 本作では土方山南は新選組の為に両輪となり一人は生きる事で、一人は死ぬ事で 同じ志を示した超男前小説。後半も山南は土方の中で生き続け彼を突き動かす。 意外な隊士の復活劇も手薄になる最期の戦いに厚みを加える。 | ||||
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水滸伝とか三国志などの中国歴史モノがきっかけで北方謙三作品に手を出したクチですが、この本も北方謙三ワールド全開で熱いですね。エンディングはちょっと心が震えました。 | ||||
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新撰組の本を何冊かまとめて読みました。 イメージ的に沖田君は女の子でも出来そうな役ですが、この本に登場する沖田くんは、男です。 最後は、途中からそうかな~という感じはありました。 土方の人との交流が広すぎて、駆け回りすぎて、意外性たっぷりでした | ||||
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土方をモデルとした小説では最も有名である司馬遼太郎氏の「燃えよ剣」と比較されがちですが、どちらの方がいい、などと比べるのはナンセンスだなと思いました。 北方氏が描いた土方は、誰もがイメージしているであろう「クールな鬼の副長」はそのままに、激動の幕末をどう生きていくかを模索しています。 ただ真っ直ぐ剣に生き剣に死ぬのではなく、勝海舟らとの出逢いの中で自らの道を探し内省しながら進んでいく。 新たな土方像と言えるかもしれません。 特に上巻は、土方と山南敬助のやり取りに心打たれるものがあります。 山南の脱走については様々な見解があるかと思いますが、とても自然で納得のいく描かれ方をしています。 まさに自らの命を賭して、全てを土方に託した山南の姿に胸が熱くなりました。 北方氏なりの歴史解釈には賛否あるかもしれませんが、北方版土方歳三も、やはり多くの人間を惹きつける魅力があると感じました。 | ||||
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新選組が登場する小説はそこそこ読みました。 土方の生涯を書いたものでは一番の異説でしたが、 違和感が(全くないわけではないですが)それほどないです。 山南との確執の真偽、蝦夷地への転戦。 なるほど考えられなくもない。と思いながら、一気に読みました。 適度に兼定が活躍しますので、退屈しません。 | ||||
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作者:北方謙三、題材:土方歳三、タイトル:「黒龍の柩」 この3つは、なかなかつながらないのですね。 新撰組・土方歳三といえば、司馬遼太郎作品である「燃えよ剣」が秀逸ですが、敢えて先行する秀作と同じ題材を選択するというのは、いかにも覚悟の上という強い意思が伝わってきます。 北方先生は既にたくさんの歴史小説を脱稿されているので、歴史小説家に分類することに異存はないのですが、元々の出自が歴史分野でないことを考えると、その文章のスピード感や、一人ひとりのキャラクターの描き込みの力は、さすがだなあと言わざるを得ません。 上巻では、池田屋事件から徳川慶喜の恭順に従い新撰組が江戸に撤退するまでのストーリーです。 おそらく歴史小説に「史実」からはみ出すことを求めない方にとっては「ナンセンス」な設定が各所に盛り込まれていますが、結果的な史実がこの作品に描かれた背景に基づいて進んでいたとしたら、面白かったんだろうなという夢にあふれた物語になっています。 この作品の通りなら、函館まで転戦した土方の意図も、確かに「自分の居場所のない新勢力への抵抗」というだけに止まらない「理想」を掲げての内乱だと読み取ることができます。 土方と「あの人」が出会って理想を語り合っていたなんて、幕末モノ好きな人にとっては、「そう来たか」か「ふざけるな」か極端な読後感が出て来そうですね。 北方先生の歴史モノに共通の「壮大な国家観」、「リアルでスピード感あふれる殺陣や戦闘シーン」は、この舞台でも充分に堪能できます。 | ||||
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下巻では、江戸からの相次ぐ撤退、函館での「土方歳三」の死までが描かれます。 タイトルの意味は最後の最後でわかるのですが、必ずしも意外ではありません。 北方先生のやりそうな伏線がところどころにちりばめてありますから、予測できた人はたくさんいると思います。 近藤勇とも、山南敬助ともキャラクターをここまで書き分けて、しかも新しい国家観という「志」まで植えつけてしまったら、従来の新撰組土方歳三の終わり方には出来ませんしね。 「すがすがしさ」をより強く感じる派と「はかなさ」をより強く感じる派と読後は大きく分かれるような気がします。 もちろんどちらもちりばめてあるんですが。 私は「空しさ、儚さ」をより強く感じました。 10代くらいに読んでいたらすがすがしさをより強く感じたのかもしれません。 新撰組観、土方歳三観が根底から変わったほどではありません。 徳川慶喜像も、「まあ、そういう理由も考えられるよね」というフィクションなので、それほど極端に史観が変わることはないでしょう。 それでも「娯楽小説」として読んだときに、最上に近い面白さは伝わると思います。 | ||||
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北方謙三の作品は、正直なところ、現代モノより時代モノの方が格段に面白いとおもう。 特に、「破軍の星」は最高傑作ではないかしら。 いずれにしても、ども作品も(これは現代モノにも通じることだけど)悲しく孤独で、破滅的。 一瞬の華やかさが、かえってその後の悲劇的な結末を鮮やかにするような構成になっており、 選ばれる題材の歴史的人物も、当然そのような末路をたどる人たちになっている。 だから、土方か。だから、新選組かと、読み始めた。 時代物は、その時間が既に終わり、我々は多くの事実を「知っている」と言う制約の中で、ス トーリーが組み立てられるという予定調和のようなお約束がある。 これまでの北方の時代物も基本的にはその枠はこえてなかった。 さぁ、その北方が、この土方と新選組をどう料理するのか、と、ありきたりにはしないだろう と思いつつ、どうしても通俗的にならざるを得ないのではないかとある種心配もした。 でも、さすがだった。 一読して、なるほどこう来たか。北方は、時代物を史実に忠実に描くふりをしながら、ここに 我々時代モノ好きがほのかに期待する、レバ、タラを持ってきた。巧妙に巧妙に伏線を張って。 いやぁ、感心したなぁ。 途中の土方の語りは小気味よく、主人公が語りすぎとの批判もあるようだけど、北方フアンは この語りをリズムにして、どんどんと物語に入って行くのではないか。 これは、なかなかの作品でした。 | ||||
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自分から行きたかったでもない、なんでこんな国にいるのか。そんな中、久しぶりに北方謙三の作品を読んだ。気がつけば、20年以上読んでいない。期待していた夜と全く違っていた。時の流れは怖いと思います。以前の匂いを求めても詮無い事である。ただ、日本恋しい中、一人暮しの身には、この作品面白かった。 | ||||
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