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手斧が首を切りにきた



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【この小説が収録されている参考書籍】
手斧が首を切りにきた (創元推理文庫 M フ 1-3)

手斧が首を切りにきたの評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

巧妙な語り口で描くアメリカの影

ミステリ、SFを問わず、その秀逸なアイデアが今も世評が高い短編小説と違い、著者の長編ミステリは不当に低く評価されている。
第二次大戦後の人心荒廃がもたらす病理が物質的繁栄の中に影のように忍び寄る様を描いた作品群はエンターテイメントが図らずも持つ文化論的な側面から論じても興味深いが、最大の魅力は職人芸的な語り口の巧妙さとツイスト豊かなプロットの展開にある。ほろ苦い青春小説としての味わいとサイコロジカルなスリラーとしての驚きを併せ持つ本書はその好例だ。これほど当時のアメリカの市井の人々の暮らしを描写して見事な作家はそうはいない。
手斧が首を切りにきた (創元推理文庫 M フ 1-3)Amazon書評・レビュー:手斧が首を切りにきた (創元推理文庫 M フ 1-3)より
4488146031

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