3、1、2とノックせよ
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連続殺人鬼に妻を殺害させようとする男の、そこまでに至る経緯と顛末が描かれたミステリ。 ギャンブルで苦境に陥った主人公。打開策がことごとく裏目に出て、堕ちていく様は暗い笑いを誘う。保険金を狙った妻殺しという乾坤一擲の賭けは成功するのか?主人公の、アリバイを作りながら連続殺人鬼を誘導していく手管は必見だ。 一見無関係に見える些末な出来事を、ラストに向けて収斂させていく作者の技が光る。 本作品は、残念ながら翻訳が古く、違和感がつきまとう。新訳での復刊が望まれる。 | ||||
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まさかこんなラストが待ち受けていようとは。 とても皮肉な結末に目が点になってしまいした。 物凄い力技に負けたと思いました。 | ||||
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「せよ」という古い命令形で終わる何か秘密めいた タイトルは、一度聞いたら忘れられない。 タイトルだけで思わず手にとってしまう本・・・ という割にずっと未読でした。 で、物語は、スパイものではなく、痴漢モノもといサイコキラーモノ。 ダメ男がダメスパイラルに陥って、サイコキラーと出会って・・・。 ただ、前半が長すぎ。まあ、このだらだら感が またダメっぷりを現しているからいいかもしれないけど。 同じ作家でも、通り魔 (創元推理文庫 146-2) のほうがストーリーが練れていて面白い。(タイトルはありふれてるけど) 名前に惹かれてどんなんだろ?、と頼んだら、 あ、餅入ってるだけなのね。おいしいけど・・・。 という「力うどん」のような感じ。 ごちそうさまでした。 | ||||
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当時この言葉は無かったが、サイコ・キラーものの傑作である。ただし、F.ブラウン一流の軽妙なスタイルだ。 ある町で連続殺人事件が起きる。ある事情で妻を殺したい男が、そのサイコ・キラーと酒場で隣り合わせる。男は「用心のため、ドアを3回, 1回, 2回と叩いたらドアを開けるように妻に言ってあるんだ」と聞こえよがしに言う。それを聞いたサイコ・キラーは早速その妻をターゲットにし、男はアリバイ作りのためにワザと留置所に入るのだが...。 ここからが作者の腕の見せ所で、通常ならサイコ的殺人が続くところを、ブラック味の濃いドタバタ劇に変容させる。現代で言うと、W.カッツの「マンハッタン連続殺人」に印象が似ている。 F.ブラウンの才気がほとばしる秀作。 | ||||
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ボリューム的には薄っぺらい本、その割に詰め込みすぎでは?と最初は思った。 ページを捲っても捲っても話はまとまるどころかかえって広がっていく。 残りでどうやってオチをつけるんだ?、と疑問を感じながら最後まで読んでいって、その結末に「あっ!」。 ……いやー、やられました。 著者のミステリはSFや短篇に比して概してあまり評価されてないです。 その理由はわからなくもないけど、ネガティブな定評が行き過ぎるあまり、傑作をも埋もれさせてしまってはいけませんね。 コイツは本物ですよ。 | ||||
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