手斧が首を切りにきた
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ミステリ、SFを問わず、その秀逸なアイデアが今も世評が高い短編小説と違い、著者の長編ミステリは不当に低く評価されている。 第二次大戦後の人心荒廃がもたらす病理が物質的繁栄の中に影のように忍び寄る様を描いた作品群はエンターテイメントが図らずも持つ文化論的な側面から論じても興味深いが、最大の魅力は職人芸的な語り口の巧妙さとツイスト豊かなプロットの展開にある。ほろ苦い青春小説としての味わいとサイコロジカルなスリラーとしての驚きを併せ持つ本書はその好例だ。これほど当時のアメリカの市井の人々の暮らしを描写して見事な作家はそうはいない。 | ||||
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本書はサスペンス(?)作品であるが、本のあらすじにはどちらかというと青春小説のような趣の紹介しかされていない。 本書の表題は作品中で唄われる「オレンジとレモン」のマザーグースの最後の歌詞「ろうそくがお前のベッドを照らしにきた。そして手斧がお前の首を切りにきた」に由来するもので、幼い頃にこの唄を聞いた主人公、ジョーは毎晩のように悪夢にうなされる。ところが、父親が仲間と共に映画館に強盗に出かけた夜も悪夢に目覚め道路に飛び出したジョーを保護した警官が、父親を探しに映画館に行ったところ強盗の現場に遭遇し、父親はジョーの目の前で射殺されてしまう。このできごとにより、ろうそくと手斧がジョーのトラウマになる。 作品はサスペンスと呼ぶには起伏が乏しく、結末がどうなるのかという一点だけが焦点といってよく、かといって青春の苦悩を描いた作品というのにも(?)という感じがする。 | ||||
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