デカルトの密室

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評判

デカルトの密室の評価:

3.00/5点 レビュー 23件。 D ランク

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平均点3.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全46件 1〜20 1/3ページ
No.46
(4pt)

思弁的なサイエンス・フィクション

途中で読むのが面倒になった。初めはシンギュラリティを扱った作品かと思ったが、それは前提だった。むしろAIに心があるかどうかは外形的に判別できないというテーゼを通奏低音として、自我の解放と拡張という主題が奏でられる。AIに自我があってもよい、人間の自我がAIに置換してもよい、その自我がネットワークを通じて世界を包摂してもよいではないか。即ち、アートマンのブラフマンへの合一である。デカルトは言わばダシである。2008年当時としてはたいした作品だが、作者は自分が発狂しないために書いたのではないかと妄想した。

作中、殺人事件が発生するがミステリーではない。サスペンスの要素はあるが、読者サービスであって、本筋は思弁的なサイエンス・フィクションである(と自分は思った)。デカルトのコギトは近代の科学と哲学の出発点だし、心身二元論や機械論的生命観は重要な問題提起だが、なにより作者自身が自我の牢獄に囚われているように見える。ミトコンドリアの染色体を擬人化したデビュー作以来、久しぶりに読んだが、妄想を科学的と誤解させるほど強力で魅力的な筆力は健在である。
デカルトの密室 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: デカルトの密室 (新潮文庫)より
B0099FDHXE
No.45
(4pt)

思弁的なサイエンス・フィクション

途中で読むのが面倒になった。初めはシンギュラリティを扱った作品かと思ったが、それは前提だった。むしろAIに心があるかどうかは外形的に判別できないというテーゼを通奏低音として、自我の解放と拡張という主題が奏でられる。AIに自我があってもよい、人間の自我がAIに置換してもよい、その自我がネットワークを通じて世界を包摂してもよいではないか。即ち、アートマンのブラフマンへの合一である。デカルトは言わばダシである。2008年当時としてはたいした作品だが、作者は自分が発狂しないために書いたのではないかと妄想した。

作中、殺人事件が発生するがミステリーではない。サスペンスの要素はあるが、読者サービスであって、本筋は思弁的なサイエンス・フィクションである(と自分は思った)。デカルトのコギトは近代の科学と哲学の出発点だし、心身二元論や機械論的生命観は重要な問題提起だが、なにより作者自身が自我の牢獄に囚われているように見える。ミトコンドリアの染色体を擬人化したデビュー作以来、久しぶりに読んだが、妄想を科学的と誤解させるほど強力で魅力的な筆力は健在である。
デカルトの密室 Amazon書評・レビュー: デカルトの密室より
410477801X
No.44
(5pt)

ああ

ああ、そういう事ね。
この本はMKウルトラの被害にあっている人に読ませたい一冊。
2005年の時点でこんな本があったとは。
デカルトの密室 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: デカルトの密室 (新潮文庫)より
B0099FDHXE
No.43
(5pt)

ああ

ああ、そういう事ね。
この本はMKウルトラの被害にあっている人に読ませたい一冊。
2005年の時点でこんな本があったとは。
デカルトの密室 Amazon書評・レビュー: デカルトの密室より
410477801X
No.42
(1pt)

とても浅い。

難解だというレビューが多いようです。
確かに難解ですが、難解なわりに中に詰まっている知識はとても浅いです。

化学であったり薬学であったり、医学に係わるような分野が少なく、著者の専門で無いのは確かでしょうけれども
込み入った部分まで詳細に描く同著者の他作品に比べると、ひどく見劣りすると思います。

著者の持ち味が生かし切れていないばかりか
なぜ登場させたのか不明な登場人物も多く、ストーリーの顛末も粗末なものだったと思います。

書かれている文章のほとんどに意味が無く、どんどん読み飛ばしても展開がわかる内容だというのは非常に残念です。

Kindleで読む最初の書籍にチョイスしただけに残念な気持ちが残りました。
価格にも見合わないと思います。これが半値ぐらいだったら、あきらめもついたかもしれませんが
どうにも腑に落ちないのでレビューを書かせていただきました。
デカルトの密室 Amazon書評・レビュー: デカルトの密室より
410477801X
No.41
(1pt)

とても浅い。

難解だというレビューが多いようです。
確かに難解ですが、難解なわりに中に詰まっている知識はとても浅いです。

化学であったり薬学であったり、医学に係わるような分野が少なく、著者の専門で無いのは確かでしょうけれども
込み入った部分まで詳細に描く同著者の他作品に比べると、ひどく見劣りすると思います。

著者の持ち味が生かし切れていないばかりか
なぜ登場させたのか不明な登場人物も多く、ストーリーの顛末も粗末なものだったと思います。

書かれている文章のほとんどに意味が無く、どんどん読み飛ばしても展開がわかる内容だというのは非常に残念です。

Kindleで読む最初の書籍にチョイスしただけに残念な気持ちが残りました。
価格にも見合わないと思います。これが半値ぐらいだったら、あきらめもついたかもしれませんが
どうにも腑に落ちないのでレビューを書かせていただきました。
デカルトの密室 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: デカルトの密室 (新潮文庫)より
B0099FDHXE
No.40
(4pt)

文章に重力。

作家ではないので推測でしかない。

でも、この作家さんはもしかしたら、
まるで恩返しをした鶴のように、身を削って作品を仕上げているのではないか、
そしてその作品はあたかも、彼の作品世界への試金石なのではないかと思う。

正直、読みやすくはない。

科学の知識がてんこもり、さらにその文章が精緻で、
いわゆる抜けの部分が少ない。
しかも意図的に(のはずだ、多分)一人称の主語が誰を指すのかが曖昧で、
時にその時制までもが緩やか、章と章に起承転結が分かれて配置されている。

デカルトの密室というタイトルの趣旨は理解しつつも思わず、
デカルトの迷宮‥ と、間違って記憶してしまいそうだ。

いやいや、お菓子で言ったら月餅?クリスマスのフルーツケーキのように、
みっちりと重力を感じる、重たい作品。

文章に重力があるとしたら、きっとそれは作家さんの思いに違いない。

真っ向勝負で、受け止められるか?
デカルトの密室 Amazon書評・レビュー: デカルトの密室より
410477801X
No.39
(4pt)

文章に重力。

作家ではないので推測でしかない。

でも、この作家さんはもしかしたら、
まるで恩返しをした鶴のように、身を削って作品を仕上げているのではないか、
そしてその作品はあたかも、彼の作品世界への試金石なのではないかと思う。

正直、読みやすくはない。

科学の知識がてんこもり、さらにその文章が精緻で、
いわゆる抜けの部分が少ない。
しかも意図的に(のはずだ、多分)一人称の主語が誰を指すのかが曖昧で、
時にその時制までもが緩やか、章と章に起承転結が分かれて配置されている。

デカルトの密室というタイトルの趣旨は理解しつつも思わず、
デカルトの迷宮‥ と、間違って記憶してしまいそうだ。

いやいや、お菓子で言ったら月餅?クリスマスのフルーツケーキのように、
みっちりと重力を感じる、重たい作品。

文章に重力があるとしたら、きっとそれは作家さんの思いに違いない。

真っ向勝負で、受け止められるか?
デカルトの密室 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: デカルトの密室 (新潮文庫)より
B0099FDHXE
No.38
(2pt)

描こうとするテーマに力量が追い付いていない作品

パラサイト・イブ及びブレイン・ヴァレーで壮大なSF長編をヒットさせた瀬名氏の、長編第3作です。
前2作が生物学的なロジックを組み上げた理屈っぽいSF作品だったのに対して、本作デカルトの密室はちょっと趣向を変えて、人間の意識・心をテーマにしたある種哲学的な作品となっています。
主人公の作ったロボットにかなり人間臭い?センチメンタルな言動をさせてみたりして、今までの作品に希薄だった心理的な機微や情念といったものを描くことにチャレンジしているのはわかるのですが、肝心の人間をうまく描き切れていないように感じてしまいます。
主人公や主人公の彼女(いずれも人間)については、状況に対してちょっと違和感を感じる言動が多かったり、心理的な内面の描写がぎこちなかったりと、要するにあまり感情移入できないのです。
人間とは何か?というテーマを描こうとチャレンジしているのですが、人間を人間的に描くことができていない、という気がするのです。
やはりこの辺りの筆力は、いわゆる本職の文系作家には遠く及ばないのかなあ、と感じてしまいます。
なおデカルト以降の近代西洋哲学の議論をベースに形而上学的な議論がけっこうなボリュームで展開される(しかも本筋に大きく関係してくる)ので、哲学論にあまり詳しくもなく興味もない人にとっては、読むのがちょっと大変かもしれません。
厳しいことを書いてしまいましたが、瀬名氏は個人的に大好きな作家なので、感動的なヒューマンストーリーを描くよりも、やはり理屈で押しまくる理系SFの方が向いているのではないか、と感じさせられた1冊でした。
デカルトの密室 Amazon書評・レビュー: デカルトの密室より
410477801X
No.37
(2pt)

描こうとするテーマに力量が追い付いていない作品

パラサイト・イブ及びブレイン・ヴァレーで壮大なSF長編をヒットさせた瀬名氏の、長編第3作です。
前2作が生物学的なロジックを組み上げた理屈っぽいSF作品だったのに対して、本作デカルトの密室はちょっと趣向を変えて、人間の意識・心をテーマにしたある種哲学的な作品となっています。
主人公の作ったロボットにかなり人間臭い?センチメンタルな言動をさせてみたりして、今までの作品に希薄だった心理的な機微や情念といったものを描くことにチャレンジしているのはわかるのですが、肝心の人間をうまく描き切れていないように感じてしまいます。
主人公や主人公の彼女(いずれも人間)については、状況に対してちょっと違和感を感じる言動が多かったり、心理的な内面の描写がぎこちなかったりと、要するにあまり感情移入できないのです。
人間とは何か?というテーマを描こうとチャレンジしているのですが、人間を人間的に描くことができていない、という気がするのです。
やはりこの辺りの筆力は、いわゆる本職の文系作家には遠く及ばないのかなあ、と感じてしまいます。
なおデカルト以降の近代西洋哲学の議論をベースに形而上学的な議論がけっこうなボリュームで展開される(しかも本筋に大きく関係してくる)ので、哲学論にあまり詳しくもなく興味もない人にとっては、読むのがちょっと大変かもしれません。
厳しいことを書いてしまいましたが、瀬名氏は個人的に大好きな作家なので、感動的なヒューマンストーリーを描くよりも、やはり理屈で押しまくる理系SFの方が向いているのではないか、と感じさせられた1冊でした。
デカルトの密室 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: デカルトの密室 (新潮文庫)より
B0099FDHXE
No.36
(5pt)

瀬名秀明版「哲学者の密室」。再評価がのぞまれる。

ロボットである「ケンイチ」とロボットの知能にまつわる膨大な議論を中心とした、傑作SFミステリ。ただし内容のウエイトからすればミステリ系SFといったほうがいいかもしれない。
ロボットは考えることができるのか、そもそも考えるの定義とは何か。人間は考えることができているのか、人間は考えることができる、とはどういうことか。ロボットと知能にまつわる話はSFにずっとついて回る大きな主題のひとつであって、本作「デカルトの密室」もそれをメインテーマに据えた、本格的な小説である。

チューリング・テストにおける人間と機械の逆転、フレーム問題、サールによる中国人の部屋、デカルト劇場(カルテジアン劇場のこと?)、比類なき<私>というもの、ウェイソンによる選択課題とコスミデスの実験、ネットを介して拡散してゆく人工知能が描く宇宙像的な進化図、メタ視点問題など、哲学、数学、ロボット工学、認知心理学、ミステリー論を含め多岐にわたる分野から材をとられた溢れんばかりの衒学的思考を前にして初読時にははっきり言って思考停止に陥ってしまったが、いまいちど読み返してみればそれらの知識がただ並べ立てられただけではなく小説の中できわめて有効に活用されていることもわかる。(<私>って永井均のアレか、と実は再読時に気付いた。)
こんな中ロボットが関与する殺人事件が起こるのだが、どうやらそれらの莫大なことと関連があるらしい。ミステリサイドではなぜロボットが殺人を犯すのかというホワイダニットを中心に話は進む。

ただ予想通り読み通すのには恐ろしく体力は必要となり、これも予想通りだが評価が低い。
主人公のユウスケもロボットのケンイチも、他の登場人物となる男性もみな自分を「ぼく」と言い、場面転換も結構行われる。このために立ち止まって今しゃべっているこれは誰かと考える回数も増えるわけだが、解説でも言われている通りこれはおそらく恣意的にやっている。ちなみに本作のもう一人の主役と言ってもいいだろうフランシーヌという科学者が、他作者の某作品の某人物に設定が似ているとの話だが、両作を読んでみた限り違うといってよい。いずれも天才という設定だがこちらの方が品も(天才性を示す)描写も段違いに良い。(ついでに言えば「哲学者の密室」より哲学哲学しているが、これはまあよい。)

本作は「第九の日」収録作品の続編にあたる話だが、そちらも併せて読むと尚よいと思われる。いずれもあまり評価されなかった不遇な傑作である。続編が待たれる。
デカルトの密室 Amazon書評・レビュー: デカルトの密室より
410477801X
No.35
(5pt)

瀬名秀明版「哲学者の密室」。再評価がのぞまれる。

ロボットである「ケンイチ」とロボットの知能にまつわる膨大な議論を中心とした、傑作SFミステリ。ただし内容のウエイトからすればミステリ系SFといったほうがいいかもしれない。
ロボットは考えることができるのか、そもそも考えるの定義とは何か。人間は考えることができているのか、人間は考えることができる、とはどういうことか。ロボットと知能にまつわる話はSFにずっとついて回る大きな主題のひとつであって、本作「デカルトの密室」もそれをメインテーマに据えた、本格的な小説である。

チューリング・テストにおける人間と機械の逆転、フレーム問題、サールによる中国人の部屋、デカルト劇場(カルテジアン劇場のこと?)、比類なき<私>というもの、ウェイソンによる選択課題とコスミデスの実験、ネットを介して拡散してゆく人工知能が描く宇宙像的な進化図、メタ視点問題など、哲学、数学、ロボット工学、認知心理学、ミステリー論を含め多岐にわたる分野から材をとられた溢れんばかりの衒学的思考を前にして初読時にははっきり言って思考停止に陥ってしまったが、いまいちど読み返してみればそれらの知識がただ並べ立てられただけではなく小説の中できわめて有効に活用されていることもわかる。(<私>って永井均のアレか、と実は再読時に気付いた。)
こんな中ロボットが関与する殺人事件が起こるのだが、どうやらそれらの莫大なことと関連があるらしい。ミステリサイドではなぜロボットが殺人を犯すのかというホワイダニットを中心に話は進む。

ただ予想通り読み通すのには恐ろしく体力は必要となり、これも予想通りだが評価が低い。
主人公のユウスケもロボットのケンイチも、他の登場人物となる男性もみな自分を「ぼく」と言い、場面転換も結構行われる。このために立ち止まって今しゃべっているこれは誰かと考える回数も増えるわけだが、解説でも言われている通りこれはおそらく恣意的にやっている。ちなみに本作のもう一人の主役と言ってもいいだろうフランシーヌという科学者が、他作者の某作品の某人物に設定が似ているとの話だが、両作を読んでみた限り違うといってよい。いずれも天才という設定だがこちらの方が品も(天才性を示す)描写も段違いに良い。(ついでに言えば「哲学者の密室」より哲学哲学しているが、これはまあよい。)

本作は「第九の日」収録作品の続編にあたる話だが、そちらも併せて読むと尚よいと思われる。いずれもあまり評価されなかった不遇な傑作である。続編が待たれる。
デカルトの密室 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: デカルトの密室 (新潮文庫)より
B0099FDHXE
No.34
(3pt)

難解

『パラサイト・イヴ』で有名な著者の、SFらしい人間とロボットの違いを描いた長編。この著者は堅苦しく難解な題材をエンタテイメントにしてくれる印象でしたが、今回のこれはひたすら論文調で、やや眠い。登場人物たちが難しげな会話を延々とするだけ〜の展開が続くうえにべつに序盤の会話が伏線になって後半一気にストーリーが! というわけでもなく、辿りついた結論も安易。読んで損したとは言いませんが、徒労感。
デカルトの密室 Amazon書評・レビュー: デカルトの密室より
410477801X
No.33
(3pt)

難解

『パラサイト・イヴ』で有名な著者の、SFらしい人間とロボットの違いを描いた長編。この著者は堅苦しく難解な題材をエンタテイメントにしてくれる印象でしたが、今回のこれはひたすら論文調で、やや眠い。登場人物たちが難しげな会話を延々とするだけ〜の展開が続くうえにべつに序盤の会話が伏線になって後半一気にストーリーが! というわけでもなく、辿りついた結論も安易。読んで損したとは言いませんが、徒労感。
デカルトの密室 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: デカルトの密室 (新潮文庫)より
B0099FDHXE
No.32
(1pt)

広げた風呂敷は畳め。

「デカルトの密室」という古くて新しいテーマを取上げたので期待は大だったし、瀬名氏の文章の上手さに最初はひきつけられた。
が、いかんせんあんなオチや理屈では風呂敷を畳んでいないではないか。
壁に投げつけようと思ったが、売りに出すため自粛した。
デカルトの密室 Amazon書評・レビュー: デカルトの密室より
410477801X
No.31
(1pt)

広げた風呂敷は畳め。

「デカルトの密室」という古くて新しいテーマを取上げたので期待は大だったし、瀬名氏の文章の上手さに最初はひきつけられた。
が、いかんせんあんなオチや理屈では風呂敷を畳んでいないではないか。
壁に投げつけようと思ったが、売りに出すため自粛した。
デカルトの密室 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: デカルトの密室 (新潮文庫)より
B0099FDHXE
No.30
(5pt)

デカルトの密室、読了

AIもの。この前山本弘の『アイの物語』を読んだが、ここのところ、AIについて読む機会が多い。

『アイの物語』とはAIについての考え方も異なる。こちらのAI論の方がおそらくまっとうなのだろうが、なぜかアイの物語の人間とは異なるAIの知性という考え方に惹かれる。

この小説自体も、すごくスリリングで、あっという間に読み終えた。

『デカルトの密室』は、森博嗣の『すべてがFになる』から始まる真賀田四季シリーズと士郎正宗の『攻殻機動隊』の人形使いの話を思い起こさせた。
デカルトの密室 Amazon書評・レビュー: デカルトの密室より
410477801X
No.29
(5pt)

デカルトの密室、読了

AIもの。この前山本弘の『アイの物語』を読んだが、ここのところ、AIについて読む機会が多い。

『アイの物語』とはAIについての考え方も異なる。こちらのAI論の方がおそらくまっとうなのだろうが、なぜかアイの物語の人間とは異なるAIの知性という考え方に惹かれる。

この小説自体も、すごくスリリングで、あっという間に読み終えた。

『デカルトの密室』は、森博嗣の『すべてがFになる』から始まる真賀田四季シリーズと士郎正宗の『攻殻機動隊』の人形使いの話を思い起こさせた。
デカルトの密室 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: デカルトの密室 (新潮文庫)より
B0099FDHXE
No.28
(2pt)

理解しやすくする工夫が足りない

極めて難解な小説であるが私なりに解釈すると
意識あるいは自我が密室すなわち精神から出て行くとはどういうことか?
というテーマなのだろう,と思う.
「思う」というのは残念ながら十分理解できたという実感がないからだ.

とはいえ哲学的なテーマに対して作者らしくよく調べてあるし
IT的あるいはおとぎ話的な回答が用意されていて
なかなかの意欲作ではある.

しかしながら,そのテーマは読者にはなかなか伝わらないのではないか?
内容の難しさもさることながら
不要と思えるような引用が多いし
一人称がころころ変わって誰の視点なのかわかりにくい.

たとえば,ロボットの一人称では
コンピュータプログラムを擬人化したら
こんな風にものを見えてこんな風に表現するだろう,というような
思考実験的な仕掛けがあったら
この小説はぐっと魅力的になったのではないか.
そのような小説として楽しませる工夫が足りないと感じた.
デカルトの密室 Amazon書評・レビュー: デカルトの密室より
410477801X
No.27
(2pt)

理解しやすくする工夫が足りない

極めて難解な小説であるが私なりに解釈すると
意識あるいは自我が密室すなわち精神から出て行くとはどういうことか?
というテーマなのだろう,と思う.
「思う」というのは残念ながら十分理解できたという実感がないからだ.

とはいえ哲学的なテーマに対して作者らしくよく調べてあるし
IT的あるいはおとぎ話的な回答が用意されていて
なかなかの意欲作ではある.

しかしながら,そのテーマは読者にはなかなか伝わらないのではないか?
内容の難しさもさることながら
不要と思えるような引用が多いし
一人称がころころ変わって誰の視点なのかわかりにくい.

たとえば,ロボットの一人称では
コンピュータプログラムを擬人化したら
こんな風にものを見えてこんな風に表現するだろう,というような
思考実験的な仕掛けがあったら
この小説はぐっと魅力的になったのではないか.
そのような小説として楽しませる工夫が足りないと感じた.
デカルトの密室 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: デカルトの密室 (新潮文庫)より
B0099FDHXE